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2025.01.18
![]() キャンプサイクリングをやり始めてから毎回悩みのタネだったスペアバッテリーの運搬対策に本気で取り組む。以前ならワンオフ手作りなのだが、もうそれは過去のこと。当然ながら3Dプリンターの大前提。大きなモノの造形にチャレンジしてみる。モデリングは慣れたのでこの程度のモノを描くのはそんなに困らない。ただ、後でさかのぼって設計変更すると途中のつじつま合わなくてハマることは多いが、、、 全長40cm近くになるので一度には造形できない。本体は2分割、それとフタに分けて3パーツで設計。本体は真ん中の接続部で接着する想定。 ![]() ABS樹脂での大物出力は甘くなかった。膨大な試行錯誤と多数の失敗を乗り越えて理屈を理解。数々の対策をほどこして出力成功(手前3つ。後ろのは失敗作)。ちなみのこのサイズだと3パーツを出力するのに20時間以上かかる。色々と大変だけど、それでも自分で設計したピッタリのモノを作れる価値はとてつもなく大きい。 ![]() 本体は真ん中で接着。フタはピッタリサイズで被せるだけのシンプルな構成。 ![]() 中はこうなってる。TRS2の504Whバッテリーが2本キッチリ入る。攻めた設計なので余分な隙間はほぼなし。揺れてもカタカタしない。 ![]() このバッテリーボックスはCOHO XCの床下に付く。これまではスペアバッテリーはカーゴスペースのバッグの中に入れていた。走るだけならそれでもよかったが、キャンプサイクリングで泊まり装備を入れるとスペース的に限界。スペア2本欲しいのに1本入れるのすら厳しい状態だった。 それを解決する方法が床下空間の活用。パイプフレームの上に床板が載ってる構成なので元々デッドスペースがある。その空間を活用して少し下方向に突き出すことでバッテリーボックスが収まる。これでカーゴスペースを確保できるだけでなくく、重いバッテリーを低い位置に配置することでハンドリングへの悪影響も減るはず。 ![]() フタは被せるだけの構造だけどバッテリーボックスをフレーム内側に固定した状態だとフレームがフタを押さえてくれてロック状態になる。 ![]() 下に数センチ出るけど元々地上高が高いので相当荒れてるとこに突っ込まない限りはヒットしないと思われる。 ![]() バッテリ交換は簡単。片方のベルトを緩めるとバッテリーボックスの端が下がるのでフタ開けて差し替えるだけ。今まではバッグの底に入れてたから荷物かき回しての交換作業で大変だった。今後はバッグを開けることなくサッとバッテリー交換可能。 これでキャンプサイクリングはだいぶ楽になるはず。まずはスペア2本積んでダート含めた実走で色々チェックだな。 |
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スペアバッテリーのケース作成
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