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2026.05.31
懲りずに今年も「うみなみ250」にエントリー、今回で2回目(2025のレポ)。ロングライドイベントはいろいろあるが、エイドが用意されていて日中に行うイベントで250kmのコースはぶっ飛んでいる。公式ページの「250km、走破せよ。」の言葉が熱い。 内容的にロードバイク向けの設定だけど、去年TRS2AMで走って完走できたのでブロックタイヤのE-MTBでも走れる。平地は可能な限りアシスト外の速度を維持してペースを稼ぎ、登りでアシスト恩恵を受けつつ時間を縮める。平地を人力走行で頑張ればトータルで制限時間内で走れる、という感じ。 ただし、250km(実測255km)は甘くない。だからこそ、うみなみ250でチャレンジする意味がある。時間内に走り切れるかどうか?ギリギリの条件で試してみるのが面白いのである。 前日受付なので土曜日に現地へ向けて出発。自転車の横に横倒しで積んでるのはCOHO XC。今回はCOHO XC付きで走ってみることにした。前回のTRS2AM単体で完走した結果から、うまく走ればギリギリ時間制限内で走れそうなので、いつものサイクリングスタイルの限界を試してみる。 果たしてE-MTBにCOHO XCを牽いて日中に250kmを走り切るサイクリングは可能なのか?壮大な実験である。 昼過ぎぐらいに燕趙園前の受付に到着。受付してゼッケンなどを受け取る。それにしても暑い。日差しが強烈。明日はもっと暑くなるようなので暑さとの戦いになりそうな気配。 前回は雨で断念したけど、今回は晴れてるので燕趙園に入ってみることにする。 入り口の左右に鎮座してる狛犬みたいなのは中国の想像上の動物で石獅子(せきじし)というものらしい。日本の神社にある狛犬のルーツのようだ。 入園料は500円。中国から本物の材料と本物の職人を呼び寄せて作った、ほぼ本物の中国庭園を見れるという意味ではリーズナブル。 扉と雰囲気が中国。 孫子がいた。 雑技ショーを見る。小規模だが雰囲気は楽しめる。内容は都度変わるらしい。今回はお面が一瞬で変わる踊りと椅子を積み重ねて倒立をするサーカスっぽいやつだった。 今日は園内をコスプレイベントに使ってるようで大量のコスプレイヤーが滞留してるようだ。日陰スペースはほぼ埋まってるし、どこ撮っても映り込んでしまう。ガラガラの庭園をゆっくり見れると思ってたがアテが外れた。 この緑のところは手すりにしては低すぎるが、もしかして座る想定のベンチになっているのだろうか?解説パネルみたいなのが無いのでよくわからん。 池を越える石の橋なのだが角度が異常。なんでこんなに急角度なんだ?少し石段にはなっているが、こういう角度は中国では普通なのか?年寄りは通過不能だな。 本物に近い中国庭園は楽しめるが1回見たら飽きるな。庭園に興味がないからというのもあるが、細かい解説とかが無いので見るだけで終わってしまう。作りの細かい意味とか日本庭園との違いとか細かい解説板が欲しいところ。 そんなわけで前日受付終了。 翌朝、5時前に起きてゴソゴソと準備。いつもはスペアチューブとか細かい手回り品を肩掛けのヒップバッグで運んでいるけど、今回はそのへんを全部COHO XCに入れる。なので体には何も持たない。ライドイベントで体に何も持たないのは今回が初めてだったりする。 COHO XCを牽くこと自体はロスだけど、体が楽な状態ってのは大きなメリット。13時間の長丁場では軽いバッグ1つが後半で辛くなってくるので、うみなみ250はバッグなしがベター。 とは言うものの、このスタイルで255kmを走り切れるのか。速度低下は0.5〜1km/hぐらいなのでいけるハズなのだが、なんせ距離と時間が常識外なので実際のところはやってみないとわからない。関門制限に間に合う平均速度を維持できるかがカギ。 燕趙園の前で主催者の挨拶など。去年までは6月中旬の開催で天候不順が多かった。今年から5月末に変わって見事に晴れ。ただし、今日は暑くなりそうだ。 ゲストライダーはプロレーサーの三船雅彦さん。確かパリ・ブレスト・パリに出てた人かな? スタート整列。少し後ろ寄りに並ぼうかと思ったけど、みんな前に行かないのでスカスカに空いてる。なので遠慮せずに堂々と前寄りに並んでみる。5人ずつ1分おきにスタートなので前の方にいると5分ぐらい得する。こちとら平均速度が遅いのでその5分が後で効く。 6時にスタート。255km、19時ゴール制限の超長いサイクリングが始まる。 雲が減って太陽出てきたが、まだ気温は低いので爽快。気持ちいい早朝ライド。 会場の燕趙園は東郷池という巨大な池(日本海とつながっているので海水と淡水が混ざってる)の南側にあるので、北側にある国道9号まで池の東側を走って出ていく。