故障情報

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カタログ性能は文句のつけようがない新型パジェロですが、車としての煮詰めが甘いからか、トラブル続出です。4WD系の車を乗り継いでますが、これだけ故障やトラブルの多い車は初めてです。今までクロカン4WD系の車というと、消耗品さえ交換していればほったらかしで10万キロ以上走るというイメージだったのですが、見事にくつがえされてしまいました。
時間をかけて原因追及し、なんとか対策していってるものの、2年以上経過した今でも新しいトラブルが出るなど、根本的な設計品質や部品単位の耐久性に疑問を感じるところです。


パワステが急に重くなる現象が発生 2002年
GW前ぐらいに、急にハンドルが重くなりました。パワステが効いてないほどではなく、極端にタイヤ空気圧を下げたような感触です。とくにハンドルを動かしはじめのセンター付近が重く感じ、手を添えてスイスイ走る普通の道が、つねに腕や肩に力を入れてハンドルの微調整をする感じになってしまいました。片手の手のひらでクルクルまわしていた駐車場での切り返しも、しっかり握って力を入れないと回しきれません。
すぐにディーラーに持ち込んで調べてもらったのですが、比較できる同じ年式のパジェロが無いということで、またもや『現象が確認できず』で戻ってきました。少なくとも今まで乗っていた2年間とは全く違う重さになっているので『恐くて乗れないから、とにかく元の状態に戻してください』と要求し、原因不明のまま、パワステポンプとステアリングギアボックスを交換してみることになりました(それにしても、根本原因を追求せずに目先のパーツを交換するという姿勢には疑問が残ります)。

交換に数日かかるということで、GWは重いハンドルのまま1500kmの長距離旅行に出かけることに...。案の定、ずっと重いままで、駐車場での切り返しなどでは、一時的に重ステになったか?と錯覚するほど手ごたえが重く変化する時もあり、ヒィヒィ言いながら取り回しました。

GW後、パワステポンプとステアリングギアボックスを交換してもらうと『あぁ、軽い!』元の軽さになりました。作業した人の話によると、作業前と作業後でハンドルを動かす重さが1kgほど軽くなったということでした(一番重くなった時の状態はそんなレベルではありませんけど)。

安心したのもつかの間、その後、400kmぐらいを走行後に、また再発!重くなったり、元に戻ったりと不安定になり、2、3日で重い状態で安定してしまいました。ディーラーに連絡したのですが、原因が思い付かないので様子を見てくれと言われ、そのまま1週間乗り続けましたが、やはりずっと重いまま。

この間に独自にパワステのことをいろいろと調べ、パワステオイルのエア抜きが不十分だとアシスト量が不安定になるということを知り、ダメ元で三菱指定のやり方で自分で念入りにエア抜きを行いました。すると、驚くことに、見事に元の軽さに戻りました。取りあえずこの状況をディーラーに伝え、さらに様子を見ることにしました。

それから、2週間ぐらいかけて600kmぐらい走行したころ、またも再発。さすがにこれ以上は手に負えないので、ディーラーでパワステ関連で交換してないパイプ類も交換してもらうことにしました。

パイプ類を交換後、1000kmぐらいは問題なかったのですが、また再発。しかし、こんどは、数日で完全に重くなるパターンではなく、気まぐれに重くなったり元に戻ったりする状態で、発生頻度は低めの状態が続いています(2ヶ月ほど経過)。

まだ結論は出てませんが、なにか構造的な原因が含まれているのではないかと勘ぐってます。今度完全に重くなったらその状態を維持した状態で、知り合いの同年式のパジェロと同時に持っていて、根本原因追及をする方向で調査してもらおうかと思ってます。

それにしても、2年間問題が無かったステアリング周りに、突然これだけやっかいな(簡単に完治しない)症状が出るということに不安を感じます。

※その後、さらにパイプ類を交換してもらい、ようやく症状は落ち着きました。
三菱本社に聞いたところ、パジェロのパワステは電子制御的なものはなく、純粋な機械式だそうです。やっぱり構造的にギリギリのマージンで設計してるんじゃないかと疑ってしまいます...。


