充電式草刈機(マキタ MBC231DWBX)

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工具ではなくて園芸商品のジャンルですが、
マキタの充電式草刈機です。
2011年に購入。

2ストのやかましいオンボロ草刈機から脱却すべく電動へ移行です。

他社の製品もあるけど、マキタの素晴らしいところはバッテリー戦略がしっかりしていること。同じバッテリーが使えるシリーズとして、ハンマードリル、ヘッジトリマ、チェーンソー、ブロアーなどを展開してます。安心感があるし、シリーズとして展開してると時間が経過してもバッテリーが入手しやすいのが魅力。



モーターはブラシレス、バッテリーは36V 2.2Ahのリチウムイオンの残容量LED付き(このモデルには2個付属)。
充電は1個60分。

これ以外にも2.6Ahタイプが1個付属するセット(MBC231DRD)もあります。
残容量LEDの無いタイプのバッテリーで専用充電器で22分で充電可能(バッテリー価格はかなり割高)。

うちの様な畦とか用水路脇を時々刈る程度って用途には2.2Ahの方がコストパフォーマンス高いです(LEDあるからバッテリー管理もしやすいし)。




インパクトドライバーとかの14.4Vと比較すると、そのバケモノっぷりがよくわかります。

このデカさでも草刈機としての駆動時間は短いです。
(フルパワーの高速モードで20〜25分)



実際の草刈りのビフォーアフター

このぐらい刈るとバッテリー2〜3個分ぐらい消費。
(ざっと金属刃で刈ってから、ナイロンコードで仕上げ)

パワー的にはまったく問題なし。
25ccのガソリン機と同等というだけあってとってもパワフル(使ってた21ccガソリン機よりパワーある)。
電動タイプが使い物にならない時代は終わりました。


別売のナイロンコードを購入しました。

金属刃よりも使用負荷は高いけどパワー的には問題なくキッチリ使えます(バッテリー消費は早い。高速モードだと20分ちょっと)。



アスファルトとコンクリの隙間から生えてる草、金属刃では接触しない様に神経使うし、ギリギリまでは刈り込めません。でもナイロンコードならビシビシ叩き付ける様に刈れます。これには感動。

ナイロンコードでの駆動時間は短めなので、長時間連続で作業するには予備バッテリーが複数必要だけど、体持たないので2個消費したら充電休憩でよさそうに思います(60分で1個充電できるし)。

うちの使用範囲ではナイロンワイヤーでほぼ済んじゃいそうな感じ。
(もうちょっとキレのいいという話の四角のコードに変更予定)

エンジン式と違って、音が静かで振動もなし。
購入価格は高めなものの、エンジン式の消耗品とかエンジンメンテや修理費用を考えると、数年使えば総額では同じかな?※想定が甘かった…。 連続作業を考えると購入総額は4スト機の3倍以上、その後のランニングコストも4スト機に勝てません。詳細は下の追記と追記2を参照してください。

割高だけどメリットの方が大きいので、私はもうエンジン式に戻ることはないです。



【追記】2011.7.27 バッテリー2個では足りない

バッテリー2個あれば充分、って思ってたものの…。
ナイロンコードで使うと、草の深い所では負荷かかりっぱなしになって、バッテリー1本でギリギリ20分持たない場合もある感じ。あともう少し、ってところで2個使い切って充電待ちになってしまう場面もあって、いまいち効率悪い。

ガソリン機が燃料満タンで1時間ぐらい作業できることを考えると、バッテリー3個体制は最低限必要って思えてきました。

滅多に無いけど、一気に大量の草刈りを片付けたい状況になってもガソリン機を引っぱりだしたくないので、バッテリー4個+充電器2個体制にするべく検討中です。
(2個持って出かけ、使い切ったら一旦家に戻って使用済みを充電器へ、充電済の2個を持ち出す、の繰り返しで使える)。

初期費用の高い草刈機になってしまうけど、静かさ&手軽さ重要視するとガソリン機では代わりになりません。必要経費だと思うことにします。





【追記】2011.7.29 ランニングコスト

マキタの製品説明のページには


と、説明されている。
ほんとに?

2ストのガソリンタイプだと、タンクが0.6Lで1時間ぐらい使える。
混合オイルは25:1の割合でまぜるので、
混合オイル1Lを1,250円、ガソリン1Lを125円で計算すると、
1時間作業の燃料コストは103円。
100時間作業なら10,300円ぐらい。
ナイロンコードで全開運転するともう少し燃費悪いはずなので、実際はもう少し燃料代かかるはず。

これに対してMBC231DWBXはバッテリー1個で全負荷で20分の作業。
バッテリー容量は80Wh、=0.08kWh。1時間分の作業は×3倍で0.24kWh。
1kWhの電気代が30円とすると、0.24×30=7.2円。
100時間作業なら720円。
充電時に電気的なロスが10%ぐらいはあるはずなので実際には800円ぐらいの電気代になるはず。

