これまで車検はバイク屋さんまかせにしてました。なので、結構なコストがかかってました。 そもそも遊び専用に車検が必要なバイクを所有するということ自体が道楽の極みなのに、運ぶ為のトレーラーまで持ってます(ほとんどSSER専用ですが)。さらに車いじりも大好き、とまぁ、普通の収入じゃ維持するだけで首がしまります。アフリカツインを手に入れた当初から維持費が苦しかったのでトレーラーの整備&車検は自分でやってました。それでもお金足りないので、今年からアフリカツインの車検も自分でやることにしました。 そもそもSSER GroupNに毎年出場してるので、基本整備ぐらい自分でキッチリやれないとダメだし、その方がコンディションを直接把握できるので安心して走れます。 ちゃんと整備ができていれば、車検なんて単なる手続きのハズです。 まずは陸運局で書類を買って来ました。購入窓口で自動二輪のユーザー車検だと伝えると、
これらの書類を渡されました。60円でした。 上3つは記入例が陸運局に用意されているので同じ様に記入すればいいだけです。 二輪自動車等点検整備記録簿は、実際に点検整備しながら書き込みます。 車検は予約制になっていて、電話で日にちと時間帯を予約するシステムになってます。家戻ってから電話で予約をいれました(せっかく陸運局にいるのに、家に戻ってから電話でやらないと予約できない、というのはなんだかなー)。 さて、肝心の整備です。 二輪自動車等点検整備記録簿の項目を見ながら、1つづつチェックします。 SSERの時に整備してるし、実走行でも問題ないので、ほとんど点検だけという感じです。年間に1000kmちょっとぐらいしか走ってないので、ブレーキパッドの残量とかも問題なし。サスや車体各部の目視点検と増し締め、注油、チェーンの調整ぐらいです。
その他、プラグまわりやら燃料系周りなんかをチェック。屋内保管で一応メンテには気を使ってるので、腐食とかは無いし、全然問題なし。 結構重要なのが、この年式のバイクはヘッドライトをオフにできるスイッチがあると車検に通らないということです(誰がこんなアホみたいなこと決めたんだか…、規制するならライトオフで走ったら違反ということにすればいいだけなのに。バッテリー上がりそうな時とか、どーしろって言うんだろうか)。 アフリカツインは、デュアルヘッドライトでハロゲン球の消費電力だと、アイドリング停車中は少しバッテリーからの持ち出し状態になります。通常使用では問題ないですが、ライトオンでの長時間停車は危険です。SSERのナイトラリーなんかやるとSSスタート待ちの長い停車や微速前進が多いのでバッテリー負担が大きいこともあり、私は任意にライトオフできるスイッチを付けてます。 車検対策として、このスイッチを通さずにライト直結になる様に配線を調整しました。 これでバイク側の準備は終わり。 知り合いの保険屋さんに連絡して自賠責に入ります。 2年間で18840円でした。 車検当日は、ちょっと早めに行き、印紙を買って書類を完成させました。 重量税が5000円、検査手数料が1400円でした。 受付で書類をチェック後、2列あるラインの間へ行ってくれ、と指示されたので『間???』と思ったんですが、バイクを移動させるとその意味がわかりました。香川県の陸運局では4輪用のラインしかなく、2輪はその手前のコンクリの上に止めて基本検査をします。エンジンかけた状態で、灯火類と指示器、ホーンをチェック。あとは各部のガタや緩み具合を金槌でコツコツやりながらチェックして終わり。5分とかかりません。正直言ってSSERの車検の方がシビアですね(左右フルステア時のアクセルの戻り具合とか、タイヤ浮かして車軸のガタとかチェックされますから)。 その後、前後のブレーキの効きを4輪用のテスタでチェックされます。4輪用だからかローラーの幅が広くてゴツイので結構怖いです(足短いので、つま先ツンツンだし)。ローラーでタイヤがまわり始めたら、ブレーキかけてロックすればOK。前後別々にテストして問題なければ検査終了。 最大のネックだと思っていた光軸検査が無いどころか、スピードメーターの誤差検査とか排ガス検査もまったく無し。実にあっけない車検でした。 ハンコもらった書類を受付に提出し、しばらくすると新しい車検証の出来上がり。 今回からは、偽造防止が施された白い車検証になりました。走行距離も明記される様になったみたいです。 結局、かかった費用は、
でした。整備したときの各種潤滑油やオイル代を入れても3万円以下です。 このぐらいなら趣味のバイクとして維持できそうです。 |
2004 アフリカツインをユーザー車検
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