ライドオンすさみ 2024

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2024.10.20


ライドオンすさみ 2024」に初参加。このロングライドイベントは以前から知り合いが出てるのと、ACT WITHの店長がメカニックスタッフとしてカブで走り回ってるので話はよく耳に入ってた。山岳路が中心のグルメロングライド。エイド数も多いし食べ物もおいしそうで気にはなっていたが、なにせ高松からすさみ町は遠い、、、


車移動では大阪経由になる。距離ある上に車の多い大阪を通過ってのが大きなネック。走れんことはないが行き帰りで疲れ果ててしまう。大阪を避けるにはフェリーしかないが今度はフェリー料金がネック。かなり割高。

悩ましかったがフェリー料金は早割で現実的な料金になることを知った。車移動と変わらんコストにはなる。うーん、今年は淡路ロングライド無かったし、ライドオンすさみをチャレンジしとくかー、ってことで130kmロングのエントリーを決断。


フェリー早割はリーズナブルで良いのだが朝の便は5:30しか対象にならない。なのでイベント前日の行きは3時起き。8時前には和歌山港にいるという驚異的なタイムスケージュール。1日が長いが眠い、、、まー明日に備えて夜に早寝しやすいからヨシとする。

時間たっぷりあるので前日受付の前に寄り道する。なんとなく気になった白崎海洋公園へ。岬全体が石灰岩でできてる幻想的な空間で日本のエーゲ海と言われてるようだ。


曇り空が残念だけど白い岩だらけの岬は異空間。元々はセメントの石灰採掘場だったようだ。キャンプ場もあるので不思議空間でキャンプするのも面白そう。晴れていれば海の向こうに徳島と淡路島が見えるはず。


天気怪しいので、道の駅すさみへ一気に移動。昼ごはんとおみやげ入手。


しらす丼。これはレベル高かった。これでもかとしらすが分厚く積まれてる。普通にすくったのではしらすしか取れない。ごはんはどこだ?って状態。大満足。


昼を食べてる目の前がこの景色。午後から雨の予報だったけど食ってる間に強烈な雨が通り過ぎてまた太陽が出てきた。うまく降ってない時に動けているようだ。


道の駅からさらに先へ足を伸ばして本州最南端へ。下に降りる細道見つけたので海岸まで降りてみる。雰囲気的に誰も通らなさそうなルート。途中落石で潰れてたけど隙間から行けた。


岩場の迫力がすごい。


海まで出た。ここが本当の本州最南端。


上に戻って観光用の石碑ポイント。こっちは観光客が断続的にやってくる。


いい時間なのですさみ町へ舞い戻る。すさみ町総合センターで受付、なのだが、、、Googleマップですさみ町総合センターを設定して案内させるとエグい細道に連れ込まれる。おまけにどこが建物の入り口なのかもよくわからん。隣の社会福祉協議会に行って彷徨う。書類に略図地図ぐらい入れといてくれよ、、、そもそも進入路は東側の太い道から入れと指定すべき。それ以外の道は狭くてヤバイ。初参加ではハマる。


すさみ町総合センターの入り口は東面だった。受付をする。


背中ゼッケンとヘルメットに貼る小さなゼッケン。自転車にはゼッケンなしのパターン。いつも思うんだけど正面から見た時にイベント参加者かどうか判断しにくいっていいの?って思う。交通量多いとこでの誘導とか遠くから見分けれないと支障あると思うんだけど。


タイレルが来てた。昔はIVEが欲しかったけど、もはや人力のみ自転車にはまったく興味がなくなってしまった。今後の購入対象はEバイクであることが大前提。個人的には「人力のみでも走れるEバイク」が理想系かな。そういう車体性能の自転車をEバイクとして乗るのが一番楽しい。


夜は知り合いと合流して車中泊。クラフトビール飲みつつぐだぐだ。明日が早いので早めに寝る。


翌朝4時半起きで準備して会場へ。会場は海水浴場なのだが駐車場は別の場所。これがまた、、、知り合いの車について行ったからわかるものの、書類には駐車場が別の場所だという記載も地図もないので単独初参加だとハマること間違いなし。緩くてフレンドリーなイベントなのはいいけど色々抜けてる、、、


サクッと準備。今日はTRS2AM+COHO XC。細かいこといわないイベントなのでサイクルトレーラー付きでもOK。というか公道走行OKのサイクルトレーラーを一般車混在の公道イベントで禁止する方が変でしょ。COHO XC付きで走れるイベントもっと増えてほしい。

今日はスペアバッテリー、イスやテーブル、工具類とかでわりと荷物入ってる。途中でみかん売ってたら買って帰るつもり。気軽に荷物を放り込める快適さと軽快な走りの両立は1輪トレーラーの大きなメリット。


