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寄り道しながらラーメン食べに行く

2024年 11月 03日

MSBR中止のうっぷんを晴らすべく早朝から出かける。今日はよい天気になりそうだ。気温15℃以下。太陽登ると暑くなりそうだけど早朝は寒いので冬ウェアがいる。薄手インナーとウインドブレーカーの組み合わせで適温。手は指切りグローブにグリップヒーター。快適である。

コンビニで朝ごはん。温かい肉まんがうまい。

空港付近も山影でキーンと冷えてる。しばらくは山の中なので吉野川に降りるまでは冬ウェアかな?体が温まったらウインドブレーカーだけ脱ぐ。ウインドブレーカーは運動してる時は蒸れるので走り出しと長い下りの補助で使うのがベター。基本的には汗の抜けるウェアで適温になるように調整するのが快適。

とは言うものの、普通はウェアの替えなんか持っていけないので寒い時間帯はウインドブレーカーでカバーするしかない。COHO XCに色々突っ込めるからできる贅沢。

太陽出てきた。ほんわかと暖かいが山方面へ向かってるので気温はまだ低め。この時期の秋晴れ時は早朝と昼の適温ウェアがまったく違うんだよなぁ。MSBRは朝から夏ウェアで走ろうかと想定してたけど、この感じだと寒くて無理だ。冬ウェアで1日通すわけにもいかんし、少し厚めインナーとウインドブレーカーで耐えるのがいいのか?

山に雲がかぶってる。

巨大イチョウの色付きはまだまだ。今年は暑いのが長引いたから遅れそうな気がする。

交通量の少ないマイナー国道へ。太陽光が温かい。

そして狭い道へ入り込む。交通量ゼロの心地よいルート。こののんびり感が良い。ただし昨日までの雨で落下物多数なのでMTBじゃないと走りにくい。

最近通ってない県道105へ。

山からの水でベショベショなとこ多数。

狙ってた寄り道ネタを発見。登ったとこに珍しい神社があるようだが道が超狭くて激しいという情報。こういうのこそE-MTBポタのベストな寄り道ポイント。都合いいことにピストンではなく反対側へ通り抜けれる道もある。

確かに超狭い。容赦のない超激坂のつづら折れがひたすら続く。ターン部分は狭く鋭角で普通車は対応不可。そもそも道幅的に軽じゃないと厳しいとこ多数。実質は軽トラのみ通行可能って感じ。観光気分で普通車で入り込むと間違いなく詰まる。

つづら続きでジェットコースターのように上がる。

登っても登っても終わらない。バッテリーがみるみる減っていく。

早くも残1メモリになった。こんなとこで1本目を使い尽くしたら今日の行程をこなせない。ここからはECOモード。なんとかラーメン屋まで持たさねば。なんか仮想MSBRみたいになってきたぞ。

それにしても凄いところだ。軽でも対向車来たら終わる。車に限らず大きめのバイクもヤバイな。安心して入れるのは自転車と小型バイクぐらいか。

神社あった。2つ並んで建っている。左側が美馬市、右側が阿波市のやつ。真ん中が市の境界線。ちょうどお祭りだそうで準備中だった。戸が開いた状態で参拝できてラッキー。準備を眺めてたら地区の人らが次々と軽トラでやってきた。やっぱりここへのアクセスは軽トラだよな。それでも逆方向とぶつかると地獄みると思うが、、、

元々は麓にあったのを当時の藩主が神威を崇めて山の上に移させ、その時に卍の紋を使うことを許可した。って話のようだ。なので卍の紋があちこちについてる。

ここ785mもあるのか。そりゃーバッテリー減るはずだ。

下りは阿波市側ルート。この道もかなり過酷。雨続きで落下物多数なので余計に厄介。でも登ってきたルートよりは少しマシかな?根本的に車で入り込むのは推奨しないけど。

エグい道が続く秘境な場所だけど民家があるんだよなぁ。ポツンと一軒家に出れるぞ。

まだだいぶ高いとこにいる。

やっと下った。吉野川を目指す。

吉野川の土手に出た。標高下がって太陽登ったので一気に暑くなった。

冬ウェアでは暑すぎるので夏ジャージに変更。COHO XCに着替えを突っ込めるので気温変化が大きい季節でも楽チン。遠出には欠かせないアイテムなのだが、ライトウェイは本体丸ごとしか売ってくれないのが難点。周囲の幌とかどー考えても数年で劣化してくるのに入手不可。稼働部分のパーツも入手不可。ホイールすら入手不可。何か壊れたら使い捨てって無茶すぎるだろ。部品売りしてくれ。

