フロントジャッキ部分の改良

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トレーラーは、Aフレームの先端部分にジャッキがあります。
ヒッチに接続したり切り離したりする時に使うのですが、スコッティの場合は、Aフレームが短いこともあってか、ヒッチ部分とジャッキの棒の部分が近いです。さらにジャッキを上下する時に回すレバーがヒッチの方向に突き出してます。

この状態だと、パジェロとまっすぐ連結した状態でも、パジェロのリアのドアは背面タイヤがレバーに干渉して15cm程度しか開きません。さらにパジェロとトレーラーの位置関係が斜めになると、レバーを回すことができなくなります(斜めの位置関係では、切り離しや接続が不可能)。

これはシャレにならない。ということで改良です。
ジャッキレバーとの位置関係。
接続状態では小荷物もリアのドアからは下ろせません。
それよりも、もっと深刻なのは、斜めの位置関係時にレバーを回すことができず、切り離しや接続ができないことです。

改良ポイントは単純です。
ジャッキレバーを分解し、レバーがスコッティ側に向く様に付け替えました。
※中の分解とかギアをピンで固定する部分の穴の開け直しとか、実際の作業はゴタゴタしましたが…。

ヒッチ側に向く部分は、レバーのシャフトを必要最低限の長さでカットし、飛び出しを最小限に抑えました。

これで斜めの位置関係でも接続可能です。
接続時にリアドアも少しは開きます。大荷物の出し入れは不可能ですけど、小荷物程度ならなんとか取り出せます。

で、この改良の為にパズルの様になったのが、ガスボンベとマウント部分との干渉です。

見事にギリギリ。
レバー回転時はガスボンベと1cm程度のクリアランスです。マウント部分のパイプはレバーの飛び出しよりも下の位置で固定する様に制作し、なんとかレバーを回す空間を確保しました。

実際の接続状態。

右へ限界ギリギリまで折り曲げた状態です。
パジェロのスペアタイヤが右にオフセットして付いているので、パジェロのボディが干渉する前にスペアタイヤの角がガスボンベのマウントの角に干渉します。
※スペアタイヤを265/70R16から235/80R16に変更する予定です。たぶん3cm薄くなれば干渉しないかな?という目論みです。右への折れ角はUターン時のリカバリーに重要ですから、少しでも改善しときたいです。

ミラーで見てると、ボディが干渉してるかと思うほど近くに見えます。

Aフレームが短いですが、パジェロ側のボディ形状とヒッチ位置の相性が良く、ギリギリの状態でスコッティのボディ角に干渉せず、想像よりも折り曲げることができます。

当然ながら、ジャッキを上下するレバーは、この状態でも回せます。この位置関係での切り離し、接続が可能です。

左方向への折り曲げは、パジェロの背面タイヤが干渉しないので、もう一息大きく曲げられます。干渉している様に見えますが、5mmぐらい離れてます。これが限界ギリギリです。

実用上はここまで折れれば十分です。


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