ラーメン屋行きでPS1のロング性能を試す
2022年 09月 25日
フロントフォーク交換とブレーキのSLX化で長時間のロングライドに重要な部分が整った。ミニベロは根本的にロングライドには向かないけど気分的にわざわざミニベロで遠くに行きたい時もある。PSA1でもそこそこ走れたが100kmクラスは快適とは言い難い体感だった。ほぼ同じモノに見えるPS1の体感はどうなのか?実際に走って確認する。
向かうのは定番の80kmぐらい先にあるラーメン屋。テキトーに新ルートを開拓しつつランチに行ってくる。遠いのでちょっとだけ真面目に走るけど遠慮なく寄り道する。止まって写真も撮る。時間の使い方はいつもと同じ。バッテリーは1本では話にならないのでスペアを背負う。なのでカメラはEOS M200とEF-M22mmF2で我慢。
ちなみにノーマル状態でのロングはやめた方がいい。フロントフォークが固いので乗り心地が悪い。そしてサドルも固い。リアショックの動きも悪い。人間側が長時間もたない。走り慣れてる人なら耐えれるけど楽しくはない。先に乗り心地改善のカスタムをすることを強くお勧めする。
自転車道のベコベコだった舗装の一部が新しくなっていた。ずっとこの状態なら自転車カテゴリ関係なく快適なのだが、そう甘くはない。香川〜徳島の交通量の少ない道のロングを走ると乗り心地の観点でフルサスMTBを推奨したくなる舗装路が多い。
なんかシクロの練習してる。こういうとこにパンプトラック作らせてくれたらMTBでも遊べるんだけどなぁ。
フルサス推奨セクション。木の根がアスファルトを突起状に押し上げたのが延々と続く区間。細いタイヤは気を抜くとリム打ちする。以前はホントにMTBしか走れないぐらい酷かった。舗装しなおしで復帰したがまた同じ状況になりつつある。横にでっかい木が生えてるとこうなるわな。
舗装路シングルトラック区間は相変わらず。もはや整備する気なしって感じ。自転車道を走る人もこの辺の前後含めて荒れてる区間はごっそりと一般道に逃げるみたい。独り占めで走れるので個人的には好都合ではあるが、、、
元は鉄道だったトンネル。鉄道だったわりにはキツイ登りがある。後から道路形状変えたのか?と思ってたが橋脚の残骸があるので線路は一定の傾斜で空中を通ってたようだ。
巨大イチョウ。黄色くなるのはまだ先。
ソフトクリームエイドステーションで休憩。
淡々と峠を越える。この道は路肩狭いとこ多い上に交通量まぁまぁあるので落ち着かない。下りに入ると速度上がるからマシだけど。
徳島側の県道。ここも路肩無くて走りにくい。車線狭いのに車ばんばん来るし。そもそも車のタイヤ通るとこが凹んで轍になってて端がボコボコなとこ多いから道路端を安定的に走るのも難しい。荒れてるとこはどーしても轍に落ちる。常識的な車は対向車とのタイミング見て空間とって追い越してくれるけど、当たるスレスレを凄い速度差で抜けるアホや、対向車来てないのに横に並んでわざわざこっちへ幅寄せしてくる犯罪まがいまでいる。通りたくないけど迂回できる裏道ないんだよなぁ。
幹線道で車と戦っても損しかない。可能な限りさっさとこういう道に逃げる。対向しにくい幅なので車はほぼ通らない。狭い道こそ自転車のテリトリー。
いつもと違う場所から川へ入ってみる。ここも沈下橋か。初めて通るやつ。
トラクターが渡ってきてる。狭いので橋の上では自転車すら対向不能。通過するまで待機。
渡っても対岸ではない。中洲なので川の中と定義されてる。広大な農地が広がってる。
中洲の知らない道を適当に彷徨う。広大すぎてわけがわからん。似たような景色が延々と続く。
中洲内の幹線道。センターラインがあって道路沿いには電柱もある。でも川の中。不思議な場所だ。
長い沈下橋を渡って本物の対岸へ。橋の向こうに見えるのが不思議空間の中洲。
貸切のような土手上の道を東へ進む。吉野川の河口から24kmポイント。ちょっと向かい風かな。アシストがカバーしてくれるので困りはしない。
河原にゴミ玉みたいなのが点々と。台風の増水でできたのか?
