とっても苛酷だけど、とっても楽しいSSER本戦 |
![]() いざ梼原へ![]() ![]() 翌日、会場に10時ぐらいに到着し、さっそくキャンプエリアを確認するとなんと一番のり。入り口に近くて少し日陰ができているところに場所を確保して、受け付けへ。受け付けでもらった記念品袋を覗くと、なんと茄子が入ってるじゃないですか。「帰るまではもたんよなぁ」と思いつつ、日陰にしまってからゴソゴソと車検の準備に入ります。 ![]() ![]() ![]() 夕方から前夜祭会場になる梼原役場駐車場へバスで移動し、バーベキューの用意が出来るあいだ前夜祭会場に並ぶ屋台をうろつていたら、生ビールの旗が目につき、暑くて喉が乾いていたので、さっそく飲みながら展示されていた過去の本戦の記事などを読んだのでした。うろついているうちにグループNに出てたKDXの人を見つけて一緒に話しながら、でかいバーベキューと寿司を腹一杯食べ、満足。 ![]() ![]() 午後8時にバスで会場へもどり混むことを予想して到着と同時に全力疾走で風呂へ。暗闇の中どの建物に風呂があるのか探し、なんとか他の人より先にたどり着いたのですが、これが大正解。3人づつしか洗えないうえに湯船にはお湯が入っておらず、一瞬にして洗い場待ちの長い列ができました(当然、私たちはトップ)。風呂から上がって少ししたころ、グランドの水銀灯が消えたので、明日の朝必要なプロテクターなどの装備をもう一度確認し、この日は早めに眠りにつきました。 |
![]() プロローグ![]() ![]() パルクフェルメからスタート台まではエンジンは始動できず。スタート台の坂は後ろの人に押してもらって上がることになります。XR600など、重いバイクは苦労します(レイドも重いので人ごとじゃないのですが)。 ![]() ![]() 30秒おきぐらいに1台づつのスタートなので、砂埃も多少おさまり、だいぶましな状態でアタック。乾燥してすべりやすい路面にこぶし大の石がごろごろ。登り下りと多彩な上に距離が長い!しかしレベルの高い人が多いようで、昼間で前方がよくみえることも影響してるのか、みんな速い!道幅があって追い越しやすいので、2スト勢は石を巻上げ、凄い速度差で追い越していきます。砂埃の舞う中、全力で追いかけるのですがよく考えれば、30秒ぐらい先にスタートした私に追いついてくるということは、根本的に私よりアベレージが高いということで、追い付くはずもありません。しかし、そのぶんリスクも大きいようで、早くも崖側の林に突っ込んでいるバイクがあったり派手に転倒してボロボロになったマシンを起している選手がいたりで、最初からすごい状態でした。 最後の方は腕上がり状態になりながらもなんとかSSゴール。「長いSSやなぁ」と思いながら、次のSSへ向けて移動。朝で爽快な上に、カルストの壮大な景色を見つつのリエゾン区間は最高でした。高度が高いせいかパワーが出ず、エンジンを高回転に保ったままの巡航になりました。 ![]() ![]() のこりのSSも距離が長い上に、石がゴロゴロで荒れていて、毎回SSごとに2、3台に抜かれる状態でした(1台ぐらいは抜いたけど)。SSのスタート待ちで時間がかかったこともあり、ヘロヘロに疲れて会場に戻ってきた時には、すでに午後1時を過ぎてました。 ![]() |
![]() 坂本竜馬恐るべし「第二、第三ステージは、距離は160kmほどですが、SSが10本あります。特に7、8、9はハードです」という話。午前中の5本でもあんなに時間がかかったのに、よりハードなSSが入って10本かいな。しかも距離も長い、こりゃー全然キャンセルしとらん! 第二ステージは、最初の20台までがインタービューを受けながら1台づつ1分間隔でスタート。それ以後は4台づつ1分間隔のスタートなので、私のスタートは1時間以上先です。 ![]() ![]() 最初の5本のSSは、第一ステージで走ったような石ごろごろの荒れた林道という感じで、ヘロヘロになりながらも、新型レイブリックバルブが予想以上に明るいのに助けれられ、なんとか無転倒で走り切り、中間ポイントに午後11時過ぎに到着。チェックカードを交換してもらい、中間ポイント出発が41分という指定を受けてから、配給されたパンと牛乳、バナナなどを座り込んで食べていると、先にスタートしたはずのKDXが中間ポイントにやってきました。 ![]() ![]() 即座に第6SS、転倒しているバイクや、紐が切れてあちこちに落ちているバックを見ながらなんとかクリア。