バッテリーカバーを脱着可能に改造

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2020.11.14


バッテリーは2本使ってる。でも2本でも足りないシーンがある。たぶん来年にはもう1本増える可能性大。

そうなってくるとバッテリーカバーがそれぞれに付いてるのがウザい。カバーが必要なのはTRS2で使う時だけ。1つのカバーを使いまわしたい。そもそもカバーは泥跳ねで汚れる。充電する時にはカバー外して本体だけ扱いたい。

カバーの扱いは以前にBESVにリクエスト入れたが、途中充電や複数本利用は現実味薄くて実現せず、、、あの時点ではこっちもカバー外すシーンはピンときてなかった。しかし、実際に使い込んだことで問題点は把握した。

「汚れたカバーをバッグや部屋に入れたくない」
「バッテリー外したオープン状態で放置したくない」

1本利用でもカバーは工具なしの脱着ができるべき。そして外したカバーのみをTRS2本体に固定する仕組みがいる。残念ながら現時点では考慮されてない。仕方ないので自分でやる。


カバーはネジ2本外せばスライドして外せる。だが、交換毎にこんなことやってられない。工具無しで簡単脱着が必須となる。

もともとカバーはレールで本体とスライドして一体化してる。最後をネジで固定してるだけ。この構造自体は良くできてる。固定がネジなのが問題。


ネジ固定しなけりゃよさそうだが、そう単純にはいかない。カバーとバッテリー本体の蓋は共締め。ネジ無しではバッテリー側の防水性が落ちる。

本体の蓋のみをネジ固定するとネジ頭が飛び出てカバーの位置がズレる。位置合わせはカバー側のネジ固定の出っぱりを削って調整になる。多く削ると強度下がるのでよろしくない。


飛び出しを限りなく抑えるために極低頭ボルトを使う。頭の厚みは1.5mm。


最小限の飛び出しで蓋を固定。


カバー側は1.5mmズレる計算。その分を削る。


カバーを装着すると位置関係はピッタリ。バッテリー本体は上から下へカバーのレールをスライドして入ってる。下側はネジ固定用の飛び出しの部分で止まる。

カバー基準ではバッテリー本体は下には動かず、上にはスライドできる。バッテリー本体側からだとカバーは上には動かせず、下にはスライドできる。


カバー側を持つとバッテリー本体は定位置から下へは動かない。なのでバッテリーの装着作業は同じようにできる。

※カバーだけ持って逆さにすると本体が滑り落ちるので要注意。


フレームに装着。カバーはここより上には動かない。バッテリー本体のネジとカバーの固定用の出っぱりで固定。


下側にはアンダーカバーまで隙間がある。密着してるのでほぼ固定状態だけどカバーは下へは動ける。強い力で下へ押すとアンダーカバーに当たるまでは下がる。外れることないので問題はないが気に入らんので対策する。


5mm厚のゴムシートで隙間を埋めた。これでカバーは下へ下がれない。バッテリー装着した時点でカバー位置は固定。


カバーのレールは上の方に偏ってる。下側はネジ固定する想定だから仕方ない。下の方を引っ張るとちょっとカタカタする。強度あるので問題でもないが薄いクッションパッドを貼った。


もう1本のバッテリーも極低頭ボルトで蓋を固定。これでカバー1つを素早く付け替えて複数バッテリーを運用できる。レール滑らせて脱着するだけなので数秒で交換。カバンに入れるのはバッテリー本体のみ。充電に持ち込むのもバッテリー本体のみ。汚れたカバーで困ることはない。これが普通だろ。


外したカバーはフレームに被せてフタできる。上下に引っ掛けるバネ金具を作れば差し込むだけで固定できそう。


とりあえずはベルクロ1本あれば固定できる。カバーを開口部のフタとして使うだけならこれで問題ない。


ついでにスペア運搬用のカバー作った。余ってた古いキャンピングマットを再利用。扱い荒っぽいので緩衝材カバーは大事。

複数本のバッテリー使うのはまだまだ少数派。504Whで足りない、って話しても反応鈍い。でも傾斜キツイ山岳路をウロつけば1本で半日走れないのが現実。HIGHモードでゆっくり楽に動けばより消耗が早い。

E-MTBマジックに気付いてる人は少ない。険しい山岳路を平地と同じ疲れ具合でブラブラできる。走る場所が過酷であればあるほどバッテリーが先に無くなり時間と体力が余る。そんな場所を1日の時間枠で好きにポタするには3本(1.5kWh)いる。

冬場は日が短いから我慢するとしても来年にはもう1本欲しいよなぁ。自転車のカスタムよりバッテリー追加が先だな。



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