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私の場合、オフバイクのラリー出場が趣味なので、ピックアップトラックからパジェロに乗り換えるためには、バイクトレーラーを牽引できることが必須条件でした。 フレーム構造のクロカン車ならなんの不安もないのですが、モノコックになってしまった新型パジェロにヒッチが付くのか?という疑問があったのですが、ちゃんと純正オプションに用意されています。 かなり高価なのですが、その理由は構造にあります。パジェロのリアバンパーの内側にはパイプ型のフレームが通っています。これは左右のビルトインフレームとボルトで接続されているのですが、ヒッチを付けようとすると、このフレームが丸ごと専用フレームに入れ代わります(ヒッチの接続口が溶接された太い頑丈なパイプフレームになります)。接続口は専用フレーム装着時にバンパー下のプラスチック部分に穴あけ加工がされて、そこから飛び出します。 |
当時は選択の余地もなく、純正ヒッチを装着したのですが、このヒッチの最大の欠点はデパーチャアングルが極端に悪くなることです。 ヒッチボールの部分は工具無しで脱着できるようになっているものの、この接続口はリアバンパーから下へ向かって突き出しています。オフの段差を走行すると、柔らかいサスも手伝って簡単にヒットします。 |
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頑丈なフレームなので簡単に壊れることはありませんが、泥を掘ってかき集めてしまい、この有り様です。オフ走行時はノーマルフレームに戻そうと考えたりもしたのですが、手の入らない奥の方で何本も頑丈なボルトによってガッチリ固定されている為、簡単には交換できません。 ただ、ヒッチ用のフレームは3分割できる構造になっていて、リアの牽引フックが付くあたりのボルトを外せばまん中のパイプフレームのみを外せます。これと同じ形状のパイプフレームをワンオフで製作すれば、用途によってヒッチの接続口の無い状態を作ることも可能かと思ってます(ワンオフで製作する方に頑丈なリアアンダーガードとかをつけておけば一石二鳥かもしれません)。 |
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ヒッチボールを装着してトレーラをつなげるとこんな感じです。ヒッチボールの部分と接続口には微妙な隙間があるので、そのままだと走行中に動いてゴトゴトと響く様な音がします(フレーム直結だから車内に響きます)。ヒッチボール側にビニールテープとかをちょっと巻いて、装着時にグラつきが無い様にするとマシになります。 日本ではヒッチメンバーの需要が少ないから仕方ないのかも知れませんが、クロカン車につけるヒッチなんだからオフ走行性能をスポイルしない設計にして欲しいもんです。 |
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トレーラーヒッチの話
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