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2013.10.20
『サイクリングしまなみ2013』に出場しました。 エントリーできたのは偶然でした。 たまたま、しまなみの自転車関連を検索してた時に上のサイトにたどり着きました。 それも運よく申し込み受付を開始してすぐぐらいのタイミング。 数ヶ月先のイベントだから慌てて申し込む必要無かったけど、何の気なくその場で申し込みして自転車仲間にも知らせる。で、数日後に再度サイトみると受付終了! 3千人枠が数日で満杯とは…(開始から5日で終わったらしい。7月半ばの出来事)。 今回のは2014に行うサイクリングイベントのプレ大会という位置付け。 (行政主催で、しまのわ博というイベントの一部らしい) 高速道路の一部を封鎖して自転車走らせるという滅多にない設定です。 (利用中の高速止めてサイクリングイベントというのは初めてらしい) レースではなくスピードを競わないサイクリングイベントですが、なぜかレースみたいなレギュレーションで自転車の規定とか厳しくてチグハグな感じ。 前日受付なので、トレーラー引いて土曜日から今治へ。 (同行者は運よくエントリー間に合った自転車仲間1人のみ) 会場駐車場にはトレ付きは無理っぽいので、まずは宿泊地にトレ切り離し。 腹減ったので会場に行く前に腹ごしらえ。 地元の食堂でソバとカツ丼を食べる。旨い! 雨の降る中、受付するために会場へ。 まさか駐車場や会場が舗装されてない場所とは…。 一面、泥と水たまり。歩くのが困難なレベル(気を抜くと靴に泥水入る)。 メイン会場も舗装されてるとこは皆無(舗装は手前の道路まで)。 ざんざん降りの中、とりあえず受付はしたものの明日はこの会場どうなるのか…。 ブースも色々と準備しているみたいだったけど、何しろ雨と泥水で見る気にならない(近づけん!)。 雨がやみそうにないので早々に会場から退散。 明日は早めに雨がやんでくれるといいけど…。 (この時点での予報では朝10時ぐらいに曇りへ移行する感じだった)。 トレに戻って参加賞やパンフ見つつ、ゼッケンとかの準備。 ゼッケンはヘルメット前面と背中のみで自転車への装着がないのは楽。 背中のゼッケンは裏に計測チップが付いててゼッケンの両端が弁当引換券になってる。 参加賞はタオルなど。 今治タオルタグのついた高級品(?)だった。 観光関係のパンフがどっさり入ってた。 夜には15年ぶりに合う今治の友人に今治焼き鳥を案内してもらう。 串にささってない皮を堪能(パリパリ風のとこだった)。 今治焼き鳥ランキング表に載ってた『レンコン』の謎も判明。 雨が降ってることを忘れる楽しい夜だった。 翌朝4:30起床。 全力で雨が降ってる。しっかり本降り。 モソモソと準備して朝飯食って会場へ向かう。 真っ暗闇の雨の中『こんな雨で走る人いるのか…?』と思いつつ会場に近づくと、 大渋滞(まだ5時半ぐらい)。 頭おかしい人らがいっぱい。ほんとに走るのか? ノロノロと駐車場に入ると、 もはやクロカンコースの様な惨状。 ローダウン車はライン選ばないとスタックするぞ。 つーか、どこに自転車降ろすんだ? 駐車場内の誘導スタッフはおらず、どう止めさせたいのかも不明(枠線も基準ラインもまったく無し)。 泥海の中で車が迷走した挙げ句に適当に止まって行くがいいのか? こっちは自転車降ろすこと考えて端の方に駐車。 予定では7時からウェーブスタートへの整列。 雨が弱まるのを車の中でギリギリまで待つ。 が、むなしくも雨はザンザン降りのまま。 覚悟を決めて自転車降ろす。 仮設の排水路の横に車止めたので、ドロドロ避けて砂利の上に自転車降ろす。 が、ここからの移動は自転車持ち上げて運ぶしかない。 下はネリネリで靴はドロドロ。 仮設トイレは雨よけもない泥海の中で行列してるし、周辺に自転車たてかける場所すらなし。 雨天決行イベントなのに雨の時の配慮が無さすぎ! (そもそも雨天決行なのに未舗装の駐車場や会場を使うか?雨天中止想定で計画したとしか思えん) 自転車の雨対策。 iPhoneやデジカメはビニール袋で防水。 雨は入らないものの、ざんざん降りすぎて有効活用はできず…。 カメラは結露がひどかった。 フロントとリアには泥よけ装備。 