と計算するとマキタの説明通り11,300円ぐらいはお得なのかと思ってしまいがちですが…。
が!しかし、この計算には大きな抜けがあります。

『バッテリー寿命は?』
『バッテリーの交換コストは?』

バッテリーの充放電回数には限界があります。
少ないモノは300回ぐらい、多くても1000回ぐらいが限界のはず。

で、BL3622Aは何回充放電可能なのか説明書を確認したのですが記載されてません。
(Webサイトの説明にも記載なし)

Web経由でマキタに問い合わせてみました。
戻ってきた回答は『700回程度を想定』。
つまり、条件のよい使い方でも700回でゴミになる前提です(使用状況によってはそれ以下)。
バッテリーの買い替えコストもランニングコストに含めないとつじつま合わないのでは?という指摘も入れておいたのですが、これには回答なし(無回答って…、触れられたくなかったのかもしれんが…)。

というわけで700回で寿命として計算すると、
BL3622Aの価格は25,000円。
100時間で300回の充放電となるので、25,000円×(300/700)=10,714円
これが100時間作業分のバッテリー本体のランニングコストです。
(正しく使用しても233時間の作業でバッテリーは寿命で交換となります)

つまり、100時間作業分の正しいランニングコストは、
10,714+800=11,514円
※700回は理想値なので、条件悪くて500回程度でバッテリー寿命になるとさらに5,000円ぐらい増加します。

充電700回で新しいバッテリー購入が必要である以上、
燃料に関する部分でランニングコストに優位性はありません。
2スト機と同等で、4スト機と比べると確実に割高です(4スト機は同条件で6,000円ぐらいのコスト)。

マキタサイトの充電式の方がランニングコスト安いって表現は明らかに間違ってます。
(バッテリーが無限に充電できる前提での計算です)

エンジンのメンテコストとブラシレスモーターのメンテコストではモーターの方が有利だと思うので、修理メンテも含めた長期のランニングコストはもう少し縮む可能性はあるものの、4スト機のランニングコストに勝てることはないでしょう。

購入時点でガソリン機なみの連続使用時間を前提とすると、本体(バッテリー2個と充電器1個のセット)に加えて、バッテリー2個と充電機1個を追加購入する必要があります。総額は実売で14万円ぐらいです。これに対してメーカーものの4スト機で4〜5万円程度。

初期投資として10万円ぐらいの価格差、さらに100時間使用で5,000円程度高いランニングコスト。

これをヨシとするかどうかは、電気式の静かさと手軽さにどれたけの価値をみいだせるかにかかってます。

うちの場合は、住宅に近い場所でも気兼ねなく使えるとか、使用頻度低くてエンジンの調子悪くなって四苦八苦する時間ロスが無くなるとかのメリットの方が大きいと感じるので、ランニングコストで割高でもエンジン機に戻ることはないですけど。


不可解なことにバッテリーの交換コストはランニングコストに含めない表現が当たり前になってるみたい。

リョービのBK-2300でも、ランニングコストはエンジン式の1/10と宣伝してるし、電気自動車とかでも『充電コスト』とガソリン燃費の比較ばかり。

なんだかなぁ。

確実に交換コスト(しかも高い!)が発生するのに、それを考慮しないランニングコスト表現ってどうよ…。


【追記】2013.9.9 バッテリー、充電器追加

運用3年目になりました。

結局、バッテリー2個、充電器を1つ買い足しました。
合計でバッテリー4個、充電器2台体制です。
マトモに使うにはこれぐらいが必須です。
連続した作業時間としてバッテリー4つでギリギリって感じ。
(ほぼナイロンコードで刈ってます)

夏場の草刈りは早朝か夕方の作業が中心です(昼間は暑くてできない)。
となると連続した作業時間は2時間程度。
バッテリー4個あれば作業時間の区切りとして丁度いい感じ。

バッテリー1個分の使い方は、満充電のをセットしたらまずは低回転モード。
低回転モードでも普通の草は十分刈れます。
砂とかまき散らしにくいので低回転の方が扱い易いです。
(茎の太い草とか手強いとこだけ高回転モードに切替)
低回転モードでバッテリーを半分以上使うとだんだんトルクが落ちてきます。
パワーダウンを感じた辺りから高回転モードに切替。
このぐらいになると高回転モードも使い易くなってきます。
あとは大きくパワーダウンするまで使い切ってバッテリー交換。
(自動停止するまでは使いません。刈りにくくなった時点で交換)

長めに連続作業する場合でも、充電器が2個あれば2個使い切った時点で家に戻って充電器にセットしとくと、残り2個を使ってる間に2個が充電完了します。その2個を持ち出して使った2個を充電器にセットすることを繰り返せば、少し休憩入れながら連続草刈りも可能です(あまりやりたくないけど)。

バッテリー4個使う様になってから発覚した問題点!
『暑いと草刈り機のモーターがオーバーヒートする』
モーター冷えた状態からバッテリー2個までは連続作業で問題無いです。
連続作業でバッテリー3〜4個目を使ってると加熱しすぎでセンサーが動いて停止します。

