断熱塗料で全塗装

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2006.5.1〜9

いつかは全塗装しようと思っていたのですが、他の改造が全然進んでない段階でやることになるとは思っていませんでした。

知り合いから断熱塗料をペール缶で購入して分けて使おうという話が持ち上がり、いろいろ考えた結果、一気に塗ろうという結論に到達しました。他の改造は後回しでゴールデンウィークを使って全塗装することにしました。

こんな広大な面積を塗装するのは初めてです。当然ながら今までの缶スプレーなんていう次元ではなく、コンプレッサーとスプレーガンを使っての塗装になります。

まったく知識も無ければ、かけれるコストも限られているので、近くのホームセンターで売っていた格安のコンプレッサー(1.5ps-25Lタンク 14800円)とスプレーガン(ホースや車用の空気入れなど、色々セットで4980円)のセットでチャレンジです。

断熱塗料はシスタコート(これは知り合いが決定)、プライマーにはミッチャクロン、トップコートはマルチトップクリアーSというのをネットで調べて安いとこで購入しました。
さて下準備ということで、とりあえず少し洗浄してみます。が!、洗剤で洗ったぐらいでは全く汚れが落ちません。
これではイカンということで塗装の下地を作る意味でクレンザー+鍋底磨きでこすってみました。すると、なんとグレーだと思っていた部分がだんだんホワイトに(@@)。

単色カラーだと思ってましたが、どうも本来はツートンカラーの様です。

とにもかくにも手強かったのがラインテープ。外装が凹凸のある薄いアルミ板なので、単純なシール剥がしのヘラは使えず、しかもシールは経年変化でボロボロ。その割にはしっかりとくっついてるので、シール剥がし剤も効果なし…。

どうにもならないので、地道に彫刻刀で削る除去作業です。ひたすら、ひたすら、この作業が続きました…。

ラインテープやステッカー類がだいぶ除去できた段階です。
でも、まだ糊は残っててベタベタです

糊の除去も含め、クレンザー+塗料剥がし用の金タワシみたいなやつで、黙々と洗浄します。

窓やランプ系などをマスキングして、いざ塗装。
塗装前にコーキングを全てやり直しました。
コンプレッサーの容量が小さく、スプレーガンの性能が悪いのも手伝って、ムラだらけで塗装自体も膨大な時間がかかります。

※マトモなワイドレンジのスプレーガンを買うべきでした。コンプレッサーの馬力と容量も倍以上必要そうです…。

1回目の塗装後の状態です。
スプレーガンの能力不足でムラが酷いので、結局3回塗りました。お陰でシスタコートの規定の塗膜厚は十分クリアできましたが、疲れました…。

※1回塗るのに半日以上かかりました…。

ラインをマスキング&筆で塗装。

実はこの前に大きくマスキングしてスプレーガンでラインを塗装しようとしたんですが、塗装中に突然の強風でマスキングが一気に外れ悲惨なことに…

そういう事情で、白い部分に赤みが残ってたりします(;_;)。

ライン塗装もほぼ完了。
あとはトップコート。

トップコートを1回吹いた後。
時間と労力の関係で、今回は1回のみで断念。

シスタコートがツブツブの仕上がりになるので、トップコートを何度か重ねると滑らかな感じになると思うものの、コンプレッサーとスプレーガンの能力が低すぎて、この辺で限界となりました。

※全塗装を甘く考えてました。とにかくかかる時間がシャレになりません。根性で押し切りましたが、次に何か塗るときは道具を買い直そうと思います。

塗装後の状態



白くなったことでパジェロとの色のバランスが良くなりました。

しかし、効果は見た目だけではありません。この白は断熱塗料です。塗料内に特殊なセラミックパウダーが入っていて、塗装後の断熱効果はグラウウール10cmに相当する、という謳い文句になってます。

塗装前は、5月の晴天時に窓を閉め切って日向に止めていると、昼過ぎぐらいには中はかなりの暑さになってます(とても中では過ごせない)。窓を開けて風を通せばグッと室温は下がり、中で過ごせるのですが、天井はカイロの様にホカホカでした。

それが塗装後には、ほぼ同じ条件で日向に止めておいても、午後3時の時点で中は少し暑い程度(中で過ごせます)。窓を開け風が通れば、外の日陰と同じ快適さ、おまけに天井は触っても冷たい状態です。
外回りも、塗装前はアルミ板が直射日光に焼けて、触れないぐらい熱くなっていたのに、塗装後はほんのり暖かい程度で予想以上の効果を発揮してくれてます。

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