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寒風山への旧道を探る

2022年 03月 27日

用事で隣の県へ。当然ながら隙間時間で乗るべく自転車を持ってく。TRS2AMがE8080のエラーが出て信用ならん状態なので今回はPSA1を持ってきた。久しぶりにPSA1でガツンとロングを走ってみる。タイムリミットは4時間。ちと短いが用事の隙間で走るので仕方ない。山方向なら4時間あれば十分すぎるぐらいのルートを走れるので問題ない。

早咲きの桜が満開。というかだいぶ散ってて地面が花びらまみれ。

青空バックが絵になるねぇ。海方向は青空だけど山方向は雲が多いのが気になるが、、、

3分咲きぐらいかな?今日は暖かいので一気に咲きそうな気がする。

エメラルドブルーな道沿いまで裏道で繋いで抜け出た。裏道が難し過ぎてGoogleマップ必須。

R194を登る。実はこの道を自転車で登ったことがない。瓶ヶ森へ行くときはいつも車でワープする区間。ゆっくりと周りを見ながら登ってみたいと思ってた。寒風山まで獲得標高で1000m以上あるけどEバイクならどーということはない。

ただし、寒風山トンネルはヤバイ。中は明るくて道路条件としてはいい方だけど5km以上の直線なので車は高速道路状態で100km/h近い速度ですっ飛んでくる。トンネルだから反響音もすごくて車との距離感もわからない。歩道は狭いので歩道上を走ることも無理。かなり命懸けだと思う。個人的にはトンネルで吹っ飛ばされた経験があるので基本的に通りたくない条件のとこ。

自転車は旧道を通った方が安全だし瓶ヶ森方面へのアクセスも都合いい。しかしここ数年は通行止めが続いてるようだ。旧寒風山トンネルの辺りで工事してるらしい。今日はその状況を確認しに行く。

不思議と高めの場所の方が桜が結構な勢いで咲き始めてる。寒暖の差が出やすいからか?今日一気にきた感じはするけど。

短いトンネルも怖いので旧道への分岐があったら優先して通る。こんな道をノロノロ走る方が楽しいし。

急に廃道もどきになった。人の手が入ってる痕跡はあるので抜けれるか?

なんとか出れた。反対側はロープかかってた。通さない前提なら両方ロープしろよなぁ。なんか都合があるんだろうけど。

岩のスケールがエゲツない。車で通過では見れない絵。

古い方の道ばかり選んで走る。選択をミスると抜けれないのでGoogleマップで確認しつつ入り込む。

旧寒風山トンネルへ向かう旧道への分岐。工事で旧寒風山トンネルは通行できません、って表示なのでトンネルまでは行けるはず?それを確認だな。

1本目がもうレッドゾーンなので2本目に交換してから登る。スケールの大きい山をウロつくとスペア無しでは話にならない。PSA1のバッテリーは378Wh。2個あれば756Whになる。結構な容量なのだが4、5時間枠で1000m級の山方向をゆるポタで走ると十分ってわけでもない。気を抜くと使い切ってしまう。

PSA1でスペアバッテリーを何本も運ぶのは現実的ではないので、結果的に2本範囲がPSA1の限界ライン。総合的なロングライド能力もあまり高くないので、いろんな意味でバッテリー2本で走れる範囲が守備範囲かな?

車が入ってこない道をポタベースで登る。新寒風山トンネルが無かった大昔に車で何度か通ったことがある。あの頃は景色を見る余裕はなかった。車ではあまりに大変な道。自転車の方が気楽。まさにEバイク向きのルート。

周りは山だらけ。

植林してる。林業が稼働してる場所のようだ。

太陽が出てきた。狭い道をひたすら登る。傾斜は緩めでどーということはないが、枝とかの落下物が多い。多い区間では道路がビッシリと覆われていて避ける余地が無い状態が続く。それなりのタイヤじゃないと通過不能。

昨日雨が降ったからか空気が澄んでる。遠くに平野部の街並みと瀬戸内海がかすかに見える。独り占めの贅沢な景色。

傾斜が緩いが故にピークまではかなりの距離がある。でもこういう条件はPSA1ポタにとても向いてる。気負うことなくユルユル。

山脈の壁。上の方は雪が残ってるな。

空が近い。そろそろ標高1000m近いか?

なんかリアがぐにゃっとしたぞ、、、確認するとまさかのスローパンク。ついでにiPhoneのバッテリーが残量警告。PSA1から充電しようと思ったらケーブル忘れてるー。うーむ、どーにもならん。下手にiPhoneバッテリーを使い切ると地図見れんし連絡もつかん。

あと少し登ればピークのはずだが時間もタイムリミット。パンク修理してる時間すらない。スローパンクのうちに空気足しながら帰るか、、、残念ながらここで断念する。無念、、、

戻りはひたすら下り。ビミョーに傾斜が緩いとこが多いので35km/hオーバーで踏めるギヤがあると楽なのだが、低ギヤにズラした10速ではどーにもならず。自由落下に任せて下山。まーPSA1的にはそのぐらいで程よいのだが。

走行75km、獲得1200m。バッテリーは1.7本消費。このぐらい走るとPSA1の限界をなんとなく感じる。やっぱ平地が走らん特性なのが痛い。行きは元気あるからいいが帰りの後半に平地があると辛い。ルート的に下って終わりに組み立てることをオススメする。

ちなみに帰還後にチューブを確認したら水に浸けないと判断できない微細な穴が2ヶ所。タイヤを調べまくったら超小さな植物のトゲみたいなやつが刺さってた。現地では見つけれんな。空気足しながら走れるパターンのスローパンクはこんなのが多い。出先で修理しようとすると余計にハマるのでそのまま走った方がいい。へたにチューブ交換すると新しいチューブも潰してしまう。

チューブレスにすりゃいいじゃん、って話だが、まだ踏ん切りつかないんだよなぁ。あのベタベタがイヤ。チューブでパンク修理する方がマシって価値観なのでまだしばらくはチューブ派で頑張るつもり。

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