7から9は難所と言ってたので、リエゾン区間をゆっくり走って体力を確保し、いざ第7SSへ。 最初は普通の林道っぽい感じでしたが、途中から坂本竜馬が江戸へ向かって走り抜けたという、獣道のような細い道がくねくねとつづきます。腕の力が無くなってきてることもあり、ふらふらしながらもなんとか走っていると前走者のテールランプが見え隠れしてきて「おぉ、俺の方が速い」と調子にのって追いかけていたら、濡れた丸太で作ってある溝にフロントを取られて見事に転倒。下り坂でフロントが溝に落ちてる状態になって、すでに腕の力が無いのもあわさって、脱出するのに数分もがきました。 しかし、難所はこんなものではありませんでした。そのちょっと先に、この獣道のような状態でのながーい登り。一番急角度なあたりで何台もが捕まっていてもがいています。そのすき間を縫うように登ったんですが、私も最後の方で捕まりました。路面は濡れててズルズル。みんな体力を使い果たしていて自力で押し上げるのは不可能な状態で、座り込んでいる人もいました。周りの3人で1台づつ押し上げ、時間はかかりましたがなんとか通過。このSSのゴール後には体力を限界まで使い果たした選手のバイクがずらっと並び、みんな道端に転がっているという凄い光景が広がってました。 私もふらふらで、その仲間に加わりたいぐらいだったんですが、止まると暑くて、走っている方が涼しいので、もってた水を少し飲んでからリエゾンをとんでもなくゆっくり走って、次のSSへ移動しました。このリエゾン区間の街灯付近にもバイクを止めて寝転がってる人が結構いました(睡魔に耐えれず、眠っている人もいたようです)。 第8SSは危険を示す"!!!"マークがあり、超特大のヒルダウンとヒルクライムがありました。グループNの時のとは比べ物になりません。まさに壁!下りは先が見えないまま真っ逆さまに下り(またエンジンストップしてしまいました)、登りは腕の力が残ってないので一発勝負とばかりに、助走をつけ、勢いと微妙なアクセル操作で一気に登り切りました。このヒルクライムはそれなりの腕がないと転がり落ちることになるでしょう(去年はラリーレイドモンゴルの優勝者がしくじって転がり落ちたそうです)。坂の途中で止まったら、再発進どころか、バイクを止めておくことも不可能な角度です。当然、ここを登らないと先へ進めないので、登れない人は完走すらできないことになります。この特設セクションを超えてもSSゴールまでは結構な距離があり、ここで完全に体力を使い果たしてしまいました。 立っているのも辛い状態で、持っていた最後の水を飲み干し、ほとんど精神力だけでリエゾン区間の林道(林道のリエゾンは休憩にならーん!)を走って最後の難関、第9SSへ向かいました。第9SSも坂本竜馬が駆け抜けたという道(こんなとこ駆け抜けるな)。狭い道に、バイクが半分ぐらい、すっぽり入ってしまうほどのV溝がつづき、超ハード。溝につかまりもがいている人や、力尽きてバイクの横に座り込んでいる人もいました。溝につかまったら同じ運命になるので、ペースを落として正確に走り、なんとか走破。 ![]() ![]() |
![]() なんとか完走そのCPで一緒になった2人と一緒にゴールの会場をめざしてリエゾンを走って、午前3時過ぎにようやくゴール台の上に登りました。まだ帰ってきていない人が多いためか(この時点で100台近くは後ろにいたはず)、会場に用意されたテーブルには帰ってくる選手を待っている人がたくさん起きてました。 よろよろとパルクフェルメにバイクを収納し、少し寒かったんですが汗でベタベタだったので、水のシャワーで頭を洗い、さっぱりしてから夜食をもらいに行きました。うどんを食べるため盆をとり、おばちゃんにうどんをのせてもらったら、しっかり持ってるつもりが、手首の力が無くてカクッと盆が傾きうどんを捨てそうになって慌てました(笑)。そのぐらい限界まで体を使ったというわけです(体力不足というのもありますが)。 ![]() ![]() |
![]() 筋肉痛と勝負![]() ![]() 忘れ物がないよう荷物を積み込み、会場を撤収するカミオンを眺めてから、梼原をあとにしました来年はもっと体力作りをしてチャレンジしたいところです。 |
1997 13th SSER 2days
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