燃料ポンプから高周波音発生 2001年
購入して1年と少したった頃、車外、車内に『クォォォ』という響く様な高周波が常時発生するようになりました(ずっと聞いていると頭が痛くなる様な音です)。エンジンがかかっている間、同じ大きさで変化することなく常時発生しています(再現性100%)。さすがにこれは分かりやすいから、すぐに直ると思ってディーラーに持ちこんだのですが、現象は確認できるものの、原因は不明。異音に変化が出るかしばらく様子を見てくれということでした。
こんな音を我慢しながら走る気もしないので、とりあえず自力で原因を探ってみました。車の下にもぐったり、車内の音の発生源を探ったりしたところ『2列目シートの右した付近』から音が出ていることをつきとめました。車の下から確認しても、その辺りで一番音が大きく聞こえます。そこにあるものは...、燃料タンクからガソリンを吸い出す燃料ポンプでした。エンジンがかかっている間、常に一定音がしているのもつじつまが合います。

数日後、相変わらず異音が続いているので、燃料ポンプから音がしていることをディーラーに伝え、交換用のポンプを手配してもらいました。交換したら異音はピタリと止まり。完治しました。ただ、購入から1年半ぐらいで異音がしはじめたことを考えると、部品の耐久性に疑問が残ります。最初のポンプが運悪くハズレ部品だったのであればいいのですが。

ブレーキブースター交換(リコール) 2001年
連絡が来たのでディーラーで対処

AT用のオイルクーラ追加(リコール) 2001年
連絡が来たのでディーラーで対処

エンジン付近から異常音(パワステポンプから発生) 2000年
購入後、数カ月した頃から、遠出をすと100%の確率でエンジン付近からエンジン回転数に同期して『ギュイーン』という大きな音がするようになりました。発生しはじめると、その日はずっと異音と共に旅です。エアコンのON,OFFやATのセレクター位置、走行、停止に関係なく、エンジン回転音に同期して発生するので、エンジンが異常だと思いディーラーへ。
案の定、現象発生せずで戻ってきました。仕方ないので、常にDVカメラを車に常備し、正常な状態と異音が発生し続ける状態をカメラにおさめ、それをディーラーに渡して再度入院。現象は理解てもらったものの、また原因不明で戻ってきたので『原因不明では直らないから、三菱本社に送ってでも調査してくれ』とせまり、結局2週間預けてテクニカルセンターという検査専門の施設に送ることになりました。

2週間後、原因はパワステのオイルタンクだったことが判明。走行条件によってパワステのオイルタンクを循環するオイルに気泡が混入し、パワステポンプに負荷がかかって、パワステポンプが唸っていたということでした。対策品のオイルタンクに交換して完治。

※オイルタンクの形状が不良だった様です。同時期に購入した知り合いも、まったく同じ現象が発生していることを考えると、この時期に生産されたパジェロ特有の症状だと思われます。それにしても、発生から完治までに半年以上の時間がかかりました...。

リアバンパーを気付かない程度ヒットしただけで走行不能に 2000年
車庫に入れるため、じわじわと微速でバックしている時にポールにリアバンパーを、ゆっくりとヒットしてしまいました。そのとたん!、メーターパネルの異常警告等が全て点滅し、エマージェンシー状態に。ATの位置をRからDやNに変更すると、『ドカン!』という音と共に、蹴飛ばされるような衝撃がAT付近からするし、ギアは3速に固定されてしまい、アクセルをベタ踏みしないと発進できなくなりました(坂道発進はほぼ不能)。
ぶつけたリアバンパーまわりをみても、バックランプのカバーが割れているものの、バンパーそのものは傷も無い状態で超軽傷。何がどうなったのか検討もつきません。取り扱い説明書を読んでも、重大な問題が発生しているのでディーラーに持ち込んで下さいという様なことしか載ってなく、どーにもならないため、車を停車させないように走り続け、なんとかディーラーへ持ち込みました。