駐車場から海側を眺める。臨時駐車場はこんな高台にある。これイベント後に上がってくるの人力組は一苦労だな。ゆえに皆んな下に停めたがるようで上の駐車場はガラガラ。Eバイクだと問題ないので空いたとこ停めれてストレスフリー。


駐車場を降りて会場の海水浴場まで移動。


やっぱロードが多いな。ロングとミドルがあるので緩く走る系の人や自転車はミドルに流れてしまってるようだ。Eバイクなら緩くロング走れるからロングがおすすめ。エイドも多いし。


ステージ前に集合して町長のお話など。


ロングスタート。グループ毎に先導がついてまとまってスタート。基本グループ単位で目安時間やエイドからのスタート管理がされるようだけど、実際のところスタート後はバラバラに行動するからテキトーな感じ。


海沿いを南下。海沿いっていうと淡路の平坦路をイメージしてしまうが、ここの海沿いはアップダウンが断続的にやってくる。登りがあることで人力ロードとの速度差が縮むのでハイペースながらもどーにかついていける。てかペース遅いと聞いてたけど速いぞ、ロード的に遅めペースってことか。COHO XC付きでは限界ギリギリ。


トンネルあるのでライト必須。走り出したばかりで足が元気なのでハイペースで淡々と駆け抜ける。登り以外はひたすらアシスト外。よいMSBR向けトレーニングになりそうだ、、、


あっという間に道の駅すさみ。ここが第1エイド。


ノリのいいドラえもんが2体。左側が本物で右側が2号だって。本物の方は四次元ポケットから出したらしいVEKTRONで走ってた。


並んで食べ物をもらう。調理が追いつかず列が止まったまま、、、待ったままGグループの予定時間を過ぎる。早くもグループ行動崩壊。


あると便利って聞いたのでマイおぼんを持ってきた。飲み物とバナナとイノブタうどん。気を抜いて食べすぎると後半食べれなくなるのでバナナはお持ち帰り。


エイド後は海から離れて山だらけの内陸へ向かって突入。すでにアップダウンがダイナミックだけど道が狭くなってからが本番らしい。


狭い道になった。傾斜がグンと上がる。


このぐらいしっかりした登りだと速度が落ちるのでEバイクのメリット大。アシストで支えられて荷物入りCOHO XC付きでも人力ロードを次々と抜いていける。とは言っても速度は15km/hぐらい。絶対的に速いのではなく極端に遅くならないだけ。傾斜が緩むとすぐ追い上げられる。


山に太陽当たって良い景色。しかし聞いてたとおりしっかり山岳路。Eバイクにはちょうどいいけど。


だいたい登ったとこで軽トラ荷台のミニエイド。


飲み物とお菓子を頂く。当然ながらお菓子はお持ち帰り。持って帰れない食べ物のために胃袋を空けておく。


ビュンビュン下る。


青空と山が絵になる。


3つ目のエイド着。


金芽米のカレーと羊羹とジンジャーエールを頂く。やっぱ、おぼんが便利。片手で運べるから写真撮りやすい。


のどかな道を淡々と進む。


トンネル。ほぼ真っ暗なのでライト必須。


木陰から日向へ。太陽光がキラキラ。ちょうど良い気温で走りやすい。


橋もいろいろ。白い鉄骨橋。


これは上の鉄骨からワイヤーで吊ってるような橋。


川で釣りしてる人らがチラチラと見える。


木漏れ日キラキラ。


そして4つめのエイド着。


目の前にはドーンと一枚岩。この辺のかなり広い一帯が1つの溶岩の塊で、その一部が飛び出た部分のようだ。これを眺めながら食べ物を頂くとする。


鮎の塩焼き、あら汁、めはり寿司、さんま寿司、梅のゼリー、飲み物。ここはおぼんが無いと物理的に辛いと思われる。マイ椅子に座って一枚岩を鑑賞しながらのんびりと食事タイム。優雅だ。


だいぶゆっくり休憩したので一枚岩を後にして先に進む。確か同じ道に戻ってくるルートだったので再度一枚岩は眺めれるはず。


のどかな山間の景色を眺めつつも、わりと限界いっぱいの巡航。トレーニングとしては程よいけど最後までもつのか?そんな走り方のお陰でCOHO XC付きなのにバッテリーの持ちがとても良い。HIGHモードでも追い込んだ状態で走り続けるとハイブリッド状態は人間側に寄って節電効果大。


川が不思議な色。何かが溶け込んでるような緑色になってる。


虫喰岩。川底がマグマが固まった1枚の岩で長年かけて侵食されたことで虫が食ったような穴だらけになってるようだ。この状態になるのにいったい何年かかったんだろうか。


川のとこも元は岩だったのか?水で削られて川ができたっぽい感じ。


5つめのエイド着。


包み焼きピザと飲み物を頂く。ピザめっちゃウマイ!


