PSA1の悪路走破性能

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そもそも街乗り想定の自転車なので無茶はできません。でも、普通のサス無しミニベロとは比べものにならないほど悪路走破性は高いです。山道では舗装されてても劣化してボロボロってのはよくあります。


この段階で普通のミニベロはお話になりません。サスペンション無しの自転車では乗り心地が極悪になります。ミニベロはタイヤ径が小さいことで振動をモロに受け、フレームも小さいのでしなり効果が無くて走れたモンじゃないです。

PSA1はなんら問題ありません。

路面が細かく荒れてるとか、多少デコボコしてるというレベルは全く問題無し。フロントはジュニア用のMTBに採用されてるパーツなので、ショボいけど一応MTBレベル。ストローク短めでもサスペンションの効果は大きいです(リアはノーマルショックが硬くてイマイチだけど...)。

リアショックのFOX化で大幅に性能アップ。ストロークは短いので限界は低いけど挙動的にはミニMTBっぽくなりました。

林道レベルに入る場合、タイヤはブロックで空気圧は下げ気味ってのが必須です。タイヤのグリップ確保と低圧での微振動吸収は大事です。


この程度の林道通過は許容範囲。フロントサスは結構うまく衝撃を吸収します。

リアはハブモーターがある関係でバネ下が重いのでギャップ通過時の跳ね上げが大きいです。あまり衝撃を与えると故障の可能性もあるので、基本的にはリアは石やギャップを踏まないラインを選んでゆっくり通過するのがベター。勢いで飛ぼうなんて思っちゃダメです(たぶん壊れる)。

人力MTBの方が走破性はずっといいけれど、その能力を発揮できるのは平地と下りが中心(山に平地はほぼ無いので主に下り)。登りでは傾斜に負けて速度が落ちる上にギャップの抵抗で瞬間的に速度ダウン。バランスとれず乗り越えられない、って場面が多く、荒れてる登りは押すシーンが多々あります。

PSA1はアシストが下支えしてくれるので乗って進める速度が確保できます。軽いギアは必須だけど、ギャップで一時的に速度落としても、バランス取れるだけの速度へすぐに回復できるので安定して登り続けられます。そういう意味では登り方向は人力MTBより走破性高いかも。

逆に下りは苦手。速度が出がちになるのでブレーキ頼りです。マトモなMTBなら下りの勢いで飛び越え気味に速度落とさず通過するギャップも、ゆっくり舐める様に通過しないといけないので大幅にペース落ちます。シビアにライン取りして石とかギャップを踏まない様に通過するテクが必要です。


このレベルになってくると走行不能。PSA1うんぬんではなく20インチ系タイヤの乗り越え性能的に無理です。

で、まぁ、押しが入るんですがPSA1は押すとめちゃめちゃ重い...。乗って進めない所ではかなり体力消耗することを頭に入れてた方がいいです。

無茶はできないけど未舗装路探検は十分に楽しめます。大体は激坂なのでギャップうんぬんよりもアシスト効果で乗って登れるメリットの方が大きいです。

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