吉野川は増水中。沈下橋に影響があるほどでもないので通過は問題なし。

土手上のルートを東へ。北北東の風がわりと強い。斜め前からの風で速度出ない。おまけにあの神社行きでバッテリー残量が乏しいのでECOモード一択。進まねぇ、、、

幅広い川が茶色なのはインパクトでかい。いつもは見えてる河原もだいぶ狭くなってる。

川沿いになにやら変わった施設ができてる。オブスタクルとかってやつか?サスケみたいなやつ。

吉野川の草刈りは豪快だな。こんなのが点々と何台も置いてあった。広大だから普通の草刈機でやってる場合じゃないんだろな。

ちんたら走ってるとバッテリーが強制ECOモードに。すでにECOにしてるから走行に違いはないけど表示が点滅。うーん、ホントにギリギリだ。

ラーメン屋着。安定のうまさ。バッテリーはギリギリ足りた。

餃子も追加。腹パンパンになって死ぬので唐揚げはやめとく。

ラーメン屋から出てすぐにバッテリーが強制OFF。1本目終了。2本目に交換。帰りも寄り道するけど凄い山はないのでHIGHモード一択で足りるはず。こんな感じで山を越えながら1日枠でロングポタするとフツーに1kWhは消費する。バッテリー密度が上がらない限りスペア携帯は必須。つまりスペアバッテリーを積載するCOHO XCが必須。

初めてのルートを織り交ぜて移動。やっぱ車の来ない道がいいねぇ。

藍住町の体育館は瓦が垂直にくっついてた。屋根ではなく壁だな。これは何を狙ったんだ?

鳴門市に入る。

薮から古いミニキャブがこんにちはしてる。

狭い裏道をたらたらと。

近くに八十八ケ所の一番札所があったので寄ってみる。観光地っぽい雰囲気で人いっぱい。

おまえなんでここにいる?

本堂にお参りしとく。お遍路さんがいっぱい。

次は巨大な神社に寄り道。4月に来た時に第一次世界大戦の時のドイツ捕虜収容跡地を見たけど、捕虜が作っためがね橋ってのがよくわからなかった。それがここにあるようだ。

これがドイツ捕虜が作っためがね橋。神社の奥にあるとはなぁ。わからんはずだ。

さらに奥にはちょっと大きめのドイツ橋もあった。

さて帰る。ちと遊びすぎた。もう日が傾きかけてる。この時期は日が短いのが難点。日陰はもう寒いのでまた冬ウェアにチェンジ。

採掘屋の削ったとこの地層がすごいな。向きが縦横入り乱れてる。地殻変動で押されて後から向きが変わったのか?

すんなり海側に向かうと東方向へ離されるので新たな道を開拓する。細い道っぽいが西へ突っ切って大坂峠のルートに出れるらしい。めっちゃ怪しい雰囲気だが通れんことはないだろ。アタック!

なんとダートになった。しかもぐんぐん荒れていく。真ん中の草も進むにしたがって背丈が伸びて酷くなっていく。車はジムニーぐらいしか通れそうにない。向こうまで抜けれるのかドキドキする。ちなみに自転車もMTBじゃないと無理。ミゾ掘れてたりガレてるとこ多数。横から土砂が崩れてナナメになってるとこも。

なんとか抜けれた。夕方にチャレンジする道ではないな。遭難しかねない。

大坂峠のピークを越えて北へ下る。

ビューポイントから絶景を眺める。もう日没寸前。

あの山々の向こうへ帰らんといかん。この時期は日が沈むの早いから帰りはほぼ確実にナイトラン。対応できるウェアはあるし明るいライトもあるので困りはしないけど。

ひたすら走って秘密和菓子屋に辿り着いた。19時まで開いているので助かる。いろいろ買ってCOHO XCに突っ込む。バッテリー残は1メモリ。HIGHモードで家までギリギリって感じ。

淡々と走ってサンポート高松まで戻ってきた。おしゃれテーブルエリアで休憩。

ホットコーヒーで温まる。この場所、前回の瀬戸芸終わったら撤去するって言ってたけど結局生き延びたな。ずっとこのままにしといてくれ。

なんか船がきてた。えとぴりか?米の銘柄みたいな名前だな。調べたら北方領土の四島交流の為の船だった。エトピリカは海鳥の名前。北方領土問題への理解を深めることを目的にした一般公開でサンポートにやってきたようだ。明日もやってるので時間あったら見にこよう。

今日の走行距離は177km、獲得標高は1907m。1日で走った最長記録を更新。バッテリーは2本をほぼ使い切った。よー走った。ラーメン屋は遠いから自動的に距離伸びるんだよな。そこに寄り道を加えると限界ギリギリ。時間も体力もめいっぱい。今回はMSBR中止の憂さ晴らしなのでめいっぱい詰め込んでみた。たまにはこういう欲張りなロングポタもよかろう。
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