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2025.04.13
![]() 「UFOラインアタック VOL.7」に初参加。自転車仲間からの情報で初めて知った。UFOラインは9月には何度か行ったことある(2020、2024)けど、4月ってUFOライン通れるんだっけ?ってイメージだったので自転車のライドイベントやってるとは考えもしなかった。 このイベントの最大のメリットは瓶ヶ森線(UFOライン)の冬季閉鎖の解除直前に走れること。一般開放前なので車やバイクがまったくいない。イベント参加の自転車だけでUFOラインを独占。これは魅力的。ソッコーでエントリーした。気温5℃以下と思われるので真冬装備でチャレンジ。 ![]() 天気予報では前日から雨で当日の昼まで雨予報。どー考えてもスタート時間は雨が降ってる。夏のイベントなら雨天決行だけど気温5℃以下の標高1600mまで上がる山の上のイベントでは無理がある。中止を覚悟してたけど、スタートを12時にずらしコースを短縮して開催のアナウンス。気合いの入った運営判断すげー。 そんなわけで朝から高速で現地に向かう。当然ながら道中はしっかり雨。 ![]() 山へ向かう。この絵だけ見ると完全にクレイジー。高い山の上を自転車で走れる状況とは思えない。そもそも山も見えてない。あと3時間足らずでこの状況から回復したら奇跡だな、、、 ![]() 現地駐車場着。当然ながらしっかり雨。にもかかわらず駐車場は満杯。だいぶネジ飛んでる人が多いようだ。雨雲レーダーを見ると12時前にはほとんど通り過ぎるはずだが、さてどうか。山の中だからあまりアテにならん。 ![]() ![]() 受付。温泉の割引券がついてた。 ![]() 車の中でゼッケン貼って準備。 ![]() 雨止まんなぁ、、、霧雨みたいなのが強くなったり弱くなったり。 ![]() スタート時間が迫ったのでまだ霧雨が降ってるけど自転車降ろしてスタートポイントへ。とりあえずウインドブレーカーで耐えれるぐらいの霧雨にはなった。これ以上降らないことを願う。 今回はCOHO XC付き。本来のロングコースは獲得標高1600〜1800mぐらいあるのでスペアバッテリー必須。雨でコース短縮になったから獲得標高1100mぐらいに減ったけど、この気温では足りない可能性があるので念の為にスペアは積んでいく。ついでに追加のウェアや過剰気味の工具類なども入れてる。 ![]() パトカーも来てる。警察も道路封鎖関連でバックアップしてるようだ。 ![]() 横の川は濁流である。昨日から降ってるからなぁ。 ![]() スタート整列。スタートはゼッケン順。前の方で拡声器で説明してるけどあまり聞き取れない。 ![]() さて出発。まずは寒風山を登る。この状況で参加する人らは強者ヒルクライマーばかり。人力なのに結構なペースで登るなぁ。とはいえ力量差があるようで次第にバラけていくので道幅広いとこで適当にパスしつつ先へ。 ![]() まだ霧雨降ってるけど木が多いとこに入るとほとんど気にならなくなった。 ![]() 霧雨は弱まってきたが景色はこの状態。山が見えんなぁ。こりゃー真っ白か? ![]() 寒風山上の駐車場に到着。ここがエイド1。今回はコース短縮になったのでエイド2(UFOライン辺り)で折り返しで、戻ってきてここがまたエイド3になるようだ。 ![]() なるほどこの建物が食べ物提供のベースになるのか。 ![]() あまご飯とゼリーを頂く。 ![]() しかし食うのに困る。寒いし強風。しつこく霧雨も降っている。東屋も吹き抜けるので過酷。うっかり保冷ボトルに冷たいお茶を入れてきたが暖かいドリンクをもってくるべきだったなぁ。 ![]() ここは向こうに見えるトンネルから恐ろしく冷たい風が噴き出してくる。寒い時期は長居すると体冷えて死ぬ。早めの移動が吉。 ![]() さて、お待ちかねの瓶ヶ森線に入る。ここは観光で人気あるから普段は車やバイクが多いけど今日はイベント参加の自転車のみ。超贅沢なライド。 ![]() 微かな霧雨程度ではあるものの道路はしっとり寒々しい感じ。天候回復はまだか。やっぱり高さが上がると寒い。グリップヒーターはほぼ全開。しっとりと湿った手袋をじりじりと乾かす勢いで温める。いやもう気温5℃以下の環境でグリップヒーターなしなんて考えられない。 ![]() 少し下る場所もあるけどほぼ登りなルート。人力ではヒルクラム慣れしてないと心が折れる。自信ない人はEバイク推奨。というかEバイクでもロングルート走ると十分疲れる(たぶんバッテリーも足らん)。UFOラインの獲得標高を舐めたらいかん。 ![]() 残雪発見。雨降ったから溶けたかも、と思っていたけど結構しぶといんだな。まだまだ標高上がるからこの先にもいっぱい残ってそう。 ![]() のんびり写真撮ってる間にジワジワ追い越される。