TRS/TRX1.3用4A充電器を入手

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2024.10.26


TRS/TRX1.3用4A充電器を入手した。乗ってるのTRS2なのに何をトチ狂ったんだ?と思われそうだが、新型充電器でもバッテリーを外して充電するのは端子形状同じなのでTRS2用のバッテリーも充電できる。


充電器から直接出てる端子はTRS2と形状が違う。なので車体に直接接続しての充電はできない。


アプターに接続して外したバッテリーを充電する場合は端子形状同じで互換性がある。


重量は799g(100V側のケーブルを外した状態)。TRS2用の充電器は764gだったので少し重い。制御ソフトウェアだけでなく内部ハードウェアも変更が加わってると思われる。


アダプターは64g、以前のが69gなのでちょっと軽量化。


新型充電器はモロにDARFONのブランド。以前のSmart充電器という名称だったのが新型はSmart Plusになったようだ。このPlusが効く。充電制御が改良されて同じ4A充電器だけど充電効率が10%アップ。充電効率を上げつつもセルへのダメージが少ないように制御されているとのこと。

普通はわざわざ買い替えるモノじゃないけど、うちの場合は以前から予備が欲しかった。充電器は生命線なので壊れると充電できず乗れない。イベント直前とかに故障すると致命傷になるので2つは持っておきたかった。まだ当分はTRS2に乗るし、追加を買っておこうかなぁ、と思ってたとこに新型の効率アップを知ったのでこっちを購入。


フツーはこれで終わりだけど、私の場合はそうはいかない。特に電気系のモノはキッチリと検証して丸裸にしないと気が済まない。


というわけでTRS2用とTRX用で充電計測して比較した。どちらも強制アシストOFFになるまで使った空の状態から満充電で自動停止するまでを計測。消費Wは充電器のAC100V側をワットチェッカーで計測。

充電時間は話通り10%ほど短縮。注目したいのはその内容。TRS2用は充電開始時のW数が控えめで充電が進むにつれてジワジワと上がり減衰する直前ピークで190Wぐらいになる。それに対して新型は最初から192W一定で充電が進む。

つまり、最初の60分で比べると15%ぐらい充電量が違う。ピンとくる人は本気でEバイク使ってる人。そう!この15%は補充電に効く。ライド途中のランチ60分で補充電するときに15%の差は大きい。当然ながらMSBRの補充電にも効く。

TRS2用のジワジワ消費電力が上がる動きは不思議だったけど、たぶん定電流制御で充電してるんだろな。一定電流だと充電進んでバッテリー電圧が回復するのに連動してWが上がる。新型は上限Wを維持するように細かく電流制御をしてるっぽい。


仕様として充電器のDC出力側は最大168W。なのでこれを越えないギリギリを保って充電していると思われる。変換効率85%という記述もあるので、AC100V側で192WだとDC側は163.2W。だいたい計算合う。

あんまり充電器には着目されないけど、現時点でサイズに対しての充電器能力はおそらくトップレベルだと思う。他社のは同じ504Whバッテリーでも充電にもう30分〜1時間余計にかかるしサイズもデカイのが多い。こういう電気系をこっそりと改善してくるあたり個人的には刺さる。

いやホント充電速度って大事。この程度で足踏みしないで、早く窒化ガリウム半導体を使った次世代の高速充電器&高速充電バッテリーを登場させてくれー、って思う。

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