車体の元電源から12Vを作る

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2022.01.09


机上での解析と実験で構成的なメドはつけた。実車で実現するにはTRS2AMのバッテリーから直接電源を取らないといけない。まずはE8080を完全に外して電気系の構成と配線周りを徹底的に分析する。


ちなみにE8080ユニットは上手にやればチェーンリングやクランクはそのままで丸ごと外せる。チェーンデバイスは緩めて位置をずらすだけでOK。重いので取り扱いは慎重に。


逆さにして配線をじっくり見るのは初めてだったりする。構成はわりとシンプル。配線や電気パーツが増えると重くなる上に部材コストも増えてしまう。重量を抑えて低コストに生産するには徹底的にシンプルにするしかない。複雑な部分はハード側ではなくソフトウェアで制御する。今時はどんな製品も電気系が絡むとそんな方向。

TRS2はE8080なので基本構成はシマノのSTEPSルール。バッテリーが独自ってだけなのだが、実際のフレームへの配置や構成、配線の取り回し設計はBESV。バッテリーのカギ脱着とかごちゃごちゃしそうな部分もうまく構成されてる。


バッテリーマウントも外した。パズルちっくにうまく入ってる。というかそうじゃないと構成できんわな。これを設計する人はスゴイ。


外で配線つないでバッテリー装着してSTEPS起動。シンプルなので電源を横取りできそうなとこは見れば簡単にわかるけど念のため電源生きた状態でテスターで色々と確認。問題なさそうなので元電源を横取りする配線追加。

※電気の知識や配線加工の技術(半田付けや絶縁技術、配線容量の判断など)がある人が自己責任でやる世界です。適当にやると事故になります。


DC-DCコンバーターはフレームの下側には入りそうで入らなかった。もはやこれまでか、と思ったがフレームの上側に空間あったのでそこに入れた。結果的に引き伸ばす線は36Vになって電力ロス少なくなったので結果オーライか。


フレームからの電源取り出しの段階で12Vになった。スペック的には12V-5Aの60Wまでいける。DC-DCコンバーターの負荷を考えると連続運用は半分ぐらいが目安かな。それ以上は一時的って思ってた方がよさそう。

これでベース電源はOK。ここから繋げる機材はグリップヒーターを含めて配線を全部考え直してスッキリさせる

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