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通行止めの剣山スーパー林道を探る

2021年 09月19日

台風過ぎた日曜日は晴れ予報。久しぶりに剣山スーパー林道へ行くことにする。何年も延々と通行止めだった区間が去年よーやく修復されて通れるようになった。が、入れ違いで別の区間が通行止めになってしまった。回復を期待して待っているけど延々と通行止めのまま。詳細状況が不明なので自分の目で確認しに行く。

今日は晴れ予報で剣山の登山情報もAランク。早朝から気合入れて動いたのに山の上には雲がどっさり。いい天気に当たらんなぁ、、、去年晴れ予報で雨くらった時よりはマシか。

おなじみの酷道を登っていく。剣山スーパ林道付近のルート組み立てはわりと難しい。ダートだけ狙おうとしても車でのアプローチが楽じゃない。おまけに車を置く場所にも困る。さらにはルートがピストン的になってしまう。結局は程よく下の方からアプローチも含めて自走した方がいろんな面で都合が良かったリする。

出会い滝。今日は水量多いだろうから気合入れて撮るつもりがミニ三脚忘れた、、、石を土台に色々やってがんばってみた。微妙にブレたがまーよかろう。相変わらずここでの出会いはない。誰かとかち合う確率は極端に低いと思われる。

引き続き登る。曇って太陽出ないのでヒンヤリ。気温18℃ぐらいか。

だいぶ上がった。もう少しでトンネル。今日はバッテリー3本体制。さらにあえてチェアゼロではなくチェアツー(1.2kg)を装備。テーブル0.9kg、ドローンセット1kg、コンロとコップやヤカン類のセットが1.3kg、食べ物1kg、水は0.6L×4、お茶とアクエリで0.5L×2。

COHO XCに積んだ荷物は15kgぐらいと普段よりだいぶ重い。自重を含めると25kg。バッテリー消費は総重量比でキッチリ影響するが走行感はあまり変わらん。いつも荷物入りCOHO XC引いてるので数kg重くなったぐらいでは顕著な違いは感じない。E8080はトルク負けしないのでフィーリングは同じ。ただ25kgは物理的に重いので持ち上げはしんどい。車への積み下ろしは重さを感じる。

過剰気味の装備にしたのはダートでの走行感を試すため。ダート下りで速度出た時の体感は実際に走ってみないとわからない。走りを楽しめるギリギリのバランスを探りたい。

雲早トンネル。舗装路のピーク地点。標高980mだったかな?

トンネル抜けてすぐの左ダート分岐は剣山スーパー林道の東区間。上勝町のスーパー林道起点につながる。西側区間への分岐はR193を進んだ先。今日は西側が目的なのでまっすぐ通過。

高の瀬峡へつながる剣山スーパー林道の西側区間の分岐。さーいくぜ!

25km先で崩壊してるらしい。当然だけどこの25kmは全部ダート。往復すると50kmのダートなので甘く考えてると死ぬ。今日は戻り途中の分岐から舗装路にエスケープするつもり。でも、万が一エスケープ路が通行止めだったらダートピストンしてここへ戻ってくるしかない。最悪パターンでも生還できる準備をしてから突入すること。

あと飲み物と食い物はガッツリ持っておくこと。ファガスの森の先は何もない。エスケープ路で逃げても延々と何もない。短く通り抜けれる林道とは距離感が大幅に違う。勢いやノリで入るとこではない。四国の山奥を舐めたらいかん。

ダート天国スタート。

ファガスの森までは路面状況は良い。部分的にジャリジャリする程度で大荒れな場所はない。グラベルロードでも走れると思う。俺はサスペンションない乗り物で走りたいとは思わんが、、、

