`98から加わったSSER SUPER N。これも苛酷でおもろい! |
雨のち曇りこの日は、ここには泊まれないので、20kmほど先ににある別の道の駅へ移動し、テントはってキャンプ。雨がパラつき風も強かったんですが、屋根のある場所を確保して、炭火にあたりながら、ちゃんこ鍋を腹一杯食べて翌日のレースに備えました。 翌朝は8時半ぐらいに起きだし、手早く撤収して会場へ移動。今回泊まるライーダズイン雲の上に車を止め、準備に入ります。ここは、メイン会場から離れているうえに、ながーい坂道があるので受け付けと車検を同時に済ます計画で、装備品のチェックとバイクの状態を最終確認します。昼前ぐらいに準備がととのって、いざ受付へ。太郎川公園の入り口までバイクに乗って行ったら、SSERのスタッフがいて、こっからはエンジンオフで押してみよう!とのこと。延々とつづく坂道を汗だくになってバイクを押して、ようやく受け付け。関係者である証の腕輪をつけてもらい。次は車検です。今回は、太郎川公園にあるグラススキー場がパルクフェルメになっていてそこが車検場所になってました。で、ここまではさらに急なのぼり坂。ヒィヒィいいながら、バイクを押しました。車検に落ちたらバイクを置いて工具を持ってくることになるでしょう。 車検は問題なく通過し、一段落。昼御飯はカレーが用意されていたので、いつものごとく2杯食べ午後2時からのライダーズミーティングまでには時間があったので、ライダーズイン雲の上へもどってひと休み。デジカメ画像のバックアップやバッテリーの充電など、ごそごそやってたら、友人がいつものKDXの人を見つけてきました。 午後2時からライダーズミーティング。スタートしてすぐにギャラリーサービス用の特設セクションがあることと、このセクションもタイム計測するので、SSは5+1になることを聞き、午後3時のスタートを待ちます。観戦バスが先回りするために出発するのを見てから、パルクフェルメに移動し、のんびりスタート待ち。最初の60台が2台づつ1分間隔でスタート、そこから先が4台づつ1分間隔のスタートなので、143、144番の私と友人は4時前のスタートとなりました。 |
恐るべし山下りゼッケン順のスタートなので、まだスタートまでだいぶ時間があるので、バイクをとめて、他の人のスタートなどを眺めます。急角度の斜面へ斜めに飛び出すスタートでは、すべって転倒する人も結構いました。しかし、山の斜面をジグザグに下るセクションにくらべたらかわいいもんです。この斜面では、バイクを支えきれず、人間のほうが斜面を滑り落ちたり、バイクをひっくり返して一緒にずるずると斜面を滑り落ちる人や、谷側にバイクを倒してもがく人などで大渋滞。まさに、ひぇ~!という感じでした。この状況が待ってるところから丸見えなので、観戦者は楽しめたことでしょう。 薄暗くなりはじめたころに、ようやく順番がまわってきてスタート。慎重にスタートして、なんとか最初の難関は突破。そのまま少し下って、そのあとぐんぐんのぼります。もう少しで折り返して山の斜面へ出るというあたりで後からスタートした友人に追いこされました。問題の斜面へ向かって、細く急角度の下りコースへ入ります。バイク1台分しか通れないうえに、急角度の下りで路面は湿ってズルズル。おまけに高低差のある180度の折り返しが何度もあり、降りて押してゆっくり曲がっても滑って、コースアウトするような状態です。外へ落とすと斜面を滑り落ちることになるので、できるだけ山側に沿うようにするんですが、やっぱりズルズルと意図しない方向にすべりおまけにブーツで立ってる人間側もすべって、バイクをひっくり返しまくりです。友人も前転に近いような派手なひっくりかえりをやってました(KDXの人はコースアウトしてもがいたらしい) ラインがバイク分しかない最後の難関(押して通れない)の直前の折り返しで、またひっくり返してしまったものの、後続の人が手伝ってくれて、なんとか復帰、最後の難関は乗った状態で、オーバーランしないように慎重に下り、なんとか生還。あとは、コーステープ通り平らな場所を走って特設セクションゴール。ここだけで十分へろへろになり、ナンバーもぐにゃぐにゃに曲がったのでした。 暗くなる中、最初のSSへ向かって移動。1つ目のSSは、湿っていたせいか、妙にすべりやすい林道で、なんどもフロントが滑ってびびりました。