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夕暮れ時にぶらっと

2022年 08月 30日

まだ日曜日の疲れが残ってるので今日はお気楽にPS1で夕暮れポタ。気負うことなく気楽に山方面を移動できるフィーリングはスポーツEバイクとはちょっと違う。どっちも踏めば疲れるのは同じだけど、TRS2AMだとアシストの減衰と登坂負荷が釣り合うギリギリまで踏みたくなるのに対して、PS1はもっと手前の楽ちん状態でするーっと走る状態で満足してしまう。踏んでも車体が応えてくれないから、ある意味その辺が能力ピークだからそう感じるのかも。性格違ってて使い分けにはちょうどいい。

PS系の滑るような押されるようなアシスト感はPSA1とPS1でちょっと違う。PSA1の方が低速域での演出が強めに感じる。具体的にはアシストの立ち上がりがグンと一瞬強く出たり、踏む力を抜いた時にアシストが弱るまで多めにタイムラグがあったり。それによって滑るような体感を強めに感じる。

ただし、それゆえに足裏連動での繊細な出力制御が難しい。PSA1が超激坂でフロントが浮きやすいのはこれの影響。モーターがズレて出力するので浮かないギリギリのコントロールがやりにくい。PS1はその傾向はない。坂を登るとアシストむらは出るものの低速での足裏連動感はPSA1より高く、激坂でも繊細なコントロールはやりやすい(BBタイプのユニットには敵わないけど)。

※うちのPSA1は2017年モデルに2020モーターと最新ファームを入れた特殊組み合わせなので、現行のPSA1ではフィーリングが違う可能性はある。

JF1やJR1でも感じたが、BESVのハブモーター系はシティ寄りのモデルかスポーツモデルかでアシスト曲線をかえてキャラクター付けをしてる感じがする。PSA1とJF1は近い感じ。やや過剰にアシストの力強さを感じさせることで低速域が笑ってしまうぐらい楽しい。その演出で足裏連動感は落ちてリアルスポーツとは離れるが単純に快適で楽しい。

それに対してPS1やJR1はリアルスポーツを意識してる雰囲気がある。ハブモーターの体感は同じだけど過剰な演出を控えて足裏連動感が高くなるようにし、アシスト外速度へのつながりが自然になるようにレスポンスやアシスト曲線をチューンしてるように感じる。

キャラクター付けとしてはわかるのだが、ソフトウェアだけで作り出せるキャラクターなんだから、「シティモード」「リアルスポーツモード」って感じで、どの車種にも複数のアシスト曲線を搭載して切り替えれるようにして欲しいところ。その方が1車種で気分によってキャラクター変えれるから楽しいはず。やってくれよー -> BESV

まーでもPS1は十分に快適。演出的なパワフル感は控え気味だけど実際の出力は出てるので登坂パワーに不足はない。PSA1と同じくハブモーター特有の楽ちん加減で登坂できる。若干の出力むらを感じるのも同じだが、、、もうちょい精度上げれんのかなぁ、と思うところだが「金をかけるなら」って話なんだろうな。コストバランスとしては落とし所か。

いつもの島鑑賞ポイント。雲は多いが雨は降らなかった。明日も降らない予報に変わりつつある。台風影響で天気予報がさっぱりとアテにならん。

山を越えて反対側へ。バッテリーは余裕。votaniだとこの辺で終わる。さすがにもう一度山を越えて帰るとギリギリすぎてリスキーだが、山裾を走って帰るならバッテリーは余裕で余る。378Whの意味は大きい。夕暮れ時に走る程度の範囲なら山方面でも1本で対応できる。

夕暮れ時にふらっと出て山越えてこの景色を見れるのがEバイク。おまけにウォーキングや軽いジョギングレベルの健康運動も兼ねてる。帰りに買い物にも寄れる。気分転換と運動と実用を気分しだいで好きにこなせる。

人力MTBの頃も近いことはしてたが山を越えるのは時間的にも体力的にも無理がある。行動範囲と時間と体力のバランスがいまいち悪くてストレスだった。それがEバイクで一気に解消。ショボイと言われる日本の減衰式アシスト規制だが、適度な運動として自転車で走りたい身としては行動範囲と運動量の関係はベストバランス。

楽しんだので山裾ルートで帰る。いくつかアップダウンあるけどゆるポタ気分で通過。やっぱPS1はよくできてるなー。突き詰めるとパーツ系は総入れ替えになるが、万能ミニベロとしての満足感はそれ以上。この独特の楽しさはTRS2AMとかのリアルスポーツとは別の世界。

PSA1からPS1への乗り換えは敷居高いので、気になるなら最初からPS1を選択することをお勧めする。結構な額なので買った直後は後悔気味になるかもしれんが、しばらく乗れば楽しさで元をとった気分になる。そうなればそこから先は徳しかない。Eバイクとはそういうもの。
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