充電式草刈機(マキタ MUR369ADZ)

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2024.08.17



マキタの充電草刈機、MUR369ADZを導入。

2019年にMUR368ADG2を買って使っていたけど5年しかもたなかった。最初の頃は調子良かったけど次第にオーバーヒートっぽい症状で停止するようになり、年々その症状が悪化。直近では夏場に使うと20分ぐらいで止まるようになった。復帰までに時間かかるので事実上使い物にならない。家の庭程度ならともかく畔や土手の草刈りではどーにもならず、、、仕方ないので新しいのに買い替えとなった。

MUR368ADG2はまだ現行機種で新品購入できるが5年使った経験からはオススメしない。このタイプはヘッドにモーターがある。その恩恵で構造的に簡素化できて全体重量は軽い。でもヘッドが重いのは前後バランスとしてあまりよくない。一番のネックは草刈機を左右に振りながら刈る時にヘッドが重いので横方向の慣性が大きい。これが長時間だとかなり腰への負担になる。

そしてもう1つのネックがモータートルクが小さいこと。高回転で高出力を出すタイプで低速回転ではトルクが足りずに草に負けて止まりかかる。ナイロンコードで草を刈るパワーを得るには高回転モードにするしかないのだが、その高回転モードでも草の濃いとこに突っ込むと負けて回転が落ちる。

高回転を維持しながら刈れば実用範囲ではある。購入当初は高回転モードで大きな支障なく使っていた。でも、それができるのは2、3年。制御回路が劣化するのか数年経つと高回転モードではあっという間にオーバーヒートして止まるようになる。復帰には何分かかかり、復帰後も1分ぐらいしか使えない。結局は低回転モードしか使えず草刈りにならない。

最初に購入した MBC231DWBXもオーバーヒートとの戦いだった。草刈り最盛期の夏場に連続作業ができないのでは結果的に使い物にならない。


今回選んだMUR369ADZはリアモーター形式。5年使ったMUR368ADG2より全体重量は重いのはマイナスだがヘッドが軽いから横振りしやすいので実質の作業負担はこっちの方が少ないはず。

そして決め手となったのはモーターパワーが大きくガソリン30cc草刈機相当なこと。パワーがあれば同じ作業をしても余裕があってオーバーヒートしにくい。さらにはコントローラーにヒートシンクが内蔵されているようで設計レベルでオーバーヒート対策が入っている。

効果がどのぐらいかは不明だけど、現実問題としてMUR368ADG2では草刈り不能に陥ったのでこれに賭けてみるしかない、ってことで購入決断。

マキタ(Makita) 充電式草刈機 18V バッテリ・充電器別売 MUR369ADZ



ヘッド部分はモーターが無いことで形状がまったく違う。ナイロンコード用のガードの形状やらコードを出すヘッド部分もまったく違うパーツ、、、全部追加購入で費用が嵩む。

そして純正のガード(黒い部分)は極小サイズ。いったい何を考えて設計してるのか、、、この黒いとこだけでは刈った草や砂ジャリが盛大に周りに飛ぶ。刈ってる本人にもすごい勢いで飛んでくる。危なくて使い物にならない。早々に自前でフルカバーを作った。こうすると周りへの飛び散りは最小限。下の隙間から漏れても低い位置なので大きな支障なし。なぜメーカー純正でフルカバーを用意しないのか理解不能。

だいぶ草が濃くなった畔と土手の草刈りをやってみたところ、圧倒的に楽。やっぱ回転モノはトルクが大事ということがよくわかった。トルクがあると中速や高速を使う必要すらない。低速モードのみで十分。回転は低速だけど濃い草に突っ込んでもトルクがあるからそれ以上回転が落ちない。その回転のままバリバリ刈れる。まったくストレスがない。

暑い中でバッテリーを何度も交換しながら連続作業したけどオーバーヒートっぽい症状はなし。人間側が先にダウンするぐらいは連続作業可能。ま、これに関しては数年経ってもオーバーヒートしないかを評価しないと意味ないけど。以前のも最初は調子良かった。

トルクあって低回転でガンガン刈れるけどバッテリー消費は心持ち早い感じがする。短時間で放電するからかバッテリーの発熱もまぁまぁ大きい。連続作業するには交換バッテリーをそれなりに用意する必要がある。充電しながら使うって方法では使用直後は発熱でしばらく充電できなさそうな感じ。

さてこいつは何年使えるのか。10年ぐらいはもって欲しい。

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