劣化したスナップリング交換&脱落対策

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2025.04.11


こないだのナイトトレイルの時にCOHO XC接続用のボールジョイントのとこのボールが外れてアームが片側脱落した。幸いにも低速だったのでCOHO XCが傾いたまま引きずったけどダメージはなし。原因はボール固定用のC型スナップリングが緩くなっていて走行の衝撃で外れたっぽい。

6年間ノントラブルだったので気を抜いてた。スナップリングはバネっぽく溝に噛み込んで押し付けられてるモノなのだが、長年のボールからの衝撃で劣化したのかビミョーに口が開いてガタがある状態になっていたようだ。外れたスナップリングをラジペンで無理やり口を狭く修正して応急処置したが、もはやバネぽい反発なし。さっさと交換する。


左がもはや変形自由の劣化スナップリング。右側が新しく入手した新品。新品はバネっぽい感触がある。でも強めに開くと元にもどらなくなるので1回外したら再利用は気持ち悪いな。1回のみの使い捨てと思ってた方がよさそう。

スナップリングはホームセンターで売ってる、と聞いたが甘くなかった。確かに売ってる。偶数ミリのサイズなら。ぱっと見で10mmだろうと買ったのだが微妙に大きくて使えなかった。軸側をノギスで測ると9mm。ホムセンにあるのは8mmと10mm。9mmなんてサイズはJIS規格外。

頼るはアマゾン。単品では見つけられなかったけどセットのやつに9mmが入ってるのがあったので入手。他のサイズは使う機会なさそうで勿体無いが最速で交換したかったので仕方ない。


ついでにボール部分も新品に交換。もう使わないクイック用のシャフトに同じボールが付いてるのでそこから拝借。新しいスナップリングは溝にカッチリ噛み込んだ。この挟み込んでる感が大事なようだ。緩い感じがしはじめたら即交換ってルールにしよう。念の為に予備を携帯しとくことにする。


脱落してなかった反対側のスナップリングを外してみると、、、これもダメだな。口が開いてしまってる。


こっちも新品ボールと新品スナップリングに交換。


そしてさらなる脱落防止対策を考える。そもそもスナップリングが外れたぐらいで接続してるアームが外れるのは問題。COHO XCはハブの幅が変わっても接続できるようにアームの幅が可動する。これがアームが外れてしまう原因。

スナップリングが外れてボールが左右に動く状態になるとアームが広がって自分でシャフトから外れて脱落してしまう。アームが左右に広がらなければ例えスナップリングが外れてもボールはシャフトに通ってるからアームは脱落しない。


というわけでアームの幅可変の機構を制限する。アーム幅をTRS2の幅に合わせた状態で可動部の重なってるとこに穴をあけてネジを切る。


上下の2箇所に3mmのネジを打ち込む。これで可変機構は動かない。実際には根本に多少のガタがあるのでアームのジョイント部は少し動く。でもボールがシャフトから脱落するほどではないのでスナップリングのトラブルで走行中にCOHO XCが外れる事故は回避できる。ネジを外せば元通りになるので他のハブ幅に接続する必要が出ても対応可。


テスト走行したが問題なし。左右幅を固定した恩恵でTRS2との接続がやりやすくなった。今まではアームの先端幅が勝手に動くので一発で左右ボールに合わせにくかった。固定したことでボールの位置とピッタリ合ってるからサッと連結できて快適。

対策完了!

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