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初走りはMTBフィールドへ遠征

2022年 01月 04日

早朝から瀬戸大橋を渡る。ショップで菖蒲谷森林公園ってとこに走りに行くって話が出てたのでのった。兵庫県たつの市の公園施設だけどMTBの競技が開催されたりしててMTBでの走行が公認されてるようだ。走れるルートもいっぱいあるとのこと。現地まで131kmなので近い方だけど瀬戸大橋を渡るのでコスト的に遠い。四国側に住んでると橋がネック。もっと安くしてくれって思う。

まーでもホントに安くなると本州側からも四国へ気軽に人が流れ込んでくるからビミョー。千円高速だった時は四国内のいろんなとこが混んで困った。四国内が程よくのどかな田舎感を保ってるのは橋が高くて人の流入がセーブされてるのもある。そういう意味ではこのぐらいの料金が妥当なのかもしれん。

今回は3人3台なのでパジェロで遠征。空飛ぶTRS2はもう慣れたのでなんともない。外から見ると異様な高さだけど3.3mだから主要道なら困ることもない。が!公園に近づくと斜面に生えてる木の枝が道路に出てる部分があるので要注意。大袈裟に避けながら走らないと接触する可能性あり。どんな位置関係なのか運転中は見えないので余計に不安。

店主はサーリーのハードテールに3.0インチ幅のタイヤ。ハードテールなのに重いらしい。

覚悟はしてきたが気温2〜3℃。強風な上に雪が舞ってる。日陰はめっちゃ寒い。グリップヒーター無かったら死んでる。走れば温まるって言うけど私は足先と指先はダメ。汗だくになるほど運動しても足先や指先はジワジワと冷えてヤラれていく。気温5℃以下はグリップヒーター必須。足先は貼り付けの使い捨てカイロを使ってる。

公園の一番奥の駐車場には本気な人らがいっぱい。ポタリング仕様のTRS2AMはかなり場違い感。一応、サドル下げてまじめに走れるようにサドルバックは外してきた。まーハンドルバックにカメラとか場違い装備てんこ盛りだけど。そもそもカメラバック背負ってる時点で変な人レベル。

コースというか走行ルートは龍野マウンテンバイク協会が管理&整備してて通年&無料で走れるようだ。競技の時はちゃんとコース設定されるみたいだけど、普段は公園内にいっぱい枝分かれしてるバラバラのルートを好きに走っていい感じ。走行方向も特にない。一部のルートで周回コース的に何台かがくるくる走ってる場所では暗黙で同じ方向に走るって感じかな?

走れる時間は6〜18時(たぶん公園の時間)。下の道路が6〜18時しか通れないので早めに下山してゲート外に出ないと閉められて帰れなくなる。あと難点はルートの大半が携帯のエリア外(ここは王滝かよ)。スマホが使い物にならない。別行動すると再合流は時間と場所を決めとくしかない。単独でどっかで落ちると遭難レベルなので気をつけるように。

最初のスタートポイントからお二人さんはスルッと入っていったけど階段ですがな!階段は苦手。2回目からは迂回路から入るようにした。そっちはすぐ横が斜面なので別の意味で怖いけど。

ルートはよく整備されてて走りやすい。難易度高いとこもあるけど降りて押せば通過できる。ただ土質というか表面に浮いてる砂っぽい砂利が妙に滑って、自転車に乗ってるとそこそこグリップするけど急斜面で降りると足が滑って人間が立ちにくい印象が強い。なので押し上げポイントは地獄。足が滑って押せない。

ルート内は登りも多い。ポタ向き柔らかサスセッティングなので下りは厳しいけど登り方向なら水を得た魚状態。壁みたいなとこ以外はだいたい登れる。緩めの階段レベルも横の隙間があれば登れる。丸太段差を越えての登りも木でタイヤが滑らなければ登れる。今日は空気圧1.3barにしてるけどもうちょい下げた方がいいかも。チューブだからやりすぎると下りでリム打ちしてアウトなので加減が難しい。

下り。ところどころに2、3段ぐらいの丸太階段モドキのドロップが出てくる。うまい人は飛ぶけどこっちはゴトゴト越えるのがやっと。前輪がひっかかると前転するのでリア荷重で段差の少ないとこを狙って通過。

吸い込まれるような激下り。曲がった先でルートは2つ。荒れた急角度の丸太階段と細いトレイル。階段を避けて細い方に行くと最後が壁下り、、、どっちも地獄。降りて押して下ろうにも人間が滑って自転車ごとずり落ちる始末。乗ったまま下るのが正解なのだがテクが足りない。

それ以前にそんな極端な下りポイントではサスセッティングがまったく向いてない。特にフロントが柔らかすぎ。無理に下るとギャップでフロントが踏ん張り切れずに前輪引っかかって前転コースになりかねない。エア圧を上げとくべきだったか。どっちにしろ怖くて乗って下る気がしないのだが。

写真で見るとどーということなさそうだけどエゲつない斜度を落ちてくるコーナーだったりする。逆方向に登ると普通に突っ込むとフロント浮いて終わる。フロント浮かないように前荷重しすぎるとリアのトラクションが抜けて終わる。その中間でリアが微妙に空転入りつつもトラクションが抜けきらずフロントも浮かないギリギリを保つと乗って登れる。

