アルミホイール塗装&タイヤサイズ変更

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走行距離が4万キロ近くなり、純正のタイヤがだいぶ減ってしまったので、タイヤ交換することにしました。

ZXに標準で装着されているのは、235/80R16のHTタイヤ(鉄ホイールは6J+46)で、オンロードでの性能は悪くないですが、オフでの性能は話にならないぐらい悪いです(横方向のグリップ感がまるでない)。なので、オールテレーンタイプのタイヤに変更となります。

オフでのクリアランスを少しでもアップさせたいので、少し外径の大きいタイヤにしたいと思い、いろいろ調べてみると、この型のパジェロに装着できるタイヤは外径が820mmが限界らしいことが分かりました(おそらく最適なホイールオフセットでの限界値。個体差によっては干渉するかもしれない値でしょう)。余裕を考えると810mm以下の外径が安全策だと思います。

で、普通のグレードでワンサイズアップというと、265/75-R16です。外径は806mm程度なので、ちょうどいいぐらいです。ホイールは7Jのモノを入手するしかないですが、無難なサイズだし、いいかなーと思ったら、ZXグレードならではの問題がありました。

ZXグレードには、オーバーフェンダーがありません。カタログ値で比較すると通常のグレードよりも車幅が40mm狭いので、片側で20mmの差があります。通常のグレードに標準ホイール(7J+46)と標準HTタイヤ(265/70R16)の組み合わせで、フロントの余裕は約23mm。ということは、ZXに通常グレードのセットを装着するだけで、すでにツライチ状態になってしまいます。

+46なんていうオフセットの社外アルミが存在するはずもなく(特に現行パジェロはフロントキャリパーが大きいので、普通のデザインでは干渉します)、この時点で純正アルミしか装着不可ということになりました。

で、問題のタイヤサイズです。265/75-R16を装着するとタイヤのタワミが70扁平よりも大きいので微妙にはみ出すことになりそうです。車検に通らない可能性が大きいので、このサイズはボツ。同等の外径でワンサイズ細いやつということで、235/85-R16というマニアックなサイズを選択することになりました。

ロードノイズが少ないという評価のダンロップのグラントレックAT2に目をつけていたのですが、235/85-R16のサイズがなくボツ。次に目をつけていたヨコハマのジオランダーAT2+には235/85-R16があったので、カー用品店に注文したら、後から電話がかかってきて『メーカーの次の生産がいつになるか分かりません』と言われ、これもボツ。結局、ブリジストンのデューラーAT693になりました。このサイズは国産ではほとんど選択の余地なしの様です。

純正アルミは、オークションで入手したものの、そのまま装着するのでは芸がない。ということで、アルミホイール塗装にチャレンジ。
アルミは塗料の食い付きが悪いので、まずは、耐水ペーパーでひたすら表面を荒らします(これが結構めんどうな作業)。そのあと、マスキングしてから下地を塗ります。できるだけ薄く、何回にも分けて塗るとハガレにくくなります。

アルミの色が見えなくなるぐらいになったら、その上からボディーカラー(ソフィアホワイト)を、何回にもわけて塗ります(車屋の人に、ホイールは熱を持つのでボディー用の塗料を使うのはよくないと言われました。でも、ホイール用のソフィアホワイトなんて売ってないので仕方ないです。ま、自分で塗るんだからリスクは覚悟の上)。

下地が完全に隠れるぐらいになったら、最後に保護用にクリアーを塗ります。

235/85R16のタイヤを装着するとこんな感じです。

タイヤ外径が大きくなったこともあって、なかなかいいバランスになりました。よーやく商業車イメージから脱却というとこです。

で、問題が1つ。このタイヤLT(ライトトラック)規格ということで、乗り心地がかなり悪いです。そもそもLT規格の場合、通常よりも0.5~1.0kgf/cm2ぐらい高めの空気圧にしないとダメなようで、とりあえず2.5kgf/cm2ぐらにしてるんですが、路面の荒れをゴツゴツと拾います。このぐらいの空気圧でもステアリングのセンター付近のレスポンスは鈍めなので、もう少しあげた方がいいのかも(空気圧を下げるとビックリするぐらいステアリングレスポンスが悪くなります)。

以前、プロシードに乗っていた時にはデューラーのAT692を使っていたんですが、それは乗用車規格の方だったからか、こんなに悪い感触ではなかったです。ちょっと残念。

ただ、絶対的なグリップは悪くないです。空気圧を高めにしておけばコーナー時のヨレもあまり感じずにしっかりグリップします(タイヤが固い感じのレスポンスなのでグリップ感は希薄ですが、ハードに走ってもスキール音すら出ませんでした)。

私はクリアランス確保の為に、どーしてもタイヤ外径を上げたかったので妥協できる範囲ですが、乗り心地やオンロード走行を重視する人は、LT規格のタイヤを避けた方が無難でしょう。

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