山側はこんなとこが多い。ポロポロと小岩が落ちてきても何の不思議もない。

デカい岩もたまに転がってる。登り方向は問題ないけど下りで突っ込むとジエンドなので要注意。

どんより雲が頭の上にあるけど、こんなダートが続けばテンション上がりまくり。ファガスの森までは登りだけど傾斜は緩め。ついついペースアップして足を使ってしまう。

早くもバッテリー1本目終了。やっぱりファガスの森まで届かなかった。以前走った時も同じような場所で終わったな。サクッと2本目に交換。

気温14〜15℃。太陽出てないとさぶい。登り区間は大丈夫かと思ったが開けた場所で急に冷たい風が吹く。体冷やされるのでウインドブレーカー装着。

ファガスの森はスルー。今日はここで時間使ってる暇はない。すげージロジロと見られる。まー自転車がサイクルトレーラー牽いて通過する場所ではないな。

オフバイクがかっ飛んだ跡がある。その楽しさも知ってるが、もう十分に楽しんだので今はゆっくりで周りを見れる方がいい。下りはソコソコ速度出るし。

山肌が崩れてきてる。この程度はあちこちにある。さっき崩れましたって雰囲気のもあるので落石には本気で注意が必要。確率的には超低い落石に直にやられると笑えない。石の転がる音には敏感に。

うーん、雲が近い。早く流れて晴れ間出てくれ。今日はAランクだぞ。

徳島のヘソ。方角的に谷底がR193かな?その向こうの雲がどっさりかぶってる山は上勝町方向か。高いとこは雲が漂いまくり。下界は晴れてそうなのだが。

曇ってても絶景。晴れてる日に当たりたい。

標高1500mのピークを抜けて豪快な下り。

軽く荒れてくるので速度の出し過ぎには注意。15kg積んだCOHO XCの影響は許容範囲。滑らかに走ることを心がければ特に問題はない。コーナーはグリップ走行しかできなのでアンダー出さないように注意。速度は出せるがリカバリー能力は低いのでホドホドに。個人的には十分楽しんでスポーティーに走れる。荷物たっぷり積んだトレーラー付きでこれだけ走れたら十分。

風の広場。ここでランチにする。

風と雲の広場って感じだな。

さすが風の広場というだけはある。軽いモノは気を抜くと飛ぶ。風除けでフルガードしないと湯は沸かない。立ち上がると風でイスが転がる。体を風除けにしつつランチ。

今日のデザートはグリーンキウイ。常温だけど気温低いからヨシ。絶景を見ながらキウイをつつく。プライスレスである。

コーヒー飲みつつさらにぐだぐだ。太陽出て暑くなったり、雲が流れてきて真っ白になったり、目まぐるしく変わる絶景環境を眺めつつ1時間以上滞在。えー場所や。当然ながらソフバンは圏外。他のキャリアも圏外だろな。剣山スーパー林道上で携帯電波をアテにしたらいかん。使えるとこはほとんどない。

広場にどっさりと雲が迫ってきたので退散。先へ進む。

うーん、雲の中に入っちまったな。なんか剣山周辺に来るとこのパターン多い。

落石どーん、このクラスはシャレにならんな。落ちてくるのに遭遇する確率は限りなくゼロに近いが完全にゼロではない。斜面側は警戒して走りたい。

雲は低いが部分的に日差しが出始めた。豪快な景色だ。

エスケープ路の分岐点に到達。帰りはここから離脱する想定。

崩落現場へ向かってスーパー林道を進む。

問題の区間に入る。おどろおどろしい7km。通り抜け不可能だけどオフバイクやジムニーがピストンで入り込んでるのでブラインドコーナーは注意して走る必要がある。この辺まで来ると連休でも2、3台とすれ違う程度なので普通の週末だといないかもしれない。なにせ通行止めだし。

急に晴れた。日差しが暑くて痛い。太陽が近い。

なんと表現したらいいのか山肌がすごい。

そしてそんな山肌から落ちた岩はキレッキレ。マジでサイドカットするタイプの岩なので踏むか避けるかキッチリ分けて走らないと痛い目にあう。

行けども行けどもダートが続く。登ったり下ったり。

通ってきたとこを振り返る。すごい場所を通ってきてる。来たのは雲に隠れてる山のさらに向こうか。もうR193から20km以上入り込んだ。そもそも分岐ポイントのR193も下山しないと何もない秘境酷道。今立ってるのがどれほど凄い場所か自覚する。

山側に落石どどーん。

上を見ると続きが控えてる。あれ絶対落ちてくるぞ。その上にも岩があるな、、、そんな場所である。

ん!?あれは!

