2023 サイクルモードライド大阪

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2023.03.04


寒さが緩んでくるとサイクルモードの季節。1年経つのが早い。当然ながら今年も万博公園へ遠征する。地方に住んでると新しいEバイクの実車を見たり試乗したりする機会はほぼ無いので、2kmのコースで試乗しまくれるサイクルモード大阪の機会は絶対に外せない。会場を見てると業界の方向性とかもなんとなく見えるし。


今回は超早起きして移動。高速通行止めの影響による周辺混雑を警戒してたけど特に何事もなくすんなりと到着。万博公園の開門前にゲートで待機してオープンと同時に突入。


オープン直後なので公園内はガラーン。人のいない空間が心地よい。


サイクルモードの季節は梅の花が綺麗。


どーん!と太陽の塔。さすが高さ70m、近づくとでかい。開園と同時に突入したのはこいつの中にアタックする為。内部が公開されて少ししてコロナ騒ぎになった。ずるずるとタイミングを逃してたけどそろそろいーだろ。早めに予約入れておいた。朝イチで入ればサイクルモードと両立可。

真ん中の顔のとこが「現在の太陽」で上の金色の顔が「未来の太陽」。製作から53年経過してだいぶ未来になったから今の太陽は上の顔相当なんだろうか?


10時〜の予約組が並んで待機。オープンと同時にQRコードで受付処理。


中は1Fだけ写真撮影可でそれ以後は撮影禁止。なのだが、新しい有料サービス(500円)が始まっていて専用のケースにスマホを入れて紐をたすき掛けした状態ならどこでも撮影可になってた。3日前から始まった新サービスらしい。ラッキー!当然申し込む。

中は吹き抜けになってるので上からモノが落ちると大事故になる。そういう意味での撮影禁止のようで施設側が用意する落下しない対策のケースでのみ撮影許可するようにしたっぽい。スマホ限定だけど絵が残せるのはありがたい。


構想段階のスケッチ。こんな感じで発想していくのかー。1967年は俺はまだ生まれてもないな。


地底の太陽。本物は行方不明で資料から作り直した複製。




1Fから見上げる生命の樹。吹き抜けなので上までどーんと続いてる。


足元には原生生物っぽいのが表現されてる。


順路の階段はわりと広い。吹き抜けの周りをグルグルとまわりながら登っていく。ここから先は専用スマホケースからの撮影のみ可。


これは何だろ。原生生物に近いような気がするけど。


この辺はアンモナイトより少し進んだ時代か。


恐竜時代から下を見下ろす。こうやって撮りたくなるから落ちないスマホケースがいるわけだな。


さらに上には人類っぽいのがいる。


順路の階段はここで終了。生命の樹は天井へと続いてる。


この階段は残念ながら入れない。見るだけ。てっぺん近くまで登ったのかと思ったらこの空間は腕の中だった。半分ぐらいの位置。うーむ、スケールでかい。ここからは下り通路へ。


外に出て太陽の塔の裏側。これが「過去の太陽」。いやー想像してたよりスゴかった。これは見る価値ある。こんなモノをゼロから発想する芸術家はすごい。


太陽の塔の裏側でアウトドア系の何かやってる。作った激坂を車で登ったり下ったり。SUV系の催しか?


早くも腹減ったのでキッチンカーでハンバーガー買って食いながら眺める。結構なボリュームで腹パンパン。


さて本命のサイクルモード。受付してリストバンドつけてもらう。とくに混雑もなくスカスカ。コロナ前は受付で大行列で混雑してたことを思うと人出はまだまだ回復してない感じ。こっちとしては空いてる方が都合いいけどイベント開催する方ははビミョーだろな。


会場に入る。天気良くて暖かい。コンディション上々。


結構混んでる。受付が空いてたのはもう会場内に入った人が多かったからかも。この感じだと午後はもっと混むな。


まずはBESVへ。今年も前回と同じ作戦で会場入り直後と終了間際にBESVブースに寄ることにする。


相変わらず試乗車多数。votaniも新型が2つ追加されてるし、それぞれ複数台とか用意してたらすごい台数。試乗予約はQRコード読み取ってやるタイプ。予約段階ではスタッフ捕まえる必要なし。確保できたらスタッフにスマホ見せればいい。とっても効率的。

