雨と霧の剣山スーパー林道2024年 09月14日下界はまだまだ暑くて太陽出てる時に走る気がしない。そこそこの暑さ耐性はあるつもりだけど今年は異常すぎる。まーMSBRに向けてTRS2AM単体でダート走ったときのバッテリーの持ち具合とか試したいので標高1000mオーバーの涼しいとこで走るかー、と剣山スーパー林道に来たのだが、、、なんか天気予報が急速に悪化。道中は晴れてたのに林道に近づくと一気に怪しい空模様。 自転車下ろした途端に霧雨が降り出しやがった、、、仕方ないので開き直って悪天候時のテストとして走ることにする。雨は弱いのでレインウェアは上だけでスタート。 雲が低い。山の頭が雲で見えない。 まずは東区間を走る。フラットダートイメージの剣山スーパー林道だけど東区間はちょっとガレ気味な印象。アシストモードを小まめに切り替えながら、とは思うものの、先を急ぐとHIGHばかりになっちまうよなぁ。 おなじみのカーブミラーの支柱だけポイント。このミラーは永遠に修復されないようだな。気温は20℃、湿度高いので寒いほどではないけど長袖アンダー+半袖ジャージでは肌寒い。薄手のレインウェア着ててちょうどいいぐらい。実際のところレインウェアやウインドブレーカーは走ると蒸れるので着るものの判断は難しい。 この辺の地層の見え方もなかなか豪快。 霧で視界悪い。メガネ+オーバーサングラスなので水濡れと曇り対策を考えんといかん。ダート区間の終わり付近まで行ったとこで一気にゲリラ豪雨のような雨をくらう。レイウンウェアの下を後回しにしてたのが大失敗。強行突破して屋根のある休憩所へ逃げ込む。 濡れたズボンをタオルで拭いてレインウェアの下を履く。だいぶ時すでに遅し感。山の天気は急変するから霧雨の段階でフル装備にすべきだな。レインウェア着ると蒸れるから諸刃の剣ではあるが。 東区間をターンしてR193まで戻る。西区間へ行くぜ! 西区間の入り口。いつもだけ天気悪い時でも不思議とこの辺は雨降ってないことが多い。なので騙される。林道区間へ入ると突然雨がくること多いので前もって準備してた方が吉。 ファガスの森は営業してるようだ。ランチめざしてゴー。 西側区間、特にファガスの森まではフラットダート的で走りやすい。ずっと登りだけど。 端の方は石がガラガラしてるとこも多いので下り方向は気を抜くと痛い目にあうので注意。 案の定、雨がざんざんと降り出したのでHIGHモード+人力フルスピードで脇目も振らずにファガスの森へ。西区間の入り口から7kmだけど体感的には凄く遠く感じる。アシストあってもダート+登りではアベレージ出ないから進まない。 なんにもない林道の中にあるオアシス。この存在はありがたい。 ランチに鹿カレー。今日は試しにハンバーグカレーにしてみたが、ハンバーグは鹿肉のクセが強くていまいち口に合わなかった。カレーの方はうまいので個人的には普通に鹿カレーだけの方が好み。 雨にやられてもはややる気なし。追加でコーヒーも頼んでどっぷり休憩。ちなみにここは携帯電波はほぼ入らない。外だとdocomoが微かに入る時もあるが、建物内に入ると通信不能な感じ。ここでのんびりしながらルートのチェックとかする場合は地図キャッシュ必須。 撤退するか迷ったけどせっかく来たので行けるとこまで行く。 徳島のヘソ。見事に真っ白キャンバスで何も見えん。ひたすら雨は降るし濃霧も走行に危険なレベルになってきた。 林道の最高高度地点に到着。雨も霧も相変わらず。 もはや路面が近づくまで見えないので下り方向はかなりリスキー。 iPhone自体は防水だから問題ないが、ライトニング端子のとこに水が入るので充電不能が続く。これは盲点だった。なんかカバーがいるな。 MSBR用に交換したスプロケの真ん中付近のギヤで変速不良が発生。おまけに条件によってスプロケ付近からカタカタ音が出続ける。なんの音かと色々試したら、大きい方の一体になってる5枚分がスプラインと隙間があるようで回転方向に何ミリか動く状態になってる。 そこにチェーンがかかってると音がしないけど小さい方にチェーンが来てると5枚一体の方がフリーになって振動で動いてカタカタ音が出てるようだ。そして大きい方の5枚が隙間分ズレる余地があることでその境目の変速が失敗する感じ。スプラインとスプロケ側の隙間ってこんなにあるものなのか?戻ったらバラして原因追及しないといかんな。 これ以上進むとバッテリー切れそうなのでここで撤退。 ざんざん降りで道に水が流れ始めてる。帰りは下りなのでいつもならハイペースでぶっ飛ばせるのだが、雨と霧とメガネの曇りで視界悪くてロクに走れない。モタモタするので腰まで痛くなる始末。悪天候はムズい、、、 西区間の入り口まで戻った。 R193を東区間の分岐まで登ってる途中でまさかのバッテリー切れ。予定よりだいぶ早い。うーん、ダートだとこの程度しか走れんのか、、、仕方ないので人力の5km/hでジリジリと登る。アシストあればすぐそこなのに人力走行では果てしない。 人力で5km/hペースの坂はアシストONなら15km/hで走れる。普段なら15分で到達する場所がバッテリー切れになると45分もかかる計算になる。でも実際はそれだけではない。 『人間負荷が高い状態が3倍の時間続く』 15分なら休憩なしで行けても45分は続かない。途中で何度か休憩が必要になって到着までの時間がどんどん長くなる。当然ながら到着時には3倍の時間高負荷運動をしたから疲れ果ててる。これが人力のみでは山岳路経由で遠くに行きにくい理由。 逆にいえばそれだけEバイクのメリットが大きいのである。自転車の走行感や運動感を保ちながら連続する高負荷状態を大きく底上げしてくれる効果はもはや必須。山岳路を人力のみで走ることの方がイレギュラー。 雨に濡れた緑が綺麗、とか言ってる場合でない。ダートの登りを人力で走るとか修行以外の何者でもない。もはやフラフラ。いまさらながら王滝SDAって狂ってるよなぁ、と思う。もうあれに人力MTBでは出れんな。第1CPまでもたん。はよE-MTBクラスを作ってくれ。 雲の流れが早い。 しっとりとした林道も良い雰囲気ではあるがメガネ人には視界が悪すぎて超走りにくい。また晴れの日にリベンジ。 ドロドロで撤収。 車内はエアコンでカラッとサラサラになって超快適。車って偉大だ。誰もいない林道をゴトゴト走るのもまた楽し。ここから下山するのが激狭ルートなので一苦労なのだが、、、のんびりペースで淡々と走って帰還。あいにくの天気だったけど雨天の問題点がいろいろわかったのでヨシ。 |
[ ポタリングの記録一覧へ ] |