JAOSのコイル&ショックで2インチアップ

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2000年の終わり頃に2インチアップした時の話です。

新型パジェロで河原などの荒れ地に入って困るのが下回りのゆとり。カタログの最低地上高は一般的な数字ですが、サスの伸び縮みで最低地上高がコロコロ変わる四輪独立懸架の構造では、ぜんぜんあてになりません。ノーマル状態では、ふつーの河原におりてゆっく走っただけでも、ゴチゴチとあちこちが石にあたる音がします。フワフワと上下に大きく動く柔らかいサス条件も重なって、プロシードよりだいぶ神経を使うことになります。 

河原でこのレベルですから、クロカン遊びなんて…。友人にそそのかされてちょっとしたクロカンコースを走ったら、ものの見事にサイドシルを凹ませてしまいました(プロシード時代の感覚だと、たいしたことのない地形だったのに)。

こんな状態ではイカン!と大枚はたいてJAOSの2インチアップコイルとショックを入れました。
赤いコイルとショック。ノーマルに比べると、コイルの巻数が少し多くなっている感じです。装着にはコイルコンプレッサーが必要なので、交換はプロにまかせた方がいいでしょう。おまけにフロント側は、ショックの上の取り付け部(ボンネットの中)がバッテリ-とエアクリーナーに隠れているという設計なので、そのへんを全部取り外してからの作業になります。

ドッカーンと上がったフロント。2インチアップというものの交換直後は10cmぐらい上がります。しばらく走ると馴染んで6cmぐらいまで下がって落ち着くようです。これだけ上がると、アライメント周りの調整ナシではハンドル周りに影響出るようで、ハンドル特性に違和感を感じます。そのかわりロールや揺り返しの少ない動きになるので、キビキビとした走りができるようになります。

リアもこんな感じ。リアサスはノーマルの時には道路のうねった場所では、ライトが上の標識を照らすほど大きく沈んでしまい、さらに揺れの収まりも悪いので前から見るとパッシングしたようになっていたんですが、このサスは全然問題ありません。これぐらいなら7人乗っても耐えられそうです(ノーマルだとリアが沈みすぎてハイビームになる上に、ダンピング不足で揺れがとまりません)。

全体の感じも見るからに低いイメージから、若干腰高のちょうどいい感じになりました。大きな石がゴロゴロする河原を走りましたが楽勝です。バネレートが少し固めなので、純粋なクロカン性能(足ののび縮みという意味での)はスポイルされている可能性がありますが、実際のところ車体が接触する可能性が低いので、気分的に楽です。たぶんクロカン遊びのレベルでは、より荒れた地形にチャレンジできるという意味で性能は上がっているでしょう。
その後 ...

ZXグレードは車重が軽い(特にフロントが軽い感じです)ためか、どうしてもフロントが固めの動きになり、前後バランスに不満が残ります。しばらくはこの状態で乗っていたのですが、2000km程度で倉庫で眠ることになってしまいました。

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