2017.10.26
PSA1標準のリアショックは正直言って個人的には使い物にならないレベルです。ストローク量が極端に小さく、突き上げ感がひどくて乗り心地悪い。エストラマーで衝撃吸収してるミニベロと大差ない感じ。 このRE-A5、調べてみると125mm軸長でエアショックはこれしか製品が存在せず、安いMTBモドキとかに採用されてるモノっぽい。価格も実売で8千円程度。価格相応の性能と言えばその通りだけど、、、 普通のショックに即交換したいけど、軸長が短すぎて適合ショックがない。どーしたものか、と考えててダホンのリアショックが似たようなサイズだということに気づいた。 測ってみると軸長125mmで同じ。なぜかマウント幅も前後ともドンピシャで同じ。オマケ系のリアサスは昔からこのサイズって決まってるのか?(このダホンは2007年モデル) とりあえず交換してみて違いを確認。これも安物レベルなのでエア圧調整以外なにも機能なし。でも高圧気味のセッティングで意外にもしなやかにストロークする。PSA1のレバー比だと有効ストロークはRE-A5より多くて滑らかに動く感じ。 乗ってみると乗り心地は劇的に改善。ただし減衰力特定としては均等っぽい感じで止めが甘い。適正に調整するとポンピングによるペダルロスが多い動き。まー、でもRE-A5よりずっと許せる。とりあえず直近はこれでお茶を濁しておく。 ただ、これでは根本解決にはならない。なんせ古いダホン標準のショック、エアが短期間で漏れるので寿命が近い。そしてこれと同じショックはもう存在しないので再購入不可能。当然ながらショック外したダホンは不動車になるし。 近いサイズで流用できるショックは無いのか?色々と探し回ったところ、FOXに5.5インチのラインナップを発見! 軸長139.7mm、、、びみょー。14.7mm長いけど恐らくこれが存在する一番短いショック。使えるかどうか不明。情報なんてどこにもない。試すには買うしかない、、、ダメなら高価なゴミになるけど勝負をかける。 さすがにカシマコートのはバカ高いので断念。右の黒い方、FLOAT DPS 3posで。それでもマウント入れて税込4.4万、大博打である。 注文入れてあとは待つだけ、となったけど、待てど暮らせど入荷しない。特殊なサイズだし日本に在庫無いことは想像してたけど、こんなにかかるとは、、、。結局、6月後半に注文して入荷したのが9月後半(輸入は船便使ってるらしい…)。 その後、マウントアダプターの数が足りないとかゴタゴタして3週間ほど消費。気の長い話だった...。(淡路ロングライドには間に合わずダホンショックで走った(^^;) ついにFOXを装着。動きは劇的に向上\(^^)/。さすがFOX、減衰力特性は素晴らしい。 軸長短いので有効ストロークは少ないものの、動きの特性がいいので乗り心地はダホンショックより大きく改善。無駄なフワフワ感が少なくしっかりしてるのに突き上げが少ない。よいショックの見本みたいな動き。その上、ペダルロスが少なくてアシストオフでも前に進む。これだよ!これ!って感じ。 当然ながら調整も豊富。エア圧に加えて伸び側特性も細かく設定できます。登坂時にはレバーでトレイルモードやロックモードに切り替え可能。完全に別次元(というかMTB乗ってるとこれが普通)。 軸長が14.7mm長いので、標準よりはリアが少し上がりフロントのキャスターが少し立ち気味になります。体感的には若干ハンドリングがクイックになったかな?どうかな?って程度で十分に許容範囲。エア圧を底付きしないギリギリにセッティングして人間乗った時のサグを多めにすれば問題なし。 これでバッチリ!、、、と思ったら、なんとバッテリーが外せないことが判明。バッテリーをスライドさせるとFOXの青いレバーの出っ張りが0.5mmぐらい干渉する。角度が良ければ外れることもあるけど、入れるのも角度が良ければ、、、ほぼ入らん! 仕方ないのでFOXのレバーが地面側に向くように装着してみる。当然ながらバッテリーは外れる。これでヨシ、と思ったらエアバルブの向きが嫌な予感。サスペンションポンプをあてがうとチェーンリングに干渉してギリギリ接続できない、、、これもボツ。 最終的に前後逆に装着。見た目がやや違和感アリだけど動きは問題なし(FOX的には逆でもOK。水が内部に入りやすくなるのがネック) 購入から半年。長いこと時間かかったけど足回りはこれで解決。リアが良くなりすぎたのでフロントの動きが気になるが、、、追求すると永遠に終わらないのでこれにて完了。 |