うちは農家のボロ家なんですが、母屋と別棟の納屋に別れています。 今回は母屋の一部を大幅リフォーム(というよりは修繕の為、作り直し)しました。 母屋は祖父の時代に建設された古典的な在来工法の建物です。 時代が古いので骨格となる木材はかなりしっかりした物が使われています。柱はもちろんのこと床下は基本的に檜材です。 全てが檜なら問題無かったと思うのですが…、一部の床下に間伐材らしき極端にボロの杉が使われてました。 とは言っても、祖父の時代から何十年も腐食せずに使えていたので、当初の作りには問題なかったと思われます。 問題が発生したのは十数年前に業者がリフォームした後です…。 元々は、台所には大きな土間があり、かまどがありました。 そこに床を作ってフローリングにし、安いシステムキッチンをつけるリフォームを行いました。 (私が県外でサラリーマンをしている頃です) このリフォームが、かなり無茶苦茶でした…。 土間で床下には空気が流れる構造だったのに、業者はそこを完全に塞いだ上に換気口を作っていませんでした。 換気不良で湿気が溜まり、台所に隣接する部屋の床下は一気に腐食してボロボロ。 ものの数年で人が歩くと床が抜ける様な状態に…(湿気でシロアリが発生して杉材が食われた様です)。 ※リフォームした台所の床下も断熱材もなく、合板ベースのフローリング材を直張り…。 で、ボロボロになった部分を完全撤去し、土台から新たに作り直しました。 まだ細かい部分は残ってますが、とりあえずリビングとして機能しはじめました(2007年5月)。 ※撤去作業から3年半の月日が流れました(途中2年ぐらいは作業が止まってましたが(^^;) ビフォー、アフター元の状態とリフォーム後を比べた写真です(だいたい同じ場所と角度から)
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