トップ > 自転車の話 > ポタリングの記録 > 瀬戸芸作品求めて小豆島へ

瀬戸芸作品求めて小豆島へ

2022年 04月 23日

先週は色々とタイミング合わずにくすぶっていたが今週末は瀬戸芸巡りを本格スタート。歩きだけで作品巡れる島も多いけど、まずはTRS2AMの機動力を生かせるエリアをガツンと攻めたい。小豆島の坂まみれのエリアな三都半島を狙う。

以前は小さな島でも広範囲に作品があった。自転車巡りには素晴らしくバランス良かったが、歩きの人に臨時バスを用意したりが大変だったのか、島の反対側とか移動が難しい場所の作品が減る傾向。なんかちょっと寂しい。

小豆島は巨大なので全体を歩きでは巡れないが、作品が集中するエリア自体は同様に狭くなってる。起点へ移動さえすれば歩きで成立するようにしてるっぽい。本来は歩きで巡りにくい三都半島でも作品を近い場所に集中させてる感じ。でも、そーやると本来の半島のいい場所を見ないで終わるんだよなー。まーこっちは関係なく半島ぐるっと回るけど。

乗船したが車がらーん。瀬戸芸期間とは思えない。コロナ影響なのか根本的に人が少ない。海外から人が来ないのも大きいか。以前は外人いっぱいいたがまったく見かけないし。経済効果としては残念な感じだけど、こっちとしてはちょー快適な瀬戸芸巡りができる。こんな瀬戸芸は今回だけだろな。せっかくなので混雑のない快適作品巡りを目一杯楽しませてもらう。

まだ定番パスケース売ってないので2019年のを引っ張り出してきた。前売りで紙パスとデジパスを買って2パスポート体制。2パスポートで巡ることを運営側は想定してないようでデジパスは1回しか買えない。実際のところ紙パスにスタンプの方が楽しいんだけど(以前は紙パス2冊を駆使して巡ってた)。

でもクーポンはデジパスのみ。両方もっとけば無敵。気に入った有料作品をもう1回見れるしパスポート特典も2倍いけるので本気で巡るならお得。贅沢に天気いい日を選んで気軽に何度も島へ渡れる地元民の特権。

まずは朝うどん。池田行きと土庄行きは売店でうどん食える。腰のないソフトうどんだがこのタイミングで食べれることに意味がある。ちなみに航路によってトッピングがビミョーに違う。おしゃれ船の直島行きには無いので注意(個人的には致命的だと思うんだがなぁ、アート空間でも腹は減るだろ)。

直前でどっぷりと曇り予報に変わったがまぁまぁ晴れてるな。予報がコロコロ変わりすぎてさっぱり信用できん。

上陸!

ちょっと走って半島方向へ分岐すると交通量はガクンと減る。たまに来る車の半分以上は瀬戸芸客と思われる。都会人から見たらこの辺の時点で秘境だな。

1つめの作品あった。

外出中のようだ。

スタンプ押したら小豆島なのに「粟」マーク。そういやこれ見たことあるぞ。3年前の瀬戸芸の時に粟島でみた。

漂着物を宝物として色々思いをはせてるやつだ。

コレクションいろいろ。

さて次へ向かう。今回は身軽にTRS2AM単体。立てかけるモノがないオープン空間に駐輪するときはCOHO XCのスタンドが恋しくなるが、作品巡りでは狭い場所も出てくるのでトレーラーは足手まといになりかねん。駐輪は自立スタンドもどきでしのぐ。

3つ目のE8080の調子は上々。気のせいかアシストノイズも微妙に小さい(たぶん気のせい)。

スッと行くつもりが、ふるさと村に引っかかる。

すももソフト。ちょっとシャーベットっぽくてさっぱりしてる。

芝桜の季節だ。相変わらず目がチカチカするような発色で写真に撮るの苦手。

石のオリーブ。見た瞬間にオリーブの実と認識する造形がなかなか。

ふるさと村を離脱して半島を南下。途中の海沿いから瀬戸内海を眺める。左側に見えてるのが屋島かな。ちょっとモヤってるが良い感じ。

奥地の秘境エリア向かう。こういう景色と雰囲気がサイコー。この先は超狭い道での登坂になる。車は対向車来ると泣きが入る。人力自転車は地獄の登坂。Eバイクならお気楽ポタリングが続く。このイメージがピンとくる人は無理してでもEバイクを手に入れるべき。楽しさは想像を上回る。なんでもっと早く買わなかったのかと悔やむはず。

作品ポイントにはブルーの瀬戸芸のぼりがある。普段は何にもない秘境な地域が瀬戸芸色に染まる。この感じが結構好きだったりする。3年サイクルってのが程よい感じ。

壁に立体の作品。何を表現してるんだろうか?