Googleにすごい道を案内される。生きてる道っぽいけど草で完全に埋まってるぞ。穴ぼこだらけで水たまってニュルニュルな箇所もあるし。まーPS1は走破できるからいいけど。
ラーメン屋手前でバッテリー残が赤点滅。強制的にアシスト1に落とされる。うーん、想定より消費が早いな。帰りのルートの方が距離あったような、、、2本目で帰るまでバッテリー持つのだろうか。
当然ながらずっとアシスト3で走ってる。単独で自分のペースで走る時にアシストを下げておく意味はない。速度上がれば自動的に比率は下がるので普通に走れば十分にECOモード。個人的には基本は3(STEPSならHIGH)。ちょっと気を遣うならS(スマートアシスト)か。バッテリーが足りないならスペアを用意するスタンス。まースペア用意しても足らん場合は困りものだが、、、
とりあえずランチ。ギョウザが半額だったのでつい注文したが、、、腹パンパンで死んだ。相変わらず唐揚げ半分量が狂ったようにデカい。食ったあともしばし休憩。のんびりと帰りのルートを検討する。
ここまでの前半ペースはTRS2AM+COHO XCより速かった。そんなに無理をしてるつもりもない。PSA1と方向性は同じだけど少しだけ負担が軽くて少し速いって感じ。体への負担感が少ないのはサンツアーのAIRフォークの影響が大きいように思う。軽さからくる体感的な軽快感や微妙に違うジオメトリーの影響もあるのか、ちょっと余計に踏んでも嫌な感じが少ない。結果的に少し心地よくて少し速い。
バッテリーは意外と減りが早いかな?同じルートをPSA1で走ってないから直接比較できんけど。PSA1は淡路の150kmを走った時は1本と2メモリ(40%ぐらい)で走れたんだがなぁ。イベントだとテンション高く他の参加者を追いかけるから、自分の限界まで踏みまくることでアシスト比率が下がってバッテリー効率が良かったのかもしれん。
ノロノロと帰る。裏道経由で初めてのルートへ向かう。
コインランドリーか、、、バラ園ネーミングの由来は何なのか?
峠に入ると自販機とか無いだろうからこの辺で水分を確保しておく。COHO XCが無いから余分に運べないのが不便。バッテリー背負ってるから追加で飲み物背負う気にもならんし。
ここは鳴門市なのか。
道の駅の隣に変わった建物がある。
知らない人の記念館だった。政治運動、社会運動、組合運動、農民運動、協同組合運動の源流がこの人のようだ。せっかくなので反対側にあるドイツ館との共通チケットを買って両方とも鑑賞する。
ドイツ館。
何でドイツ?って思ってたが捕虜を収容する施設が近くにあったようだ。その施設内の音楽活動でベートーベンの第九を演奏したのがアジア初の演奏らしい。マネキンロボットがいろいろ説明してくれる。
いつものことだが遊びすぎた。心もとないバッテリーで峠を越える。この峠はヘアピンコーナーが多数。向こう側への下りは車より自転車が速い。
峠を下りきって国道11号に合流。交通量多くてウンザリ。
マイナーなうずしおロマンティック海道に逸れる。旧道だったとこで今はトンネル抜いた方が国道になってる。
路上に点々とアートが設置されてるのだがノーメンテ放置で錆びてめちゃめちゃ。ロマンチックでもなんでもない。危険なほど劣化した作品は撤去してるようだが、いやそうじゃなくてメンテしろよ、、、
そんな感じだからガラーンな感じで珍百景みたいな道路になってる。個人的には人が少ないので好みではあるが。
幹線道を避けて裏道スペシャルで帰る。
こういう道をチンタラ走るのがPS1には合ってる。そもそもカッ飛ばそうとは思わない道。
秘密和菓子屋に寄る。18時でも開いてるのがありがたい。道中で遊びまくるからここを通過するのはどーしてもそのぐらいの時間帯になってしまう。
瀬戸のしずく餅あった。その他いろいろ入手。店主に今日は引っ張ってないねー、と言われた。COHO XC付きの印象が染み付いてるようだ。そーなんだよなぁ、COHOあると持って帰るの楽なのに。今回は携帯リュックに入れて追加で背負って帰る苦行。
もうマジックアワーの時間帯。日が暮れるの早くなってきた。バッテリーはほぼ空でアシストは強制的に1に落とされた。でも経験上、PS系の残量赤点滅の強制的な1アシストはわりと粘る。たぶん帰るまでもつ。
暗くなったけど慌てる必要もない。サンポート高松のオシャレ瀬戸芸テーブルエリアでコーヒー飲んで休憩。出たり入ったりするフェリーをまったりと眺める。この空間いいよなぁ、瀬戸芸後も残して欲しい。
真っ暗な中を帰る。ライトが強力なのでどーということはない。気温下がってめっちゃ涼しい。
うーん、もうちょい粘れば160kmだったか。まー、バッテリー残が赤点滅してる状態で無理して引っ張っても意味ないけど。距離的には走った方だけど獲得標高は1024m。もっと走れそうに思ってたんだけど意外と早くバッテリー終わった。平地っぽい場所とか向かい風の巡行でジワジワ消耗した感じ。
PSA1で出た淡路島ロングライド150やしまなみ縦走は走ってる時のテンションが違うんだろな。完走後はボロボロに疲れてたし。しまなみなんか獲得1800mぐらいあったのに162kmを2本で走り切ったからなぁ。イベントマジック状態で走ればもっと伸びると思われる。普段の走りでは手を抜くから短くなる方向。
PS1は根本的にロング向きではないが、走行感はPSA1の時よりだいぶいい。走らない自転車感のジレンマが軽い。軽さからくる軽快感とフォークを変えたことで良くなった乗り心地の影響が大きい。乗り心地の良さで体力温存できて走らないなりにも軽快感を感じながら踏める。感じる負担感が少なめ。
あとノーマルのチェーンリング48Tはロング向きだな。わずかな下りや追い風で軽く踏み足して30km/h付近で走るってシーンで楽できる。最適なギヤ比がまた悩ましくなった、、、
ハンドルポジションはもう少し下げたい。純正のステムエクステンダー入れると50mm下がるのでやりすぎなのが悩ましい。ステムエクステンダー入れてライズの大きいハンドルに変えるか?その体感もやってみないとわからんのよなぁ。まーゆっくり考えるとするか。
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