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早起きして島ポタ

2021年 04月11日

珍しく超晴天の週末。この条件を逃すわけにはいかない。早起きして島へ渡る。島ポタにハマったのは瀬戸芸がキッカケだが期間中は人が多い。瀬戸芸以外の人の少ないタイミングで行きたかった。

しかし去年はその意欲をコロナで潰された。1年経過して感染リスクを下げる理屈と対策が見えてきたのでピンポイントで行動開始。結局のところマスクや手消毒の基本対策をした上で「人に近づかない」「密閉空間に入らない」「余計なモノを触らない」を徹底すれば感染リスクはほぼゼロ。できるだけ人のいない場所へ行けばよい。

コロナショックでインバウンドが消えて観光自体も冷え込んでる。そして東京や大阪は変異種広がって第4波。こうなると瀬戸内海の島へ外から入る人自体が極端に少ない。人がいなければ島の中は秘境と同等。コロナリスクを避けた行動は可能。

やっぱりフェリーはガラガラ。人多かったらデッキで待機かと思ったがその必要もない。他人と十分な距離が保てるスカスカな状態。売店のうどんで朝食を取りつつのんびり寛ぐ。

小豆島に一瞬だけタッチ。

以前はサイクルトレーラー付きでも自転車料金同じだったけど、自転車2台分扱いに変わったようだ。厄介なのはどこにも告知されてないこと。いざ乗船時に「2台分になるんよ〜」って言われるパターン。料金表にもWeb上にも掲載がなく窓口にすら情報なし。以前と同じだと思うわな。

切符買うときに確認って話になるんだけど、窓口の人も把握してなくて聞くとオタオタするとこから始まったりする。Webの料金表に一言追加すればいいだけなのになぁ、と思わずにはいられない。ま、レアケースなんだろうけど。

フェリーを乗り継ぐ。瀬戸内海の島攻略はわりと難易度高い。乗り継ぎミスると便数少ないのでリカバリー不能。自転車載せれない人だけの便が混在してるのでよく確認しとかないとハマる。

このフェリーもガラガラだけど天気いいのであえてデッキを占有してくつろぐ。距離は短いのですぐ島が見えてくる。

上陸した。フェリーが去ってゆく。帰りも乗るからよろしくなー。

主目的はこれだが開くまでに40分ぐらいある。誰もいないうちに狙いたいポイントがあるのでダッシュ。

と言いつつもすぐ止まってしまう。八重桜が満開だった。青空いいねぇ。

人いない。素晴らしすぎる。

たぶんEバイク+COHO XCでここにいるのは俺が初だろな。過剰装備と言われるが無いと困ることの方が多い。センタースタンドのおかげで自転車を自立させて写真も撮れる。いきあたりばったりで動くから持っておきたいモノ多い。余分なウェアとか非常用の食べ物とか適当にCOHO XCにつっこんでおける便利さは異次元なのである。

バイクパッキングのようにキッチリした積載ではなくルーズに適当に使えることが大きな違い。それでいて自転車の操縦感を損なわない。まー語っても響く人は少ないので自己満足の世界だけど。

放置状態が多かった棚田はだいぶ再生されてる。菜の花が綺麗。

それにしても今日の天気はベスト。澄んだひんやり気味の空気に鋭い日差しが差し込んでくる。早起きしたかいがある。大当たりの晴天。

美術館がOPENしたので入る。人はほんの少ししかいない。視界内に人がいない状態を作るのは簡単。写真撮りやすくて素晴らしい。コロナリスクもなし。

爽やかな紫の花。何の花だろ?木の葉っぱには新緑の緑が混ざってきてて鮮やか。

人が少ないとこんなに快適なのか。ガラガラの環境でがっつり堪能した。

海に飛び込む道を振り返ってパチリ。人がいないの最高。

島の幹線道(?)をゆるゆる移動。

非常食は持ってきたがオープン空間のとこで食べれそうなのでここでランチにする。

密とは無縁のフルオープン空間。海が近い!

とうがらしのピッツァを頂く。舐めてかかったら口から火が出た。代謝が良くなるレベル。

食ったら動く。先へ進むと芝桜があった。なにやら文字を抜いて植えてるようだが、完全に平らな場所なので俯瞰で見れず何の文字かわからん。動物避けの電気ワイヤーで囲われてて中にも入れない。周辺に高い場所も無いし、そもそもどーやって文字を見る想定なんだろ?

気になるのでちょっとだけ空飛ぶ相棒使って真上から確認してみる。「ようこそ♡てしまへ」だった。

峠を越えて島の裏側へ。

海沿いぶらぶら。馴染みのない角度から見る瀬戸内海。結構近くに島があるなーと思ったら男木島だった。こっちからの方がかなり近いな。いつも山の上から見てるけどあれより1/3ぐらいの距離。

アクシデント発生。肩掛けベルトで支えて背負ってるカメラバッグのベルトを固定するバッグ側アンカーが破れて抜けた。さすがに裁縫道具は持ってない。おまけに盛大に破れてるので復旧不能。もはや背負えず、、、仕方ないので無理やりCOHO XCに押し込んだ。TRS2AM単体で来てたら詰むとこだった。

写真撮りにくくなったが頑張って撮る。不思議な角度からの屋島など。奥に見えるのは讃岐山脈だが、さらにその奥に2段階に山が見える。あれって一番奥は剣山あたりか?すごい遠いはずだが微かに見えてる。

今日は海の色がすごく綺麗。写真では表現不能。こういうのは直接見て鑑賞するのが最高の贅沢。この条件下でここに立つことができるのは限られた人だけ。プライスレスである。

ぐるっと回って元の場所に戻ってきた。太陽の角度変わったから海の色も違って見える。

棚田は午後の方が見栄えがいいな。影が出て立体感がしっかり出る。

早めの時間に戻ってきた理由はこれ。ここのチケットは再入館が可能。瀬戸芸では混雑してるので再入館したことはなかった。でも今日は極端に人が少ないので狙うしかない。午前と午後で太陽の角度が違う。これだけの晴天で違う条件で2回楽しめるチャンスは滅多にあるまい。

入ったら人少ないどころかほとんどいない。フェリー時間が近づくと誰もいなくなった。晴天状態での貸し切りである。こんなことはもう二度となかろう。とは言ってもこっちもフェリー乗らんといかんので5分後ぐらいには出てダッシュ。

このフェリーは究極に慌ただしい。5分前でもフェリーは見えもしない。ほんとに丁度の時間にやってくる。しかも着岸前にフタ開けて職人芸でぴったりと着岸。固定もなしでそのまま乗船。1分もしないうちに離脱開始。タッチアンドゴーな感じ。

デッキに上がるころにはもう離れてる。さらば豊島。またくるぜ。

小豆島で乗り換え。朝と同じ船だな。なんかアニメキャラクターとコラボしてるようだ。

カモメがどっさりついてくる。通ったとこに魚が出てくるのを狙ってるっぽい。

デッキから夕日を眺める。こっちが動いてるから夕日と島の位置関係が横に動いて情景がいろいろ変わる。贅沢な夕日鑑賞。

高松港着。よい島ポタだった。
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