慎重に走って、なんとか無転倒でクリア。ちょっと水を飲んでからリエゾンを移動し、2つ目のSSへ、ここもやっぱりすべりやすく、おまけに尖った石がごろごろしてて、びびりながらもなんとかクリア。 リエゾンの林道を黙々と走っていると、雪がちらつき寒いのなんの。手がうまく動かないぐらい冷えたので、たまらずホットコーヒー飲んでひと休み。そこからほんの少し走ると、中間チェックポイントがありました。チェックカードにハンコを押してもらい。つめたーいポカリスエットをもらいました(寒いのにー)。 ここでKDXの人と一緒になり、3つ目のSSめざして走ります。3つ目には2段になったヒルクライムがありました。しかし、今回は照明などなく、手前の状況もいま一つわかりにいままのアタックで、のぼり初めてから段差があるのがわかり、雨で路面がずるずるなのも手伝って十分びびらされました(コケてる人もいましたが、私はなんとかクリア)。タイヤのワダチから想像するに、コースを勘違いし、登れるはずのない角度の斜面へアタックしたバイクもいたみたいです(おーこわ)。 途中にまた長い林道のリエゾンを通って、くたくたになりながら、4つ目のSS。でました、お馴染み坂本竜馬脱藩の道。雨がたっぷりふったあとなので、ずるずるのどろどろ。走行ラインがタイヤ一本ぐらいしかないところがあり、斜面を横切るところでは、谷側に落ちているバイクもありました。ちょっとバランスを崩したり、止まったりしたら同じ運命になります。ビビリながらも、一気に通過しました。そのあとは急なのぼりセクションが無かったのがせめてもの救いですが、まるでトライアルバイク用のセクションか?と思うような、段差の下りが続きました、私はこのSSのゴール直前でコースを勘違いし、だいぶタイムロスしてしまいました。 寒さに凍えながらリエゾンを走り、最終SS。強烈なセクションが待ちうけていることを想像しつつ、体力を温存して慎重に走っていたら、ここは普通の林道だけで(といっても荒れてるけど)あっけなくゴールCP。 |
ドロドロでゴールまずはあったまらないと話にならないので、ドロドロの装備を外し、着替えてから雲の上温泉へ。この日だけは特別に11時半まで営業していたので、しみる擦り傷と戦いながら、フラフラになるまであったまりました。くたくたの状態で、寒い中あったかい露天風呂にのんびりつかる感覚は一度やったら病みつきになります。やめられませんなー。 晩御飯に、うどんと炊き込み御飯を大盛りでもらい。撮影したばかりらしいビデオ映像を大形スクリーンで眺めながら、晩御飯をガツガツ食べるものの、やっぱり外は寒い。風も強かったので、早々にライダーズイン雲の上へ引き上げ、ビールを飲みながら数百枚のデジカメ写真を見たり、撮影ビデオを見たりしてたら、1時ぐらいに眠気がきたので爆睡状態で寝ました。 翌朝は8時半ぐらいに起き出し、寝袋に入ったままウダウダと焼きおにぎり作って食べたり、コーヒー飲んだりして、9時ぐらいから片付け。バイクを起こしすぎたせいか、背筋が筋肉痛でうなりながら、寝袋から起きだし、バイクはパルクフェルメが解除されないと積めないので、まずは荷物をてきとうにプロシードの荷台に放り込んで、表彰式を見るため会場へ移動します。 ごはんと味噌汁&ゆで卵の朝食を食べて、10時から表彰式。暫定結果は188台中、私が149位、友人が82位でした。今回はミスが多く(コース勘違いが痛かった)、ギャラリーサービスステージでの渋滞も加わって、今一つ不本意な成績に終わりました。夏の本戦はもうちょっとがんばりたいですね。 表彰式が終了と同時にパルクフェルメが解除になったので、ドロドロのバイクを下まで下ろし、プロシードに積み込んで帰り支度。ごそごそやってたら、KDXの人が片付けを終わらせてやってきたので、ああだこうだ言いながら、みんなで記念撮影。 昼前に梼原を出発し、地芳峠をのんびり越え、鷹の子温泉をめざします。さすがにこのルートを選択するお仲間は少ないのか、途中で神戸ナンバーの1BOXを1台みかけただけでした。鷹の子温泉に入り、近くなので、ついでにSSER事務局を眺め(見つけにくい)、帰路についたのでした |
1998 1th SSER SuperN
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