あった。崩壊ポイント。

これはシャレにならん。上からの落石で道路が吹き飛ばされて無くなってる。道を支えてた崖側のコンクリが下の方に流されてる。向こう側の道路は見えてるが歩いて通過も無理。

上には追加で転がってきそうな岩が多数。傾斜具合は崖。

空飛ぶ相棒で上から調査。土砂のパワーが強烈すぎる。道に被さるのではなく破壊して押し流してしまうのか。これは復旧にまた何年もかかるパターンな気がする、、、

状況はこの目で確認した。当分は通れないのがよくわかった。納得したので帰る。

来た道を黙々と戻る。白い雲がじわじわと迫ってきてる。あの雲のいないとこは晴れてるんだがなぁ。

2本目のバッテリー終わった。これが3本いる理由。こんなとこから人力走行では帰れん。まだダート登りが続いてる。どのエスケープ路に逃げても800〜1000m級の山を越えないと元の場所には戻れない。体力も時間もまったく足りない。

3本目に交換。この段階からポタリング気分で獲得1000mオーバーを越えることができる。そのぐらいの余裕がないと安心して戻れない場所にいる。この辺を制限なくウロつくなら2本では厳しい。残量をシビアに気にするのでは楽しさが減る。

故障リスクもある。ユニットやバッテリーが壊れたら遭難の危機になる。なので複数バッテリーはリスク分散になる。ユニットはどーにもならんのでタイミング悪い時に壊れないのを願うばかり。E8080は壊れて交換になったので信用できん。原因不明で幕引きだったからなぁ、、、シマノで現物調べて原因不明って意味がわからん。

だいぶ戻ってきた。行きに振り返って見たとこ。山が雲で消えてたとこが青空になってる。戻れば天気回復しそうだ。

崩落区間を脱出。南へのエスケープ路との分岐まで戻った。このエスケープ路は以前に通ったので今日はスーパー林道をさらに戻って北側へのエスケープ路の分岐へ。つまりこの左側の登りダートに突っ込む。そりゃまー湯水のようにバッテリー使うわな。

スーパー林道を離脱してエスケープ路に入った。この道は初めて通る。コンクリ道の傾斜はエグいが景色の良さにビビる。

なんかちょっと瓶ヶ森付近の雰囲気に似てる。

岩が積層されたような不思議な山肌。

この岩、向こう側に落ちないのか?ちょっと地震あったらヤバそうな気が。

だいぶ下りた。良い場所があったので休憩。

小腹減ったのでホットドッグをモグモグ。

目の前はこんな景色。

振り返ると後ろも山。車は1台も通らず。

さて動く。木の隙間から日差しがキラキラ。だいぶ影が伸びてきた。先を急ぐ。

山影がくっきり。

ススキを刈って干してるっぽい?何するんだろ。

谷をショートカットする工事。ここから見るとかなりヤバい道だな。

そしてまた怪しい道で山を登る。簡単には戻れない。

走ってきたとこを振り返る。すんげー場所だ。

なんか幹線道路っぽいのに出た。こんな道なのに断続的に車が通る。この辺ではメインの道のようだ。

剣山の眺望が四国一って場所があった。剣山方面を眺めてみる。残念ながら雲で薄くしか見えんな。太陽も遮られてしまった。他にも気になるものがあったが時間がシビアなので今日は断念。この辺も面白そうだまた来よう。

最後の下り。ビュンビュン飛ばすが距離はまだまだある。でもほぼ全部下り基調なのでウイニングラン状態。

車に戻った。走行80km、獲得標高2400m、バッテリー2.5本消費。数値だけ見ると2本で足りそうに思えるが、傾斜具合やダート影響が効くのか2本ではまったく足りない。エスケープ路で離脱せずにダートばかり走るともっと効率落ちるんだろな。重量影響を考えるとスペア背負ってTRS2AM単体で走ると2本ちょうどぐらいの計算だがやりたいとは思わん。

よー遊んだ。撤収!


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