ビルシュタインのインプレッション その2

トップ > 車の改造 > Pajero V75W > サスペンションいじり > ビルシュタインのインプレッション その2
装着して3000km程度の走行時点でのインプレションです。

そろそろ慣らしも終わった時期だと思います。全体的な感触は装着直後とあまり変化はありません。ビミョーに馴染んだかな?という程度です。

オンロードでの感じは、最初のインプレッションとほぼ同じです(低速の一部の速度域で若干の角のとれた突き上げ感が残るのも同じ)。動きが自然なので、こればっかり乗り込んでいると、普通の挙動として体に馴染んでしまいます。たまに違う車(ノーマルショック)に乗ると、しみじみビルシュタインのよさを感じます。

激しいオフロードでは無いですが、河原を少し走ってみました。小石のゴツゴツはそれなりに拾いますが、これはノーマルショックでも似たような感じでした。違いは大き目の石だらけの場所を走ると顕著です。ノーマルだと盛大にユッサユッサと上下し、たまに下回りからゴン、ガキンと音がする状態になるのですが、ビルシュタインだと軽く固めに上下動する感じでスルスルと走れます。飛び出た大きな石を踏んでもノーマルの様な揺り返しはほとんど無く、フワッという感じで平然と通過できます(ノーマルだと通過後にフルボトムして、どこかが石に干渉します)常識的な範囲で河原やオフに入るぐらいであれば、非常にバランスいいです(パジェロはもともと腹下クリアランスが少ないので無茶はできません)。

一言でいうと『極限まで煮詰めたノーマルサス』という感じですね。オン、オフ走行の一部の性能だけを追求すると物足りない感じも残りますが、乗り心地からオンオフ性能の全てが高い次元で成り立っています。

ZXグレードの場合、車両重量が2t以下と軽いため、上のグレードとはかなりの重量差があります。ビルシュタインのセッティングは、エクシードクラスを基準に煮詰めているでしょうから、上のグレードではもう少し柔らかい感じなのかもしれません。

無敵のビルシュタインですが、欠点もあります。まず、ロングストロークショックが作りにくいそうです。パジェロ用のショックもノーマルコイルを基準にしてあり、2インチアップコイルなどと組み合わせると特性はイマイチの様です。さらに単筒式ということで、ショックの外側をへこましたりすると壊れます(複筒式は少々へこんでも問題なし)。

トップ > 車の改造 > Pajero V75W > サスペンションいじり > ビルシュタインのインプレッション その2
ビルシュタインのインプレッション その2 COPYRIGHT 1996-2024 E-NAYA
Powered by WPMS