2019.07.01 自分で言うのもなんだけど「かもしれない」運転で危険予測は敏感な方だと思う。それでもあり得ないような想定外は発生する。 センターラインのある片側1車線の道。路肩が左に大きく広がって退避スペースになってる場所。 そこに通りかかった時、左奥に止まってた車の前輪がピクっと動いた。後方確認せずに車線に出てくるとぶつかりかねないタイミング。瞬時に急ブレーキで停車直前まで減速。想像通り車が右へ動き出したので、そのまま足ついて止まる。ウインカーすら出さない。まったく、、、後方確認もしていない、少なくとも自転車を見落としてる。 こっちの位置は横方向に大きめに離れた右後ろ。止まったので車が車線に出てきても接触することはない。普通に車線に出てくるなら前方へ離れていく。 ところが、その車は右へ深く曲がりはじめた。Uターンをするようだ。それでも対向車線へ向かって半円を描く動きなら接触しない。そもそも横になった時点で直接こっちが見えるから気づいて止まるはず。 想定外はここから。なんとその車はフルステアの最小回転半径で旋回。対向車線ではなく左車線に逆向きに入るぐらいの走行ラインで動く。目の前で真横になり戻ってくるように内輪差全開で一気に近寄ってきた。 横になった時に見えた運転者は一度もこちら側に顔を向けない。ヤバイと思って自転車から降りる。その瞬間PSA1のフロントタイヤが運転席ドア付近に巻き込まれるように弾かれる。ハンドルから手を離して飛び退いたので人間は離脱。PSA1は勢いよく右側に倒され、接触したままズルズルと押し戻される。車は数m動いて停車。 あの位置関係で接触する状況があるなんて、、、全く予測できなかったことがショック。 人間側はとっさに離れたので接触もケガもなし。運転者は非を認めて謝ってきたので物損で片付ける。むろん運転に関しては厳重に意見させてもらった。 パッと見は大きな損傷はなく自走も問題ない。が、勢いよく倒れて低速であるものの引きずられた代償は小さくなかった。押し戻される動きになったことで車の後輪に踏まれずに済んだのが幸い。 表示ユニットが崩壊。飛び出した位置にあるのでハンドルが切れた状態で倒れるとモロに当たる。勢いよく倒れた衝撃のかなりの部分をここが受け止めたようだ。中身は生きてるので表示はされるが交換しかない。おまけにこいつはハンドルの操作ボタンと一体ユニット。 サイドミラー崩壊。ミラーが抜ける角度で倒れたので外れて飛んだ。引きずられたのでボール部分の金属えぐれてる。 リアディレーラー削れ。強打はしてはないようでハンガーは無事。引きずられたことでパーツの角が削られた感じ。 サドル削れ。これも同じくズルズル動いたときに擦ったっぽい。 リアスイングアームのえぐれ傷。その他、バッテリーの側面パネルにも傷。ペダルもがっつり路面に接触してるはずだが、以前から使ってたのを再生して付けてたのでも元々の傷の上に傷って状態でわからん、、、軸に異常はないからペダルは目をつぶる。そもそもペダル先端はよく接触させる場所だから気にする部分でもない。 あと整備的にはフロント当てられてるからホイールの振れ調整。こっちに非はないので傷ついた部分はパーツ交換で復帰させる。傷というより引きずられて金属削れてる感じなので仕方ない。 、、、なんだけど、リアスイングアームだけはちょっと特別な事情がある。この色が抜けて変色したアルマイトカラーは初期型の証。こいつを交換するわけにはいかない。 ちょっと損した気になるが、2年使ったサドルやディレーラーが新品に戻るので差し引きチャラと思うことにする。個人的には新品の黒塗装スイングアームより傷入った色抜けアルマイト加工スイングアームの方が価値高いので仕方ない。 交換パーツは今手配中。欠品がいくつかあるので修理パーツ揃うのは少し先。このまま走れるんだけど傷は支障なくても表示パネルがちと厳しい。雨でも降ったら一撃で水が入る。完治するまでPSA1での遠出は控える。近場のチョイ乗りは使うけど。 どんな状態でも事故に巻き込まれたら損しかしない。今回は相手が非を認め謝罪があり、修理額に関してもまったくモメずに済んでる。発生してしまった事故の後処理としては理想的な状態。それでも事故処理とその後のやりとりに多くの時間をロスする。PSA1が元に戻るのにも時間がかかる。 結局のところ無駄にする時間が一番の損。同じ時間は二度と戻ってこない。危険に対してもっと鼻を効かさないといかんな。事故にはこれまで以上に気をつけよう。 |