こうなると冷やさないと使い物になりません。
少し待てばランプ消えて動く様になるものの1、2分でまた停止の繰り返し。
今年の夏は異常に暑くてバッテリー2個目からこの状態になって使いのものにならず…。
対策としてモーター部分に冷却ファンを付けました。
完全解決とはいかないものの、まぁまぁマシになりました。
モーターの金属部分に放熱フィンとか付けて熱を逃がし易くする様にすればもっとマシかも。
(来シーズンにはもっと試すつもり)

トータルでエンジン草刈り機の数倍のコストがかかってますが、音の静かさ(作業時間帯の自由度が高い)、振動の少なさ、排ガスゼロ、メンテナンス性のよさを考えると個人的には高くても正解でした。


【追記】2016.6.7 バッテリー追加&屋外充電の体制を構築

運用5年目になりました。
2015年にバッテリーを1個追加。
合計でバッテリー5個、充電器2台体制です。

作業時間短縮のために高速回転で使うことが多くなりました。

バッテリーの持ちは悪くなるのですが、今年からは草刈り現場に12Vバッテリー+インバーターを持ち込み、使ったバッテリーを現地で即座に充電する体制にしました。今まではバッテリーの関係で数日に分けて少しづつ作業してましたが、半日で一気に全部刈れる様になりました。

ただし、連続作業をすると草刈り機側がオーバーヒート気味になるので夏の炎天下では冷却時間との兼ね合いが必要です。私の場合は田んぼから田んぼへの移動時間が冷却時間になるのでギリギリセーフな感じ。むろん、草刈機のモーターにヒートシンク付けたり、状況によってはファン付けたり冷却自体の工夫もしてます。



最初に5つ満充電からスタートして、使ったのを充電器2個で充電、という体制では休憩や移動時間を入れても使う方が早いので、充電済みバッテリーがジワジワと減っていきます。半日の作業で最終的に充電済みバッテリーはゼロ。少しだけ充電されたバッテリーが2個残る状態です。

使用に対して充電速度を追いつかせるには充電器が3個必要です。ただし、そうやると次は充電元の12Vバッテリー側の増設も必要です(充電に200〜300Wの電力を消費し続ける計算なので結構な容量が必要)。

うちの場合は半日作業ぐらいで一通り終わるので現状でOKって感じ。


【追記】2018.6.21 運用7年目

運用7年目になりました。
特に追加はなく2016年の体制を維持した状態です。
(バッテリー5個、充電器2台、12Vバッテリーとインバーターで現地充電)

2011年当初から使っているのも含めてバッテリーに問題なし。
充放電回数としては100回程度なので、リチウムイオンバッテリー本来の充放電寿命としては楽勝ですが(700回想定)、年数が経過することでの製品的な経年劣化による故障が何年ぐらいで出てくるのか気になるところです。

現地充電での運用を少し変更。
当初はバッテリーを使いきってから充電してましたが、6割ぐらい使った段階で交換&充電した方が効率いいことに気づきました。

バッテリーが減ってくるとパワーがやや落ちます。草刈り効率自体が悪くなるので、パワーダウンを少しでも感じたら交換(これが6割ぐらい使った状態。LED表示で1〜2メモリ残)。

そうすると交換サイクルが早く、現地充電してる充電器の場所へ行く回数が増えます。そして充電時間は短い。結果的に充電終わったバッテリーをそのまま放置しているロス時間が減ります(差し替える機会が増えるので)。交換時間のロスは増えるものの常にフルパワーで刈るので作業効率は良く、充電ロスが減って長時間の作業でも残バッテリーが確保しやすくなりました。

本来は充電器3個体制がベストなんですが、うちの作業量ではこれでOK。

※現地充電の体制にしてからは常に高回転モードを使ってます。バッテリーが確保できるなら少しでも作業効率が高い方が有利。草刈りなんかさっさと終わらしたいですから。


【追記】2018.7.16 ポータブル電源を導入

2016年から使っていた屋外充電用のバッテリー(ボイジャー)が寿命で潰れました。

もう鉛バッテリーは時代遅れと感じたので(寿命が短い、自己放電が多い、重い)、リチウムイオンバッテリーのポータブル電源(suaoki G500)へ移行しました。



ボイジャーの時はバッテリー本体が25kg、インバーターが1.35kgで重量的に負担でした。G500の導入で外部インバーターは不要になりG500の6.8kgだけに。実に20kgの軽量化。

容量的にもAC100Vでの実力値容量はボイジャーと同等以上。
残量管理もしやすいし、自己放電も極端に少ないので使う前日に補充電する煩わしさもなくなりました。

※うちのは36Vバッテリーの草刈りです。この充電器は2つ同時に使っても実力値としてG500のAC100V出力の容量で問題ありません。しかし、最近のマキタ18V用の充電器だと1台でも過負荷で止まる場合がある様です(急速充電のために一時的に300Wを超える時間が長い?)。

こうなると敷居が高いです。インバーター容量が大きいポータブル電源は今のところ存在しないので、デルコ+インバーター(700Wクラスぐらい必要でしょう)の構成しか選択肢ないと思います。





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