ここにちょっとした坂があってロードを抜いていけるので楽しい。下ったあとの平地ですぐに抜き返されるけど。 国道9号に出た。境港を目指して西へひた走る。風もなく足も元気なのでアシスト外速度での巡行を維持。 前回と風力発電の向きが違う、、、嫌な予感。こいつは一定時間の平均風向きで自動的に風上を向くように自動制御されている。なので風車を見ると風向きがわかる。 1つめのエイド。道の駅ポート赤崎、28.6km地点。まだ始まったばかり、手早くゼッケンチェックと給水&まんじゅうもらって離脱。押しボタン信号の時間待ちで結構ロスするなぁ。やっぱり走行時の平均速度を高めに維持しないと時間厳しくなる。 引き続き西へ。果てしなく続く直線を走る。ほとんど風が無いからかCOHO XCを牽いてるのを忘れるぐらいの感じで快走。 運が悪いとたまーに信号引っかかる。ま、給水タイミングと思えばちょうどいい。ゼロスタートの加速負担はアシストがあるので問題なし。E-MTBで255kmを完走するコツは前半で足を使いすぎないこと。低速&高負荷な状況はアシストに頼って足をできるだけ温存するのが吉。 まだ序盤、日本海を眺めながらのんびりいこうぜ! 2つめのエイド。大山PA、50.5km地点。 補給食はお菓子系しかなかった。前回はパンとかあったのになー。給水して離脱。 まだまだ境港は遠い。引き続きひたすら走る。 川の土手。前回は強風で我慢の走りだったのに今回はなんか追い風チックな感じ。この風向きはヤバイかもしれん、、、 モロに海沿いのルート。歩行者多いので速度控えめに。てか、初めて出るとこの道であってるのか悩むよな、分岐点以外にも直進指示のパイロン置いて欲しい。 そしてこんな道になる。 今日の日本海は青い。 ヨシ、もうすぐ境港のエイドだ。 3つめのエイド。境夢みなとターミナル、78.7km地点。 ゼッケンチェックしてちょっとゆっくりする。日陰が涼しくて助かる。 疲れた体にコーラがうまい。 そして紅ずわい蟹の出汁うどんを頂く。食ったらさっさと離脱。この時点では時間余裕があるものの、たぶんこの先がヤバイ。 来た道を戻る。前回は強い追い風でぶっ飛んで走ったが、今回は悪い予感的中。向かい風で速度が出ない。アシスト領域から出られない始末。こんな速度じゃ間に合わん。 国道9号になっても状況変わらず。向かい風は続く。もう足を残しておくとか言ってる場合ではない。関門時間に間に合わすべく全力走行を続ける。今回は150kmで燃え尽きるかもしれん、、、 お前、どっち向いてるんだよ!(怒) 4つめのエイド。大山PA、106.9km地点。ゼッケンチェックして給水。 おにぎりあった。今日は想定外に過酷なので補給が重要。 いつものスタイル。今日はかなりしんどいサイクリングである。 ほんとは少しでも抵抗を減らすべくブロックの減ったタイヤで出るつもりだったが、古いタイヤがヒビ割れてしまってボツ。いさぎよく新品ブロックタイヤを装着。まだヒゲ残ってるなー、これも速度出にくい要因か? 引き続き向かい風と戦う。相変わらず風車は向こう向いてる。 ひたすら向かい風の直線。そして暑い!季節外れの暑さが追い打ちをかける。心が折れると負け。 5つめのエイド。道の駅ポート赤崎、128.8km地点。ゼッケンチェックと給水。 まんじゅうとお菓子で補給。自前のジェルも補給。想定外の頑張り走行でエネルギーをかなり使ってる。補給を切らすとハンガーノックになりかねない。 無情にも向かい風は変わらない。アシスト領域からなかなか出られない。20〜23km/hを行き来しながら耐える。アシストあるから向かい風でも楽なのでは?と勘違いされがちだが、日本規制の減衰式アシストでは20km/hから上は体感できない程度のアシスト力しか出ない。 パワーが出るのは速度が遅いことが条件なので、人力だと10km/hぐらいまで速度低下するような登坂や強風向かい風の状況ならアシストで楽できる(15km/hぐらいでスイスイ走れる)。つまり遅くなりにくいが速くは走れない特性。平地の向かい風で20km/h以上を維持するのはE-MTBには地獄パターンなのである。 裏通りに入る。交通量少ないのでホッとする。 6つめのエイド。スタートポイントだった燕趙園、153.7km地点。なんとか関門制限の10分前に滑り込んだ。もはや必死すぎて途中の写真がない。一息ついて魚団子汁を頂く。 ここでバッテリーを交換。3メモリ消費しているが感覚的にほぼ4メモリ消費に近い。前回の1.5倍以上の消費量だった。COHO XCを牽く負担で10%は消費が増えるはずだが、それに加えて向かい風でアシスト領域に入ったり出たりを続けたことで消費量が増えたようだ。 