実際には周りの自転車がかき上げる水しぶきをかぶる方が多いので、自分への効果は極小。 ウェーブスタートに並ぶ。 会場横の道路が封鎖されてて、その道路上2車線使ってゼッケングループ順に並びます。 500台づつのグループで1〜6ウェーブまで。 大三島の110kmコースは1〜3ウェーブで、私は第2ウェーブの後方。 ちょっと小雨になってきた。 このまま弱まってくれー。 オープニングセレモニーが始まり、遠くで何か言ってる。 上空にはヘリが何機も旋回し、言ってることが聞き取りにくい。 県知事や谷垣法務大臣が喋ってる様だ。 そうこうしてると雨が土砂降りに…。 小雨になったのをいいことにレインウェア着ずに並んでた参加者がポロポロと離脱。 土砂降りの中でじっと待ってるのはさすがに寒い。 一応レインウェア着てるけど、足下はすでにぐっちゃり。 スタート時刻になっても、まだ高速道路上の最終確認してるとかで待たされる(オイオイ)。 ようやく第1ウェーブがスタート。 500台が同時スタートなので、第1ウェーブのいた位置に第2ウェーブの団体がずるずると前に進む。 遠くにスタートゲートが見えてきた。 5分後に第2ウェーブスタート。 スタートゲート横には谷垣法務大臣がいた(走ったらしい)。 ルール的には2列で走行ってことになってたが、指示する伴走スタッフもおらず上の写真の状態のまま6列ぐらいに並んだまま封鎖された道路を走る(伴走スタッフ自体は時々見かけたけど参加者を制御する行動もしてなかったし、何の為に走ってたのか不明)。 そもそも車線幅いっぱいに並んだ状態で、せーので同時スタートさせて2列で走れって物理的に不可能。 同時スタートで2列で走らすなら最初から2列で並んでないと無理でしょ。 道幅いっぱいにダンゴ状態で雨も土砂振り。 ペースは異様に遅くて15km/hぐらいで延々と走る。 今治ICに近づくと、ポールで道幅が制限されてて超ダンゴ状態になってノロノロ走行に変化。 ICの通過ゲートを1つしか開放しておらず、急に道幅を狭めてるもんだから後方は大渋滞。 この辺で道にいるスタッフが『もうすぐペース上げれますから』と言っているが、この後もダメダメ。 高速道路に入っても走れる車線は1つのみ。 技量関係なくゼッケン順で500台を5分間隔で出してるから前が詰まって走行速度は遅いままで、しかも道幅いっぱいに広がってダンゴ状態(そういう状態でスタートしてる上に、途中のスタッフも一切指示しないから改善されない)。 高速上は雨に加えて風も酷くて、よくこれで中止しなかったなー。というレベル。 こっちはディスクブレーキだからいいけど、ロードの人はブレーキろくに効かないだろうに。 (実際、前方の急減速で止まれずにブレーキ握りながら車線横へ飛び出してすり抜けてる人いっぱい見た) 高速道路上は今治ICから島で降りるまでずっと路肩に一定間隔でスタッフが立っていた。 ボランティアスタッフだと思うけど雨の中立ってるだけって気の毒。 あれだけスタッフ配置するなら走行指示とか意味ある役割をもたせればいいのに。 立ってるだけのスタッフってあんなに数いらんでしょ。 走行指示は何もないから高速道路上は最後まで延々と車線幅いっぱいのダンゴ状態。 普通に走ってると前には行けず、スローペースのまま我慢の走行。 強引な人は車線端ギリギリをすり抜ける様に抜いてくけど、見てる方がヒヤヒヤする。 ただでさえ雨降ってて危ないのでほぼ抜かずにスロー走行。 が、これが大失敗だった…。 平均速度が遅かったことで前半のAS関門時間の余裕がなくなりハマることに…。 1つ目のASに到着。 同時に小雨になって一息つけた。 菓子パン、バナナ、レモンジュレ、飴などもらう。 おにぎり無いのが不満。暖かいモノも皆無。 ASも雨が降ることを想定してなかったっぽい。 エイドから出発しようとしたらリアタイヤが柔らかい。 スローパンクしてる…。 また雨脚が強くなってくる中、手早くチューブ交換。 が、ここからがパンク地獄のはじまりだった…。 遅れを取り戻すべく黙々と走る。 もはや写真撮る余裕なし。 数キロ走ったぐらいで走行感が変。 止まって確認するとリヤが柔らかい。またパンク…。 新品チューブに変えたのになんで? 考えてる暇ないので雨に打たれながらパッチ修理。 (修理しにくい…) 再出発。 が、また数キロぐらいでスローパンク。 