2019.03.08
実走で試してみたが、やっぱり標準のユニットはバネレートが高すぎる。 最大積載荷重の31.8kgに近い荷物載せると適正かもしれんが、せいぜい5kgぐらいしか載せないので折角のストロークを有効に使えない。 バネへのセット荷重は可変できるが、一番緩くしてもバネ自体が固すぎてどーにもならない。リジットのJourneyに比べれば衝撃吸収効果はあるものの、本来の実力を使えてない。 さらにはこのユニットは純粋にバネだけ。少しは減衰させる機能があるかと期待してたが中心軸は抵抗なくスカスカの動きだった。ゆえに衝撃緩和はするがきっちりリバンウドする。酷い段差だと跳ね上がる。揺れを積極的に減衰してくれないのも問題。 見事なまでに、 「リジットよりはマシ」 という状態。 まーアメリカ製品はこんなモン。 構造は与えてくれるので不満点は自分で対策するのが基本。 エアショックに変えてエア圧で調整すりゃいいだろと思うのだが簡単にはいかない。 手元にある軸長の短いショックはダホンに付いてたやつとPSA1標準のRE-A5。 どちらも軸長125mm。 COHO XCのバネユニットは軸長140mmぐらい。 5.5インチか、どっかで聞いサイズだな、、、 さらには取り付けシャフト径が違う。 MTB系ショックの取り付けシャフトは6mmか8mm。 COHO XCはなぜか10mm。 過剰強度だろ...大ジャンプでもするつもりか? 取り付け部分の幅は24mmで不思議と同じ。 軸長違い分の車高下がってもいいからRE-A5でも使うか、、、と仮取り付けを試行錯誤してみるが、取り付け位置に物理的に入らないことが発覚。サスアームの取り付け部分が狭く深い位置にあるので、ショックのインナー側径が25mmぐらいじゃないと干渉してシャフト位置まで入らない。 RE-A5とダホンショックは物理的に装着不可能。試すことすらできず、、、 望みはPSA1で使ってたFOXショック。 軸長は5.5インチでピッタリ。 いろいろ調べなおしたけどやっぱり軸長5.5インチのショックは現時点でFOXしかない。 安価なショックどころかFOXからラインナップ落ちすると終了か、、、 取り付け検討してみるとインナーの幅はギリギリセーフ。 リンクアームの取り付け軸の位置まで入る。 希望が見えた(のか?) 実際の取り付けまでには苦労多数。 軸径変換にスリーブ試してみたり、、、 最終的に穴径変換用のカラーと8mmのシャフトを入手して装着。 エアー圧を調整するが、、、 トレーラー+荷物の程度ではサグもへったくれもない。 1G静止状態ではショックは動かない。 手で押したり浮かして落としたりして走行中に程よい動きになりそうな感じに適当に調整。 実走テスト。 サスペンションポンプを携帯してエア圧を調整しつつロングポタ。 椅子やコーヒーセット、追加のレンズなど適当に載せた。 ドライバッグ(Journeyのやつだから重い)込みで4kgちょいぐらいの荷物状態。 FOX効果は絶大。衝撃音がなくなって走行が静かになった。 トレーラーが大きな突起段差を高速通過した時にリバウンドしてる感は完全になくなった。 走行安定性も向上。 変に段差踏んだ時に自転車側に伝わってくる反動が激減。 牽引がもの凄くなめらかでスムーズになった。 下りの高速状態で路面が荒れてるとこへ突っ込んだ時の差が顕著。 荷物への振動ストレスも相当減ってると思われる。 サイクルトレーラーに高価なFOXショック使うなんてアホだが他に選択肢ないのでしかない。 とりあえずはPSA1とトレーラーで必要時に付け替えて共用。 たぶん近い将来に同じFOXをもう一個買うことになるんだろな。 完全にサイクルトレーラーマニアの領域。 まーいいか、趣味は少数派の領域こそ楽しい。 |