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パジェロの巨大なワゴンボディは、キャンプなどのレジャーを含め、一般的な使い方では十分な積載性を誇ります。普通は不満など出ないのですが、私の場合は元々ピックアップトラックを極限まで使い倒していたので、どーしても要求がシビアになります(^^;。 新型パジェロは、完全な新設計となりボディそのものが20cm近く拡張されました。これは車内に入ると横幅のゆとりとして恩恵があります。しかし、流線形のボディ形状と煮詰めの甘い内装の構成で、座席に座った時に感じた車内幅も、荷室として使おうとすると平凡なサイズになってしまいます。 何が足りないのか?個人的には荷室となる部分に余りにも『スクエア』感が少なすぎると思います。大きく張り出したホイールハウス、それを大きく覆う流線形の内装(なんで左右対称じゃないの?)、荷室空間を犠牲にする中途半端なサイズの小物入れ、中途半端にしか畳めない巨大な一体型セカンドシート。天井に近づくにしたがって狭くなる荷室幅、もう一息足りない荷室高、etc。絶対的な荷室空間はあるものの、巨大な車体から考えると平凡なサイズです。コンパクトカーの荷室の方が空間効率はずっといいです。 新型パジェロは豪華な高級ワゴンだから仕方ない、と言う人もいますが、合理性に欠ける設計というのは豪華ではあっても高級ではないと私は思ってます。豪華さの中にさり気なく合理性を融合している(自然に使えて意識しないとその素晴らしい設計に気が付かないぐらいの)車が本当の高級車でしょう。折角の巨大ボディなんだから、もう少し真面目に設計してもらいたいものです。 文句ばかり言っても仕方ないので、実際のところ自分で工夫して使うしかありません。私の場合、大量の荷物を積載するときはキャンピングベッドを設置して荷室面をフラットにして使っています。長物(2m50cmまで)を積むときは助手席をフルフラットにすることで、荷室とつなげます。物理的に巨大な荷物は載りませんが、荷室をスクエアにできる位置で仕切ることによって積載性はかなりよくなります。 こういう使い方をする人は少ないでしょうけど、2m40cmの2×4材と3×6版の板をこんな感じで積載できます。ホイールハウスの高さと近い位置にベッド面がくるので、箱物を大量に積む場合でも、わりと奇麗に並べられるようになります。 まだまだ大雑把ですが、少しづつ煮詰めて使いやすい荷室にしたいもんです。 |
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積載能力の話
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