先へ進む。ルート後半の山の中はだらだら登りが多くてペース上がらない。それにしてもダイナミックな景色が多くて絵になる。


いい河原がある。あの辺でタープ広げてのんびりしたいぞ。


6つめのエイド着。バッテリーはまだ2メモリ残ってるけど念の為ここでスペアに交換しておく。


カレー、ぜんざい、柚子寒天を頂く。ここの道の駅でみかん売ってたので購入。COHO XCに放り込む。


ここからは折り返しで来た道を戻っていく。


同じ道でも反対から見ると違う景色が見える。


メカニックサポートしてるACT WITHの店長と遭遇。ミドルの担当なのでロング側に絡むタイミングが難しいようだ。


一枚岩方向に戻っていく。まぼろしの滝ってのも気になるな。33km向こうでは寄り道不可能。


一枚岩再び。いやー豪快な絵だ。眺めつつのんびり通過。


こういう狭い道も良いな。


7つめのエイド着。パウンドケーキとゆずジュースを頂く(写真撮り忘れた、、、)。ゆずジュースおいしいのでおかわり。


出発。少し登ったら爆下りで一気に海沿いまで駆け降りる。この下りが傾斜キツイ上にクネクネでアスファルトボコボコ。フルサスE-MTB+COHO XCの出番である。これほど快適な道はない。遠慮なくハイペースで下る。


ACT店長のアテンドでルート途中にあるソフトクリーム屋に寄り道。幼稚園か保育所だった建物でやってるお店。なんか不思議空間。


エイドで色々食べておなか減ってないけどソフトクリームは別腹。うまい!


のんびりしすぎて時間が押してる。先を急ぐがもう足が終わっててペースが上がらない。


海岸線も容赦なくアップダウンが繰り返される。アシストで登れるけどやっぱペースは上がらない。そしてこの後に悲劇が、、、エイドの入り口を通り過ぎてしまったらしい。しばらく走ったとこで仲間から電話が入ってエイドを行きすぎたことを知る、、、うーん、戻るしかないか。

途中のカーブでスタッフ立ってたとこはあったが、脇道からの車を止めてたので合流の制御してるのだと思った。坂を登って近づいて通り過ぎる間こっちを見てたけど何も指示されず、エイドの表示も無かったので疑いもせずカーブ曲がって坂を下った。イベント参加者じゃないと判断された?

頑張って戻ったが。そのポイントにはすでに誰もいない。入り口で2分岐してて先は見えない。当然エイドも見えない。張り紙とかも何もなし。これじゃーぜったいわからん。2分岐をどっちかもわからんが適当に右へ行ったら運良くアタリだった。

見てわからんエイドの入り口には最低でも張り紙してくれよ、、、表示なしで誘導してくれなかったら初参加では絶対わからん。


8つめのエイド。もはや片付け体制になってる。


飲み物、イノブタ焼肉、よもぎもち、クロッフルを頂く。最後だからよもぎもちどっさりくれた。コーヒーもあったようだが気が付かなかった。残念。


残りを走る。距離は短いけど容赦なくアップダウンが入る。途中で1台パスしたけどほぼ最後尾だな。


なんとか会場の海水浴場に到着してゴール。


無事に完走できたがボロボロに疲れた。行きすぎて戻るってのは精神的なダメージがでかい。


イノブタ汁を頂く。はっさく大福もあったようだが時間遅すぎて無くなったようだ。残念。


最後の抽選会も何も当たらず、、、今日は色々と運が悪い。まーでもなんだかんだで楽しかった。やっぱ130kmぐらいが丁度いい。ミドルでは物足りないだろな。エイド8つ(+勝手エイドのソフトクリーム)は素晴らしかった。食い物のメニューと量もバランス良かった。

そうそう、走行ルートのあちこちで声援くれるお年寄りがいたのがよかった。淡路も最初の頃は声援くれる人いたけど今では自転車は邪魔モノ扱い。ライドオンすさみは何年もやってるのにフレンドリーな雰囲気が続いてるのが素晴らしい。

結局、走行132km、獲得標高1667m(Strava計測)でバッテリー消費はほぼ1本分だった。HIGHモード一択&荷物入りCOHO XC付きとしては驚異的なバッテリーの持ちだったけどその理由は平均速度。

周りに引っ張られて22.2km/hだった(Strava計測、走行時のみの平均)。TRS2AM単体で淡路ロングライド走ったときより速い、、、そりゃー疲れるはずだ。

撤収して風呂。さっぱりしてから淡々と走って和歌山港からフェリーで四国へ。疲れたけどMSBR向けの良いトレーニングになった。食い物うまかったしアップダウンの多いコースもなかなか楽しかった。来年も出るかはうーん、、、やっぱ遠いので来年また考える。



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