 VOTANI Q5 試乗



VOTANI Q5を試乗。Q3の26インチ版。バッテリーが360Whの大きなモノが採用されてる(H3やQ3は252Wh)。変速は内装5速。見た目はビミョー。Q3やH3の小径を見慣れてると間伸びしたように見える。走行フィーリングはタイヤ径が大きいだけあって安定性が良い。ちょっと良いママチャリって感じ。

アシストプログラムはQ5専用にギリギリを狙って追い込んだ版。出力上げすぎてバッテリー容量増えてるけど走行距離の伸びはイマイチっぽい。乗った感じは低速時のわかりやすいアシスト感が弱め。あまりグン!とこない。Q3と同じモーターだから車輪径が大きくなった分、トルクが弱って結果的にマイルドな挙動になってる気がする。

実用車としてふつーに使うならバランスは良い。特筆すべきは充電器!4Aタイプになってる。充電は高速。残念なことに充電端子の形状が違うようでQ3やH3のバッテリーには使えない。PS系も含めて4Aタイプの充電器も欲しいんだがなぁ。

あとリアにリング錠がついてる。これが標準装備されてるかどうかは実用車としてはとても重要。アフターパーツでつけるとカギ増えてめんどくさい。

 VOTANI F3 試乗





VOTANI F3を試乗。H3の折りたたみ板。相変わらずBESVの折り畳みモデルは妙にハンドル位置が高い。まー台湾本社側の判断なのだが、、、BESV JAPAN側は高いと自覚してるので5cm短いショートステムを出すようだ。PSF1と同じ流れ。

アシスト関連はH3と共通。アシスト感も同じ。Q5を乗った後だとこっちの方が体感的にパワフル。低速から踏んだ時のモーターの立ち上がりトルクが小径だとわかりやすい。速いわけじゃなく低速時にグーっと引っ張ってくれる体感が強いだけ。でもその体感が楽しい。

H3との最大の違いは畳めること。収納面や車で運ぶ時に圧倒的に楽。VOTANIはフロントハブモーターなのでPS系のようにフロントタイヤを外せない。丸ごと車に乗せるしかないのでH3を運ぶのは荷室条件の敷居が高い。F3だと一気に解決する。

車体はまだ最終調整前の試作品(日本あるのは2台だけ)。H3でも弱点なスタンド取り付け部分は製品版は改良が入るらしい。あと折り畳みレバーの関係やハンドル軸根本から時々ギシギシ音とか細かいとこが色々調整される。


折り畳みの関係でセンターバスケットはH3より短くなってる。バッテリー入るのか?って気になったので試してもらった。余裕で入るのでスペアバッテリー運ぶのは簡単。スペア持ってまで、、、と言われるけど「あとちょっと」のことができる選択肢の幅は大事。気にしてる人はいる(はず)。

 BESV JF1 試乗




今のJF1はブレーキが油圧ディスクになってる(以前のはワイヤーディスク)。最新のJF1を乗っておく。アシスト感は以前と同じで良い感じ。当然ながらブレーキタッチは良い。ワイヤーディスクでも実用的には問題ないけどフィーリング的な部分では油圧に勝てんな。

個人的に高評価してるJF1だけどVOTANIに乗った後だと乗り心地が悪い。前傾もキツくて辛い。クロスとしては普通だけどもう少し緩いフィーリングがいいかなぁ。タイヤはJG1みたいなやつにしてフォークをカーボン化、ポジションをもうちょっとアップライトに、、、とか。まー好みの問題だけど。


BESVを離れてE-BIKEエリアをうろうろ。

 corratec E-POWER X VERT CX 試乗


おっ、corratecのE-MTBがある。これは是非とも乗りたい。試乗申し込みは時間割みたいなボードに書き込んで調整するようだ。どのぐらい混んでるのかなー、と見たら他の車種は予約待ちがいっぱい入ってるのにE-MTBだけスカスカ。待ち時間なしで試乗できたが、喜んでいいのかビミョー、、、MTBはそんなに人気ないのか?