しかも、前回はこの時点でまだ足に余裕があったが、今回は必死走りを続けすぎてボロボロ。ここから先を走るための足をすでに使い切ってるので、後半もバッテリー消費は大幅に増えると思われる。でも残り100kmだから時間に間に合う速度で走るなら1本で足りるはず(その走りができるかどうか、、、)。 国道9号を東へ。しつこく向かい風が続く。 日本海が青い。暑さはピークでウンザリしてくる。 鳥取市に入った。もう気力で走り続けている状態。 7つめのエイド。カフェデルマー、173.7km地点。 うまいカレーを頂く。元気が出る。時間余裕はないので食ったら即座に15時関門ポイントに向かって出発。 まだまだ東へ。 ここから内陸側に入る。右折待ち。 8つめのエイド。道の駅西いなば気楽里、182.7km地点。 制限の10分前に滑り込んだ。ここを越えればあとは19時までにゴールすればいいだけ。ここから先の峠越え(行き帰りで2回)があるが、そこはE-MTBの本領発揮、すでに終わった足ではあるが登坂は問題ない。時間内完走が見えてきた。 エイドを出てさらに内陸方向へ。 峠は特に問題なし。15km/hぐらいでサクサク登る。下りは全開ぶっ飛ばし。 そしてまた直線。ロケーションいいのだが今日は疲れすぎて景色を楽しむ余裕が少ない。 9つめのエイド。わったいな、205.7km地点。ついにCOHO XC付きで200kmを突破! 鳥取スイカうまい。開催が5月末になったので大玉スイカがまだ出荷されてなくて、小玉しかないのがチト残念。 折り返して残り50km、がんばって帰る。 まだ日差しが暑いが、日陰は涼しいので助かる。 10こめのエイド。道の駅西いなば気楽里、228.7km地点。 最後のエイドに向かって走る。西へ向かうから追い風のはずだが風が弱ったのか恩恵感じず。 ラストエイド。カフェデルマー、237.7km地点。 残り17km、もはや足が動かんので速度出ない。 夕日になる頃によーやく燕趙園に戻ってきた。 制限の20分前にゴール。COHO XC付きで日中に255kmを走り切れることを実証! バッテリーの消費は4メモリ。後半は足が残ってなくて全体的に走行速度が遅かったのがバッテリー消費を増やしたようだ。動かん足で失速するのをアシストがチマチマとカバーしてくれた、という感じ。条件が悪いほど効く(そのぶん、バッテリーが減る)。 魚団子汁を頂く。疲れた体に染みわたる。今回はボロボロに疲れた。255kmだから過酷なのは当たり前なのだが、去年に比べてとんでもなくしんどかった。その大きな原因が風向き。 この季節は去年のような強い西風が標準。朝は弱く、次第に強くなり日中は強い西風が吹き、夕方になると風が止まる。なので、境港へ行くまでは不利なものの、折り返したら120kmの区間をほぼ追い風に乗って走れ、折り返して燕趙園に戻る頃には風が止まる。 ところが、今回は台風6号の影響もあってか非常に稀な東風。風の強弱パターンは同じで、朝に弱く日中に強くなり夕方に止まる。つまり、追い風恩恵はほぼなく120kmの区間がずっと向かい風という最悪パターン。よく走り切れたもんだ。 必死に速度維持したのもあるが、序盤の段階で間に合わん、と判断してエイド滞在時間をシビアに縮めたのがよかったようだ。1箇所1分縮めれば10分、2分縮めれば20分の余裕が生まれる。ほんとはエイドでゆったりしたいが、今回のような東風のときは仕方がない。 そもそも甘くない255kmイベントだが、今回は一番厳しい条件で走ったような感じ。限界まで頑張っているのに制限スレスレになる危機感は王滝以来かも。この限界に挑戦している感は結構楽しかったりする。うみなみ250はチャレンジする価値あり。 欲を言えば国道9号の路肩空間をもっと綺麗にして欲しい(アスファルトがボコボコしてる)。案内パイロンの設置も分岐だけでなく、この道で合ってるのか?という不安解消にルート上に直進のパイロンを少し置いて欲しいところ。 あと、エイドで食べ物をチマチマと出して欲しい(バナナとかウインナーとか、ちょっと食べれるもの)。お菓子系は飽きる。自前でゼリーは持って走ってるが、楽しく補給という意味で食い物は大事。程よい食べ物とイベント的な雰囲気があると、あとちょっとのパワーが出る。 なんにしても255kmというぶっ飛んだ距離をチャレンジできる場を作ってくれている主催の鳥取中部ツーリズム協議会に感謝である。もっと盛り上がることを期待。 赤く染まる東郷池を眺めつつ撤収作業。風呂入ってから帰路へ。なんとか日付が変わる前に帰還。 |
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うみなみ250 2026
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