パッチ修理をしくじった可能性もあるので、最初にパンクしたチューブをパッチ修理してチューブ交換。 なんとか2つめのエイドにたどり着くが、直後にまたリアタイヤがぶにょぶにょ。 この時点でエイドの時間制限にひっかかってタイムアウトと言われる。 (あとで時間延ばしたらしい…。後で気がついた時にはエイド付近にいたタイムアウトの人らの大半はいなくなってた) タイムアウトだけどエイドにメカ対応があるので、タイヤ側になにか異物持ってるか見てもらう。 ここで長い時間使った。タイムアウトだと思ってたからメカ対応待ってたけど、時間延長になってたらしいから自分で応急パッチ修理して走りだしてたら完走できてた可能性あった(ゴールの時間制限と距離から逆算すると楽勝で完走できそうだった。どうも前半のAS時間制限がバランス変な気がする)。 その辺の延長説明や指示が無かったのも不運だった…。 (状況を理解してるスタッフも少ない様だった) 結局、長い時間かけて調べてくれて原因不明のままパッチ修理。 この対応の終わり頃に計測チップを回収される。 無念のリタイヤ。 自転車は自衛隊車両、人間は観光バスで回収。 回収バスに乗った段階で、タイムアウトでひっかかってた参加者の大半が再出発してたことに気づく。 しかし、時すでに遅し。 走ってる参加者を見つつ会場に戻る。 会場戻って自衛隊車両から自転車受け取る。 (荷台内にサイコン落とされて一騒動。かけてた毛布にひっかけて落ちたらしい) もう雨止んでるかと思ったら、会場付近の方が雨強い。 駐車場に戻っても雨酷くて自転車収納できず。 自転車放ったらかしたまま暖房かけて着替えて暖まる。 少し雨脚が弱まったとこで強引に自転車積載。 腹減ったので傘さして会場に行って食べ物もらって駐車場にもどる。 焼豚卵飯。 配ってたお茶とみかんも頂く。 デザートはリタイヤしたASでもらったみかんゼリーと大三島の饅頭。 あとは車の中で暖まりつつ、同行してた自転車仲間がゴールするのを待つ。 (iPhoneで位置情報共有してたからゴール時期が判断できて便利) 自転車仲間がゴールするタイミングに合わせて再び会場へ。 駐車場から会場へも行きにくい(というか普通には行けない)。 参加者がゴールする道を歩かないと直接会場に行けない配置。 自転車ゴールしてくるから歩いちゃいかんと言われると会場に入れない。 開催中は会場と駐車場を行き来しない想定っぽい。 (参加者を会場に滞留させる想定だったのかも) この天候下では無理だろ。 会場では誰か囲み取材されてた。 バイクラックは近いとこに移動されてたけど足下はグチャグチャ。 急遽板を敷いてるものの、板に乗ると周りに泥水が飛び出す始末。 こんな場所を雨天決行イベントで使うのが間違い。 降らない前提で会場決めるなら雨天中止イベントとして企画すべきでしょ。 自転車仲間のゴールを写真に撮って、早々に会場から撤退。 温泉入ってトレ連結して帰路につきました。 今回は無念のリタイヤ。 来年リベンジです。 とにかく雨天走行の経験が無かったのが最大の敗因。 連続パンクさえなかったら十分に完走できた状態だっただけに残念。 パンクは当初はタイヤに異物をつかんだまま連続パンクしたと思ってたけど、家に戻ってチューブの修理位置を確認すると原因は別々っぽい。雨で異物がタイヤに引っ付き易いことが原因で薄いタイヤを微妙に貫いた可能性が高いです。 (そういう意味では第2ASを通過しててもパンク地獄は続くだろうから完走は難しかったかも) 濡れてる路面を長距離走る場合は、タイヤはセンターが厚くてパンクしにくい物を使わないとダメっぽい(ロードでも頻繁にパンクした人がいた様です)。MTB用タイヤだから大丈夫だろう、って判断は甘かった。 あとはチューブを複数持つ事。 雨の中でパッチ修理はやってられない。運悪く連続パンクしてもチューブ交換なら手早い。 まー、適切なタイヤ使えば連続パンクなんてしないんだろうけど。 というか、これほどの雨の中を走る機会はもう無いかも?です。 普段は雨で走る事ないので、エントリーしたイベントが雨が降り、かつ、開催された場合のみ。 そんな機会は滅多にないハズ。 そういう意味ではいい経験になりました。 |
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