ダウンチューブが想像よりも太い。重めのハードテールだけど走行フィーリングは良い。こいつはユニットがBOSCHのPerformance Line CX。このユニットは初めて乗った。アシストフィーリングはパワフル&自然で好印象。音はチュィーンって感じ。小さい音だけどそれなりには聞こえる。

そしてアシストは24km/hギリギリまで動いてる。規制ギリギリまで追い込んでる感じ。メーター表示遅延の関係なのか24.2km/hとか表示されててもアシストのチュィーン音がしてるタイミングもあった。そんなギリギリの速度域ではアシスト比率が落ちすぎて音はしてもアシスト感はほとんどないけど。


次はヤマハのブース。


PW-X2とPW-X3が比較展示されてる。PW-X3を是非とも体験したい。

 YAMAHA MT-PRO 試乗



Lサイズしか空いてなかったのでしばらく待ち。行列はなくてSサイズ待ちの先頭。やっぱE-MTBの人気はイマイチなのか?ほどなくしてSサイズが戻ってきたので試乗。

アシストフィーリングは非常に良い。E8080よりも確実にレベルが高い。日本規制に合わせてる限り速さという意味ではどのユニットでもほぼ同じ。違いは制御の繊細さや滑らかさや動作音などのちょっとした部分になるが、Eバイクに慣れると気になる部分でもある。PW-X3はホント完成度が高い。ユニットを他メーカーに流してくれ〜。

アシスト出力は23.xkm/hぐらいまで追い込んでいる。ボッシュほど無茶はしてないが常識的な範囲で上限ギリギリ狙って調整されてる。20km/h以上は極薄いアシストだけど、日本の減衰式アシストの良さを出すにはその辺の微妙な上限の追い込みは大事。

PW-X3はアシストモードにオートマチックがある。ブースでスタッフに聞いた説明ではスタンダードモードとして変化するって言ってたが、サイトの説明を見る限りではECO〜HIGHを状況に応じて自動切り替えするようだ。乗った感じもそんな印象だった。どの速度域でも踏んだ時に過剰感がなく控えめに感じるけど踏むとHIGHモードのパワーが出る。たぶんダート路面に適してる制御だと思う。

残念なのは表示ユニット。アシストレベルとバッテリー残量の表示だけ。しかもLEDなので晴天下では見ずらい。機能少ないのに妙にデカいし。クソ高いE-MTBなのに速度や距離表示がないってどーなの?以前のMT-PROはあったのにわざわざ無くす判断って意味がわからん。表示ユニットはシマノのサイドタイプの方が格段に優秀。この辺のセンスが(ドリンクボトルを考慮してないとかバッテリーねじ止めとか含めて)個人的に合わない。ユニットは素晴らしいんだけどなぁ。


オフロードコースも試した。やっぱタイトターンのハンドリングはいいねぇー。スッと自然に曲がれる。個人的には絶賛してたのだが知り合いの話では好印象を持つのはオートバイ系からきた人間で、生粋の自転車人にはハンドリングが変で乗りにくいらしい。ベースが違うと評価が変わるようだ。


つぎはVICCIのV-01。ネットで見かけて乗ってみたかった。AKIBOが扱ってる。


サイクルモードで効率的にたくさん試乗するにはコツがある。1台づつお目当ての自転車をマップ見てブースを探すとこからやってたら効率悪い。試乗車借りてコースまで押し歩き往復するロス時間を有効に使う。

押し歩きで移動するときに最短ルートではなく通ってない違う区画へ回る。移動時に周辺ブースを見て気になる試乗車の場所と混雑状態を頭に叩き込む。試乗車借りるごとにそれを繰り返すと次に乗るブース(すぐ乗れそうなブース)へまっすぐ行ける。時間ロスは最小。