ここのメインは木の上のデッキ。

上がると堤防越しに海が見える。

この地区の起点となるポイントへ移動。本来はここで検温チェックしてから動く前提。屋内作品はここで検温通過して腕輪もらってからじゃないと鑑賞できないので注意。

検温OKで腕輪もらった。でもこの腕輪が曲者でかなりモロい。作品巡りの途中で粘着部分が破れて取れた。テープ持ってなかったから再度腕輪にできずポケットに入れて要所毎に出して見せるめんどくささ。もっと頑丈なモノを使ってくれよ、、、

ガツンと坂を登って作品へ。

超でかい巨人。廃船とか流木とか石垣の石とかを組み合わせて作られてる。日本の山河を造ってきた巨人が休憩してる、って状態のようだ。

近づくとほんとにでかい。こういう大型作品はなんかテンション上がるなー。

巨人のすぐ近くにある使われなくなった船を使った作品。テーブルとかイス付き。

次の作品まで走る。ほんと自転車が都合いい。歩きだと死ぬ。歩いてる人いたけど、、、

石彫作品。

細かい細工がすごいんだなー

階段が細かい!

作品は無いが半島の先端をぐるっと巡る。この景色を見ずにどーすんじゃ!以前はこの先端にも作品があった。あれがよかったのになー。正面に見えてるのが大串半島。いつもは大串側から三都半島を眺めてる。

地蔵埼灯台。敷地内には入れないのでここからの撮影が最短距離。この見え方も結構好きだったりする。

砂浜におりた。秘境感の漂う良い場所。タープと椅子があったら1日滞在できる空間。

ガッツリとアップダウンの秘境道を遠回りして次へ。ここを歩いてる人がいた。果てしないぞ、、、お疲れさんです。

自然の音を聞く作品。

耳は山の方に向いてる。作品の中と繋がってる。

ハラ減った。坂をびゅーんと下って集落を目指す。

集落にある唯一の秘密カフェでゴチにありつく。混んでるかと思ったが空いてた。瀬戸芸期間はどの島行っても昼ごはんは行列すぎて食べ逃しかかってたけど今回は余裕ある感じ。まー直島とかは気を抜くとヤバそうだけど。

ランチ後はすぐ近くの作品。巨大ヤドカリが家を背負ってる。

このインパクトはぶっ飛ぶ。

次は海の音を聞く作品。中で波の音がよく聞こえる。

ここの浜はなぜか砂利。

バス停留所。ウロコ模様の壁が作品。

鯉のぼりチックな感じ。

屋内作品へ。

かなりインパクトがあった。大黒柱を彫刻してる人の彫刻。

土壁に浮かび上がる影はこえーぞ。

床の丸蓋は開けてみたい衝動に駆られるな。

半島を離脱して一気に土庄へ向かう。

銀色の木みたいな作品。

木に見えるがアルミ板に木の形状を転写してリベットで組み合わせたモノのようだ。中は空洞。

立ち入り禁止の作品。これ自体が作品。

迷路のまちの中に14ヶ所もあるようだ。今日は無理っす、、、5までで断念。また次回。

顔の作品。場所を見つけるのは一苦労。

迷路のまちの中にある迷路の家。なんというかモグラとかアリになった気分を味わえる。

顔の作品2

いろんなとこに顔がある。

よー遊んだ。帰りは土庄からフェリー。

土庄のフェリーも余裕あり。混雑時は自転車は最後に積み込みだけど今日は先に入れた。紅葉時期よりかなり少ないな。おかげで最後まで快適な瀬戸芸巡りだった。また行こ。

作品鑑賞で止まってる時間が長いので走行距離は38km程度。でも獲得標高は673m。短時間の移動でこれだけ動いてこのペース。ちなみに車でほぼ同じ場所を移動してた人よりも先回りする感じが多かった。作品見てる時間はこっちの方が長いのに不思議なこった。島ってそういう場所なのでEバイクでの散策を推奨。

島にあるレンタル電動ママチャリもアリかな。確保できればの話だけど。最近のは航続距離長いからか半島の先端でも見かけた。あんまりムチャはできないけど車で巡るよりは楽しいはず。
[ ポタリングの記録一覧へ ]

トップ > 自転車の話 > ポタリングの記録 > 瀬戸芸作品求めて小豆島へ
瀬戸芸作品求めて小豆島へ COPYRIGHT 1996-2024 E-NAYA
Powered by WPMS