2019.03.31  その症状は突然やってきた。近場の桜の咲き具合確認ポタに出かけた帰り道。残2メモリから白抜き電池表示に、、、見たことない表示。当然ながらアシストは0から変えれず。仕方ないのでサスをロックして人力走で帰還。 2メモリ表示になってしばらく走ってから発生。そこまでの減り具合と容量感は普段と変わらず、残バッテリーで軽めの坂を越えて帰ると残量警告出るかなぁ、ってぐらいのバッテリー量（20%ぐらいか？）が急に消失した感じ。  説明書に白抜き電池表示はあった。0%らしい、、、 通常はメモリが順番に減っていき、最後の1メモリの大半が減ると警告音と共に黒と白枠の点滅状態になる（残量警告状態でアシストは強制的に1固定）。そのまま使うと最後の1メモリが白抜き表示で固定され、アシストは強制的に0。出力停止となる。 バッテリー管理として出力止められるので白抜き電池表示を見ることはない。使い切った後に充電せずに放置すると見れるかもしれない表示だが、バッテリー痛めるので見たらダメな表示。 とりあえず充電してみる。問題なくそれらしい時間かけて充電はされている。 残2メモリから0%表示に一気に変化した症状から考えてセル単位の不具合っぽい気がする。PSA1のバッテリは36V、リチウムイオンは1セル3.7Vなので10個直列構造のはず。セルバランス崩れると発生しそうな症状ではある。 満充電まで待って再検証。充電完了してPSA1に取り付けるとメモリはフル。一番上のメモリには「FULL」の文字。充電直後の電圧は正常っぽい。  が、4km（平地3km、坂1km）走るとFULL表示から一気に残3メモリへ。なんかダメっぽいな、、、3メモリ表示状態では普通に走れる。坂も登ったり色々走るがこれ以上は簡単には減らない。雨降り出したので残3メモリのままこの日は帰還。 そして翌日。選挙投票も兼ねて検証の続きでウロウロ。  やっぱり出た。今回は残2メモリからいきなり電源OFF。表示が完全に消えた。電源キーOFF→ONすると残1メモリに復帰。そこからしばらく走ると、また電源OFF。また電源キーOFF→ONで白抜き電池表示で終了、、、検証終了で人力走で帰還。 満充電時と減ってきた時に端子電圧が急激に変化してる感。使えてる容量は正常時の半分ちょっとな感じ。こりゃ完全にイカれた。参ったなぁ、と思って説明書見てたらバッテリーは2年保証だった。BESVに確認すると保証対象で良品へ交換対応になった。助かった。 やはり症状的にセルバランス崩れっぽい。当然ながらセルバランス制御の回路は入っているので通常は発生しない。でも、稀に原因不明でバランス崩れて潰れる個体があるらしい。ハズレ個体引いた感だけど、バッテリー制御技術的にもまだ発展途上だな。今回のは制御側かセル固有の不良かわからんけど。ギリギリ2年内で発覚してくれたのは不幸中の幸いだった。 ちなみに早い段階からバッテリー2本体制で交互利用。2年で走行6千km、1本あたり3千km。充電ペースは1本あたり週1〜2回。充電回数として1本あたり100〜150回ぐらいと思われる。 つまり今回のは使用に伴う正常劣化とは別の話。リチウムイオンは劣化大きめでも500〜700回の充放電で元容量の70%ぐらい。100回程度では正常劣化なら90%以上の容量がある。新品時と体感的な容量感はほぼ同じ。 実際、異常が発生する前の週に走った「しまなみ縦走2019」では、表示も容量感も正常で2本ともフルに使った。ヘタった感は体感できない範囲だった。  白抜き電池表示からまた充電する。今度は充電時間を計ってみる。2.8時間で満充電になった。通常は4時間ぐらいはかかる。 つまり、、、0%表示なのに通常よりだいぶ少ない量しか充電できない。本来の満充電ができなくなってる感じ。 充電時に満充電にならない（できない）セルが存在することで結果的に充電時間が短くなり、放電時にはそのセルが先に電圧降下することで全体電圧が下がって突然のバッテリー切れ判定となる。そこから再充電すると大半のセルにはまだ電力残ってるので充電時間はさらに短くなり、、、ってのを繰り返し。って感じか。 制御不能な状態でセルバランスが崩れると充電と放電の両方で支障出るんだな。そりゃ実効値半分ぐらいになるか、、、 ------------- BESV確認時にカラーを聞かれた。そうか、ボディカラーでバッテリー側面の色が違う。プラの別パーツっぽいが外からは外せなさそう。 飾りなんだから簡単に外れる構造にしとけばいいのに。 交換対応なんか本体だけ送ってパネル付け替えれば済むし。続々と新色出してるけどバッテリー在庫的に管理できるんだろうか？（さすがにBESV内でパネル組み替えてるか？） |