トイレは試乗コースの入り口のとこにあるので、トイレタイミングの時にコースに近いブースの試乗車を借りるようにペース配分すると返却後にトイレ移動する時間ロスも最小にできる。そんな感じでやると半日で10台ぐらい乗って、さらにブースで話込むぐらいの時間余裕で楽しめる。

 VICCI V-01 試乗




ちっちゃくてスペース効率良くてデザインもカッコいい。折り畳んでる状態もとてもコンパクトでカッコいい。のだが、乗った印象はうーん、、、。ショートホイールベースで16インチだから独特のクイック感がある。そこはコンパクトさとのトレードオフなので仕方ない。しっくりこないのは構成の考え方。

まずギヤが重い。こんなでかいチェーンリングいるか?変速無しの小さな自転車でこんな重いギヤ比にする意味がわからん。そしてアシストもトルク感が希薄で重いギヤをカバーできてない。重いペダルをゆっくり回しながらもさ〜っと動くって感じ。さっぱりと爽快感がない。

なんかもったいない。ギヤ比を20km/h以下でキビキビと動ける軽さに変更してモータートルクをBESVレベルに出せば化けると思うのに。デザイン性とコンパクトさは惹かれるものがある。輪行メインで駅からユルユルとウロつくとかのハードルはかなり低そう。

バッテリーはシートポストに入っていて187Wh。自転車のキャラクター的には十分な容量。価格は税込で16.3万で買いやすい価格帯。


TREK来てるけどE-MTBは見当たらんなぁ。試乗も人力ロードがメインっぽい。まだ売るものない状態が続いてるのかE-MTBに力入れてない感。



次はこれ。いろいろ言われるクラファン系のいかにも、ってやつがあった。


小径の4インチファットタイヤにバカでかい折り畳みフレームにフルサス構造。350Wモーター、720Whのバッテリー、重量はバッテリー込みで約30kg。生粋の自転車人は見向きもしないシロモノだと思うが、個人的にはどんなモノなのか興味津々。

クラファンで売るスタイルではあるがこのブランドは真面目に型式認定を取ってる。さてどんな体感なのか。

 EMOTORAD XPLORER 試乗




乗車ポジションとかペダルの位置関係とかいろいろと違和感あり。乗り心地はボヨンボヨン感。サスペンション構造はオモチャだけどタイヤのエアボリュームで乗り心地が確保されてる。表示パネルはスマホぐらいのデカさ。フェンダーやキャリアはオプションかな?サイトを見ると前カゴのオプションもあるらしい。

アシスト感はもっさり。日本規制に合わせると弱いって言ってたが発進時のもっさり感は別の話だと思う。10km/h以下のトルクとレスポンスが足りてない。350Wのモーターの正体は高速方向でパワーが出せるタイプと思われる。減衰制御の24km/h上限で使ったら弱々しくなるわな。

こんなスタイルが好みでユルユルと走るアシスト自転車としてはアリかもしれん。パワフル感やキビキビ感はないがゆったりと走る分には意外と自転車っぽい体感で動ける。車体の重さとタイヤの抵抗をアシストで打ち消した感じ。大きなエアボリュームのボヨボヨ感は独特。

あとバカでかいからこそ折り畳めるのは有効。重いけどマンションのエレベーターに入るって言ってた。車に積む敷居もかなり下がる。ただし30kgあるから動かす時に腕力が必要。



小径ファットで思い出した。FANTICのISSIMOに乗っておこう。何年か前に試乗したときはEU版しかなかったけど今は日本仕様になってるはず。

 FANTIC ISSIMO 試乗



日本仕様だと思って乗ったがEU版だった、、、コースの登りを軽いペダリングでギュイーンと26km/hオーバーで爆走してしまう。以前に乗った時も思ったがこのパワーと速度感はやっぱり原付相当。日本の現状と乗り手の意識ではこれを自転車として乗らせたら単純に危ない。

車体的なクオリティはとても良い。XPLORER乗った直後なだけにクオリティーの差を感じる。まーこっちは折り畳めないし価格も違うので直接勝負にはなならないけど、小径ファットの体感としてはISSIMOの方が上質。


