ランニングコストを抑える為に、自分で整備&ユーザー車検です。 香川県陸運支局へ行き、書類購入窓口でキャンピングトレーラーのユーザー車検と伝えると、
近くの車屋さんで自賠責保険に入ります。 24ヶ月で、5020円でした。 さて、整備です。 キャンピングトレーラーは車としての機能は少ししかありません。 確認&整備が必要なのは、
トレーラーのブレーキについては750kg以下のトレーラーで、かつ、牽引車両の重量がトレーラーの2倍以上ある場合は検査対象外です。 ※検査対象外ですが整備はしっかりしましょう。ブレーキ効かないと急制動時にジャックナイフ状態になります。 灯火類、連結部分、下回りは問題なし。 ※フレームなどの下まわりは1年かけてサビ落とし~塗り直し(2回)を実施済。 車軸周りはドラムをバラし、ハブベアリングをパーツクリーナーで油脂類を落とします。目視確認で損傷や異常摩耗が無いことを確認してから再度グリスアップ。 ドラムシューや周辺パーツもパーツクリーナーで清掃し、シューの軸部分や可動する部分にグリス追加。 ここでドラムブレーキのシューの開き具合を調整するネジに問題あり。 特殊な形状のネジなのですが、サビで固着して回りません(ホドホドの位置にはなってるが…)。 CRC556やサビ取り剤で格闘するものの、さっぱりダメ。諦めていたところで「焼いたら?」のアドバイスを受け、トーチであぶってみたらウソみたいに回りました(@@)。 駐車ブレーキがしっかりと効く様に、ドラムシューの開き具合をキッチリ調整。 具体的にはタイヤを浮かした状態で調整ネジをドラムの裏から少しづつ回し、タイヤが手で回せなくなった位置から調整ネジを少し戻します(1から2コマ戻すと丁度いい感じ)。 実走行して引きずりがなければOKです。 駐車ブレーキの能力は、タイヤをロックした状態で引きずることができれば問答無用でOKの様です。 しかし、スコッティはドラムが小さめな為か、キッチリ効かせてもタイヤをロック状態で引きずれません(牽引負荷は相当なモノなので制動力自体は高い様ですが…)。 検査基準としては車重の2割の制動力が出ていればOKだし、元オーナーは10年間車検を通してきてるので制動力自体に問題はないだろうと思い、この状態で持ち込むことにしました(というか、構造上これ以上の調整は無理で、最後の手段はシューのパッド部分をもっと摩擦係数の高いモノに張り替えるぐらいかな)。 ※シューの張り替えは近々実行予定。 車検の予約は、従来の電話予約に加えてWebからの予約が可能になっています。 自動車検査インターネット予約システム 便利になりました。 牽引状態で駐車しないといけないので、朝の8時過ぎぐらいに香川県陸運支局へ。 検査受付は8:45~、検査は9:00~。 時間があるのでトレーラーの中で寛ぎつつ、書類の再確認。 ※しょっちゅう覗かれるので落ち着けない(^^; 受付を行い、書類に赤鉛筆で記入してもらった額(検査手数料1500円、重量税6300円)の印紙を購入。 ※後で重量税を間違って指示されていたことが発覚。本当は12600円だった…。 完成した書類を持って、検査コースに並びます。 灯火類(指示通りに点灯操作)、ホイールナットの緩み(金槌でコンコン)、連結装置(目視するだけの様です)は検査建物の手前で検査。 中に進み、ローラーの上で駐車ブレーキの検査。 数値測定するのかと思ったら、目視でタイヤロックすることを確認する様です。 当然ながら完全ロックはしませんが、ローラーの回りはじめで少しロックしてればいい様で無事通過。 あとは下回り検査。 下から金槌でコンコンする検査と、駐車ブレーキのロック&解除の検査(ワイヤーの戻りを見てるのかな?)。これも問題なく通過。 以上で検査終わり。 通ってしまえばあっけないです。 ※地域によってはトレーラー内も目視確認する様ですが、香川では外側のみでした。 検査コースを出て駐車場に止め(牽引状態で止めれる場所が空いてなくて参った)、2番窓口で検査表を渡して新しい車検証を発行してもらいます。 ここで問題発覚。最初の受付時に勘違いで重量税を1年分で指示してしまった様で、追加で6300円の印紙購入を指示されました(2年で12600円)。急いで購入して貼付けて再提出。 無事に新しい車検証を貰えました。 結局、かかった費用は、
下まわりの塗り直しや、パーツクリーナー、グリス類まで入れても25000円以下の費用で収まります。 整備に手間はかかりますが、これならなんとか維持できる額です(^^)。 |