調べてもらったところ、『サブコンピューターのヒューズが切れた』のが原因でした。で、ここからが問題です。なぜヒューズが切れたのか?なんとこの型のパジェロはリアバンパーとボディの間にサブコンピューターのヒューズに影響する配線が通っているのです。つまり、リアバンパーを押す方向に力がかかると配線がボディと挟まれ、ほぼ確実にショートしてヒューズが切れるのです。しかも、サブコンピュータのヒューズの存在は取り扱い説明書には記載されていません。そもそもヒューズが切れただけでディーラーへ持ち込まないといけない仕組みに問題を感じます。

いくらなんでもバンパーを接触させただけでこんな状態になるのは設計ミスじゃないの?と聞くと『バンパーをぶつけることは想定してませんから』と平気な顔で言われました。あまりにもアホな答えに呆れてしまい、それ以上つっこむ気もおきませんでした(バンパーはぶつけた時に車の被害を最小限にする部品なのに…)。

家に戻ってから、リアバンパーとボディの間にハーネスが挟まれないよに細工したのは言うまでもありません。

左側のミラーが故障 2000年
高速道路を使って長距離を走っていた時、サービスエリアに入ってミラーを倒したのが最後、出発しようとしてミラーを起こすボタンを押すと『ガガガガッ、バキッ』という音が左側のミラーからして、ミラーがブラブラの状態になりました。ブラブラで開いた状態に固定できないため、ガムテープで固定して走ったものの、風圧でたたまれてしまい。四苦八苦しながら帰ってきました。
ネットで調べてみたところ、この年式で左側ミラーが故障するという状態が多発しているということが分かったので、翌日ディーラーに連絡をとって状況を伝え交換用のミラーを手配してもらおうとしたのですが、なんと、これだけ明確に壊れている状態なのに、車体をいったんディーラーに持ち込んで確認してからでないと部品の手配ができないと言われました(故障が多発しているという情報も無いと言われました)。

背に腹はかえられず、数日後になんとか時間を作ってディーラーへ持ち込んだのですが、ガムテープで固定してる状態なので故障確認は数秒。交換用のミラーの在庫があるはずもなく、そのまま帰宅。さらに数日後にミラーが入荷してから、また時間を作ってディーラーへ出向くという2度手間でした。

交換後のミラーは、ネット上の情報通りの対策版部品のようで、倒したり起こしたりする速度が右側のミラーの倍ぐらいの速度になってます。

ブレーキから大きな異音 2000年
購入して2ヶ月ぐらいした頃から、ブレーキを踏んで停車する直前にリアブレーキ付近から『クォーン』という大きな音がするようになりました。信号で止まるたびに歩行者がこっちを見るほどの状態になってきた為、ディーラーに持ち込んだのですが『止まる直前にリアブレーキ付近から異音がする』と伝えたのに『現象が確認できず』で、フロントブレーキパッドが交換されてきました(怒)。
案の定、まったく改善されてなく、その帰り道で異音の連発。翌日にディーラーの人を乗せて異音を連続で聞かせて現象確認し、再度入院。今度はリアブレーキパッドが交換されてきました。が、現象はまったく改善されてません。前回と同じく帰り道で異音の連発です。三菱は部品交換後に直ったことを確認しないのでしょうか?

さすがに腹が立ち『異音がしている辺りの部品を全部交換してでも直してくれ』とせまったところ、よーやく時間をかけて調査したようで、結局、ディスクプレートを保護しているパーツなどをいくつか交換して直りました。

これで正常なの?強烈なコモリ音 2000年
高速道路を走ると100~115km/hぐらいの速度でかなり辛い低周波のコモリ音が発生します。荷室空間が空いていてアクセルをパーシャルからオフにした時にピークになります。最初は故障だと思ってディーラーの人を乗せて確認したのですが、後部座席に人が乗るとかなり減少してしまうようで『こんなものです』で片付けられてしまいました。しかし、他の車で高速走行するとコモリ音の無い快適さに感動するほどなので、明らかにおかしいです。耐えられないので、自分で吸音材を追加したり、荷室の内面生地を変更したりして解消していきたいと思ってます。


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