改めて日本仕様のを試乗しようと思ったら用意してないって。えっ!EU版だけ?プログラム書き換れば変更できる、ってことで用意してくれたが、日本仕様を試乗させる気がないスタンスってなぁ。EU版を売って公道走らせる気満々じゃん、、、

でまぁ、日本仕様に書き換えたのを乗ったが何かプログラムミスってるようで20km/hぐらいまでは日本版っぽいアシスト感だったけど、20km/hを超えたら豹変して27km/hまでギューンと坂を登るお化けアシストだった。オイオイ、、、

結局、純粋な日本仕様は体感できなかった。型式認定取って売ってるはずなのになんだかなー。スタッフの話も取り締まり対象にならないからEU版で公道走っても大丈夫、とかそんな方向。こっそりグレーゾーンの話をする程度ならまだわかるけど、ハナから規制を守らせる気がないスタンスはメーカーとしてどうかと思う。


次はEVOL(エヴォル)ってブランド。

20インチ折り畳みのミニベロEバイク。

 EVOL MINI F207 試乗




うむ、こいつは色々と良い。乗り心地はよくあるタイヤ細めのミニベロの固めの体感。ややゴツゴツ感があるがミニベロとしては標準的か。バッテリーはシートポストに内蔵。バッテリー容量は234Whとまずまず。リアハブモーターの構成で取り回しの体感は非常に軽い。BESV PS系と同じく重量物がサドルから後ろなので後輪を持ち上げなければ軽い。

アシスト感はわりとパワフルで自然。ペダル踏んでアシスト入るまでのレスポンスが早い。走行中に足を止めたり動かしたりって時に違和感少ない。その辺の体感は非常に好印象。構成的にはコントロールユニットが外に剥き出しだったり、ケーブル外装でごちゃごちゃ感があったりするが、17万円台の買いやすい価格を考えるとよくがんばってる方だと思う。

あと便利で感動したのがハンドルポストがクイックレバーで高さを自由に変えられる。これBESVの折り畳みにも採用して欲しい。突き詰めるとガタや強度の問題があるのかもしれんけど、ボジション合わんと辛いのでこういう仕組みは個人的に好き。



次はTHIRDBIKES。

 THIRDBIKES FESMOTOR 試乗




乗り心地は硬い。まークロスバイクだからこんなモノか。バッテリーはインチューブ式で脱着可能。容量は374Wh。バーファンのBBタイプのユニットを使ってる。アシスト音は静かな方かな。ギクシャク感もとくには感じない。ブレーキはワイヤーディスク。税込で20万で買えるクロスEバイクとしてはよくまとまってる。

クロスでBBユニットはどーしてもBB部分が膨らんで目立つ。そこは欠点として受け入れるしかない。代わりにハブモーターに比べて登坂能力は格段に上がる。ギヤ変更なしでタイヤを直接回すハブモーターに対してBBユニットはスプロケ経由でアシスト。軽いギヤ比を用意すれば激坂でもトルク負けすることなく登れる。あとペダル踏んでアシスト入るまでのレスポンス遅れもほぼない。その辺はBB式の利点。

Eバイクとは関係ないけどシフターが初めてみるタイプで衝撃を受けた。こんなのあるんだ。どう操作するのかしばし悩んだ。


次はビアンキ。

確か内蔵ライトがカッコいいEバイクを出してたはず。

 Bianchi E-OMNIA T-TYPE 試乗





見た目は近未来感のある実用車っぽい自転車。乗った感じはとても良かった。ポジションと走行感は実用車寄りで快適。だけど実用車を超えた走行性能があるような感じ。快適でそこそこ速い。ユニットはボッシュのPERFORMANCE LINE CX。バッテリー容量は625Wh。フレーム埋め込みのライトは見た目はカッコいい。明るさやカットラインは不明。

変速ギヤは内装5速。そしてチェーンではなくベルト駆動。ディスプレイがステムに埋め込まれるような造形になってたり、リアフレームにテールランプが埋め込まれていたりと色々と凝ってる。