クロスカントリーで走ってる人はこんな場所を人力MTBで登りまくるらしい。わけがわからん。E-MTBでも難セクションなのに。

腹減ったので車に戻ってランチ。寒いのでカレーカップヌードルがうまい。昼はちょくちょく日差しが出て助かった。気温は低いけど太陽出てると日差しが暖かくて快適。ちなみに周囲には何もないので食べ物や飲み物は用意しておく必要がある。山を下ったとこにカフェっぽいのはあったかな?コンビニとか買い物できるとこはだいぶ遠い。

食後のコーヒー。寒いので冷えるの早い。気温低いとチタンダブルのマグが欲しくなるなぁ。真空マグじゃなくて間に空気入ってるだけのがいい。真空のは保温性は抜群だけどカップ外側が冷たいままなので体感としてイマイチだったりする。冷めなさすぎも熱すぎて飲めないので程よくカップが暖かくて程よく冷めていくのがベター。

チタンシングルは超軽くて可搬性抜群だけど冷えるのが早くカップは触れないぐらい熱くなる。でも直火ができるので単体でお湯を沸かせるし冷めたら追い焚きも可。シングルとダブルのスタッキングできるセットを作って欲しいところ。

昼からも走る。外周をつないでるダブルトラックで別ポイントに移動。

私には難易度高すぎポイントがあるルートに行くらしいので、こっちは別行動で少し離れた場所の謎ルート散策へ。ポツポツと測量した境界杭があるので人が入ってるから通れるルートだとは思うがMTBの走行跡はない。E-MTBだと通り抜けれなければ戻ればいいだけなので入り込むのは気楽。人力だと下りで入ってしまうと引き返すのがしんどい。この差は大きい。

狭いとこや]倒木とかあるけどルート的には走りやすい。まぁまぁな距離を走ったら別ルートへ隙間から出てくる形で繋がった。逆からはわからんな。たぶん元からある歩き前提のトレイルルートそのままかな?ガツガツ走るコース的な要素はないけど探検ポタルートとしては悪くない。

また場所を変えて別ルートへ。日が傾いてきてめっちゃ寒いけどグリップヒーターでぬくぬく。

ふーん、牧場だったのか。もうすでに林になってしまってる。

上まで登ると周回コースっぽい感じのルートがあった。何人かがMTBでガンガン走り込んでる。

反時計割で走ってるようなので同じ方向で走ってみた。奥は深くてクネクネとテクニカルなコースで上の方まで登っていく。コース取りはテクニカルだけどドロップとか怖いとこはないので楽しく走れる。結構な登り区間で人力MTBにバンバン追い越される。ここで練習してるのはE-MTB不要な人が多いようだ。

人力MTBがかなりの勢いで通過していく。クロカン走行の人らって脚力と体力がハンパないな。E-MTBでもまったく敵わん。すげー。

また別のルートへ入る。なんの気なく左へ行ったら小さなジャンプスポットみたいなの通ってヒィ〜。右が元々の遊歩道なのかな?MTB用に交差してテクニカルなルートを追加で作ってるっぽい。

バンクっぽい構成もある。本気な人らはすっ飛ばして突っ込んでターンするんだろうな。

トレイル抜けてダブルトラックに出てきた。この雰囲気がなかなかいい。綺麗すぎてMTBには物足りないけどグラベルロードにちょうどいい感じかもしれない。コース走行苦手でもここを含めて山の周囲全体をMTBで散策ポタとかも楽しめそう。

ロケーションいい場所も点々とある。水が緑色な池。デイキャン装備持ってきてここでのんびりってもいいなぁ。今日は2℃だから無理だけど。

この後も午前中に通ったルートの逆方向とか謎の脇道とかクタクタになるまで走りまくった。寒くなってきたので16時過ぎに片付けして撤退。

難易度高めなとこもあるけど、たまにはこういうコースっぽい場所の走行も楽しいな。気温3℃付近で寒かったけどグリップヒーターで指先は常にぬくぬくだった。ランチ時以外は9V駆動の中温モードで付けっぱなし。10000mAhのモバイルバッテリーを2個半消費した。1日スパンで100Whぐらい使う感じか。面倒なので近いうちに走行バッテリーから電源取る予定。

走りに関してはサスセッティングは変えないとダメだな。いつもの柔らかセッティングではダブルトラックレベルの下りがギリギリ(あえてそう合わせてる)。落ちるような下り傾斜ではフロントの踏ん張りが足りない。下りながら丸太や木の根を越える時もフロントに余裕なくて危ない。たぶん、エアボリュームスペーサーを1つ戻して規定サグ内のエア圧高めの方で調整するぐらいがよさそう。リアは少しエア圧上げる程度でいいかな。飛ばないし。レスポンス遅いドロッパーも悩みどころかなぁ。アップダウンが連続すると瞬間的に動かせないのでとっても辛い。

気にしだすとタイヤのグリップやらチューブのエア圧の限界とかモロモロが関わってくるが、速く走りたいわけじゃないので安全に走破できればいい。今のままでは遅く走っても危ない面があるので最小限の変更で適応できるようにしたいところ。

まー、こんな環境を走る機会は下手すりゃ年単位なのだが、、、
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