トップ > 自転車の話 > BESV TRS2 AM > フォークオーバーホールなどいろいろ |
2024.10.15
10月中ばにTRS2AMを誉自転車に預けて重たい作業をまとめてやってもらう。 フォーク(BomberZ1)のオーバーホール(バラバラにする本気のやつ)、リアハブの交換(BESV純正の鉄製に)&スポークニップル交換、BYKE YOKEのドロッパーの取り付け。ドロッパーの取り付けは仕組みを知っておくために作業するタイミングで呼んでもらって手伝って学ぶ。 フォークのオーバーホールはかなり大変だったようだ。完全にバラバラにして消耗パーツやオイル類は全て交換。お陰で外装の傷以外は新品に戻った。フォークの入りがウルトラスームズ。これぞFOXって感じの動きが復活。 リアハブはBESV純正の鉄ハブに交換。ハブとしては大幅グレードダウンだけど良いハブでもスプラインがアルミではE-MTBには向かない。スプラインがアシストパワーに耐えられずカジれてボロボロになっていく。安物の鉄スプラインの方が安心して使える。ラチェットが荒いのに戻ったのは残念だけど許容範囲。 組み直しになるのでついでに懸念材料だったアルミのスポークニップルも真鍮製に変更。フロントは何度も破断して真鍮製に交換済みだけど不思議とリアのニップルは破断してなかった。でも時間の問題と思われるのでアルミはヤメ。実績あるアルミニップルだったけどなんか相性悪いんだよな。E-MTB+リム幅広い頑丈なカーボンリムの合わせ技でニップルに負荷がかかりすぎるのかも。 今まで使ってたマグラの無線式ドロッパーが突然壊れた。ポスト側の無線受信してバルブを動かすユニットが動かなくなってどーにもならず。しかもバルブ開いたままで沈むので座れない。自宅で動作確認中に壊れたのが不幸中の幸いで、すぐ元のポストに交換した。無線式は好みだったけど動作ラグが0.4秒あって操作感は最悪の部類だったので、お金出して直す気もせず終了。 今回選んだのはワイヤー式のBIKE YOKEのREVIVE 3.0。使う機会は少ないのでドロッパーに熱い思いはない。求めるのは信頼性とトラブル対処機能。普段のロングポタで使いもしないドロッパーがトラブル起こすとか最悪である。そういう観点からだとBIKE YOKEに行き着く。こいつはエア混入のトラブルを本体操作で簡単にリセットできる。個人的にはこういうのが響く。 取り付け。ワイヤー式なのでつけるとポストは簡単には外せなくなる。当然ながら操作ワイヤーも引き回す必要あり。その辺がワイヤー式の欠点で、それがイヤだったので無線にこだわってたのだが、、、マグラの操作感と電動ユニットの故障を考えるとシンプルなワイヤー式の方が安全って感じ。ポストが抜けないなら抜かなくてもいい(故障しない)ドロッパーを選べばいい。 一苦労すると思ってたドライブユニット部分のワイヤー通過はたいしたことなかった。それよりもフレーム内の固定とワイヤーのたるみの調整がシビア。TRS2AMはワイヤー類を通せる場所が決まっていて固定するプラスチックのクリップがある。そこにワイヤーを入れると固定されるのだが、本来は固定されるとよろしくない。 普通はフレームの中を通すワイヤーはフリーになってて適度に弛んでる。その遊びがあるからシートポスト位置を変更したり、ハンドル切ったりしたときの逃げができる。TRS2AMの場合はフレーム部分のクリップで固定されてしまうので、その固定した位置から前後の部分に強制的に緩みを作っておく必要がある。とくにシートポスト側は結構シビア。ピッタリにしてるとポスト上げるとワイヤーが引かれてしまう。無理やり弛みを作って固定する必要がある。 操作レバーはI-SPEC対応のモノを選択。シマノのブレーキレバーのクランプに直接付けれるので余計なクランプが増えない。ただし、グリップとブレーキクランプの間に付けてたアシストスイッチに干渉するので仕方なくアシストスイッチを内側に変更。 最終的にこんな位置関係になった。ドロッパーのレバー位置は操作しやすくて完璧。その代わりアシストスイッチがめっちゃ操作しにくい位置になってしまった。普段はHIGH一択だからどーでもいいのだが、MSBRでこまめに変更するのはチトしんどいな。 ドロッパーの動きは「シュコン!」と勢いがよい。高さの微調整とかもやりやすくて動作には文句なし。さっそく僅かにエアを噛んでたので(数ミリ遊びがあった)エア抜きのリセット操作をしてみた。キッチリと遊びのない状態に復活。これならエア混入で困ることはないな。10秒で対処できる。 元々はフォークのオーバーホールの話だったのが、同じタイミングでアルミフリーハブのスプラインボロボロ&ベアリング終了が発覚、さらには無線ドロッパー故障といろいろ重なって散財してしまった。ま、5年18000kmも走ればいろいろ壊れて当然ではある。これでまた安心して走れることを思えば必要経費。 |
トップ > 自転車の話 > BESV TRS2 AM > フォークオーバーホールなどいろいろ |
フォークオーバーホールなどいろいろ
COPYRIGHT 1996-2024 E-NAYA Powered by WPMS |