最大のネックが価格。税込93.5万円。内容から考えると適正だけど実用車として買うには高い。お金に余裕があって優雅な自転車通勤をしたいならアリ。


今年もメリダがいないなぁ、と思ってたがスゴい場所にいた。

オフロードコースの中にブーステントがあった。いやそれ気づかんぞ。隠れキャラか。

 MERIDA eONE-SIXTY 9000 試乗



eONE-SIXTY 9000を試乗させてもらう。カーボンフレームに前後FOXと良いホイール。ヨダレの出る構成だけど税込121万円かー、高くなったなぁ。乗った感じはとてもナチュラル。ユニットは乗り慣れたE8080なので違和感なし。タイトターンは普通に曲がりにくさを感じる。TRS2AMと同様な方向性。やっぱりMT-PROだけなんか系統が違うのか。

標準パーツが良いものばかりなので買った段階で完結。パーツのグレードアップは不要でセッティングだけに専念できる。そういう意味では適正価格だけど、いじるのも趣味のうちって人には出来すぎてて物足りないかもしれない。

試乗の感想は私の主観です。乗ってこんな風に感じる人もいる、って程度に思ってください。気になるEバイクは自分で見て試乗してください。人の体感はほんとバラバラ。意見が真逆になることもよくあります。乗って感じる体感を重視して選べば失敗しません。自分が楽しむんだから他人の意見やスペックよりも体感が大事です。


試乗しまくって疲れた。昼前にハンバーガーは食ったもののサイクルキッチンでランチ食べることもなく夕方になってしまった。意外と試乗に時間使っちまったな。最後のシメにBESVブースへ移動してひたすら話し込む。

去年言ってたグリップヒーターの話は台湾本社が本腰入れてくれないらしい。ここのところEUでの販売量がメチャメチャ増えたようで相対的に販売量が少ないBESV JAPANの発言力が低下してるとのこと。JAPAN側も売れてるはずだけどEUの伸びの方が凄いってことか。まー商売だから売ってからじゃないと意見も通らんわな。

しかし、EUの人らはグリップヒーター欲しくないのか?オートバイはどーなってる?って思ったらEUでもオートバイにはグリップヒーター必須らしい。なんじゃそりゃ、それなら自転車にもいるだろ。冬に手が凍えるのは同じだし。

いきなりグリップヒーターは難しいようなので、まずはそれら電装品のベースとなる電源出力を装備するとこから、って話をあーだこーだと。少なくとも全車種共通でコントローラーかバッテリー側辺りに内部端子として12V-5Aぐらいのアクセサリー出力端子を用意すべき。本体の電源ON-OFFに出力が連動し、端子短絡が発生しても内部ブレーカーで事故にならない安全な電源出力。

その端子にコネクター挿してプラス、マイナスの平端子が出るケーブルはオプションで用意、とか。そこまでの土台があれば追加の配線や電装品自体はユーザーが自分で工夫できる。そこがスタートだと思う。車のシガーソケットみたいな位置付け。Eバイクの持ってる大きなバッテリーを走るためだけにしか利用しないのはもったいない。

さらに言えばバッテリー本体にもUSB端子を装備して欲しい。できればUSB-CのPDタイプで。そうすれば災害時にEバイクのバッテリーを持って避難すれば超巨大モバイルバッテリーとして使える。スマホの電源確保に悩まなくて済む。キャンプサイクリングとかでもテントの中で電源として使える。

電気系にうるさいので言い出すといくらでも出てくるが、、、


風強くなって寒くなってきた。すでに会場時間をオーバーしてるので撤収。今回のサイクルモードもめっちゃ楽しかった。すでにEバイクを乗りまくってる身で6回も通ってるのにいまだに新しい発見がある。Eバイクの世界はおもしれーわ。


帰る途中の明石大橋。見るの年1回のサイクルモードの時だけになったままだな。さすがにそろそろ出張仕事でこの景色を見たいな。淡路島ロングライド150の復活も期待したい。

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