こうやって止まって遊びまくるので人力で真面目に登ってる人らよりトータルでは遅かったりする。 ![]() だんだん白くなってきた。 ![]() ガードレールの向こうは真っ白。完全に雲の中だな。 ![]() うーむ、これは回復するのか? ![]() 素掘りトンネルのとこもまだ雲の中。 ![]() 連続トンネルを抜ける。 ![]() トンネルを抜けると残雪だった。 ![]() じゃんじゃん雲が流れ込んできてる。どっかで途切れてくれるのか。 ![]() 止まりすぎでジリジリと遅れてる。先を急ぐ。 ![]() でっかい残雪見つけたのでまた停車。これは見事に雪壁。これぞ雪壁ライド、遊びまくるからさっぱり進まん。 ![]() なんか少し雲が減ってきたぞ。空が明るくなってきた。 ![]() ん!?AID2って書いてる。こんなとこ? ![]() そっか、雨対策でトンネル内に陣取ってるみたいだな。ここでは通過のゼッケンチェック。あと1kmでUFOラインでそこで折り返しのようだ。 ![]() さぁUFOラインだー、と走り出したらガクっと重くなった。早くもバッテリー終わって強制ECO。うーん、1000mでもこの条件だと1本で足らんのかー。5℃以下の低温+グリップヒーターほぼ全開+ライト常時点灯では過酷なようだ。スペア積んできてよかった。サクッと交換。本来のロングコースだとスペアありでちょうどぐらいだな。 ![]() そしてUFOラインに到達。もう奇跡的というしかない。ちゃんと見えてる。すごいタイミングで雲が流れたようだ。 ![]() 下界が晴れててもUFOラインはガスで見えないこと多いのに、雨と霧まみれの瓶ヶ森線を走った挙句にUFOラインがこのレベルで見えるのすげー。 ![]() 日差しが出てきた。熊笹の山肌が妙に綺麗に見える。ちらちら見える青空とのコントラストが良い。そして道路沿いには残雪。この絵はなかなか見れんぞ。プライスレス。 ![]() 100mも動かず止まってしまうので進まなくなった。この景色じゃ素通りできん。 ![]() 地面から湯気が出てる。日差しで急速に乾き始めてる。 ![]() 周りの高い山々を見下ろす。どーよこの景色。1600m近いからだいたいの山は下にある。 ![]() 森林限界ギリギリにしぶとく生えてる木。この景色を直接眺める贅沢。 ![]() そして折り返しポイント。今日の短縮コースはここで折り返し。 ![]() 通行止めギリギリからの景色。ここ走れないのは残念無念。でも今日の天候変化を読んで時間ずらして短縮コースで開催判断した運営はスゴい。霧雨でスタートして途中真っ白を経由しつつUFOラインを青空見えながらクリアに見るって絶対体験できんぞ。2度目はない再現不可能パターン。 ![]() ここから瓶ヶ森登山口まで6kmもあるのか。思ってたより距離あるな。 ![]() 気温は4℃。標高高い割には気温高めな感じ。ここまで登ってくる途中の方が2℃ぐらいで寒かった。というか冷たい風がずっと吹いてた寒風山のとこが一番寒く感じた。あそこで5℃ぐらいだったかな。やっぱ風が常時吹いてると辛い。 ![]() のんびりしまくりでほとんど最後尾。名残惜しいがそろそろUターンするか。 ![]() あの道を戻る。 ![]() 帰りながら振り返るとUFOラインの上がさらに青空になってた。これは撮らねばなるまい。また止まってパチリ。ホントにここはさっぱり進まなくなる。 ![]() 帰りの逆方向はまた違った景色で新鮮。 ![]() さすがに時間が押してるので撮影は手短に。 ![]() 太陽出たので明暗差が激しくて色が飛ぶー。PLフィルター持ってくるんだった。 ![]() 日向は道路乾いたけど日陰はまだしっとり。全体的には風が強いほどでもないけど一時的にものすごい突風で吹っ飛ばされそうになる。気を抜いてるとバランス崩しかねないので道路の端から離れて走る方が安全。 ![]() もうほぼ全て青空。スタートしてから3時間しか経ってないのにビックリだ。 ![]() 寒風山のエイド着。 ![]() キジラーメンの行列に並ぶ。日陰&トンネルから吹き出す冷たい風にジワジワやられる。 ![]() 全力でラーメン作ってくれてるけど人数多いので進みは遅い。 ![]() 数人手前で建物の中に入ったらなんと薪ストーブがある!外から見えてた煙突はこれだったのか。なんと快適なことか。これは出れなくなるぞ。 ![]() ラーメンできたので受け取って暖かい建物からイジェクトされる。寒いが仕方ない景色見ながら食べよう。 ![]() 東屋から景色。行きの真っ白と別物に化けた。素晴らしい景色を眺めつつ食べるがラーメンの冷える速度が異様に早い。のんびり滞在してたら死ぬのでさっさと食って出発。 ![]() まだゴールまで標高差300mぐらいある。この下りが冷えた体には辛い。ゴールしたらソッコーで温泉入るぞーって思いながら耐える。 ![]() 途中にいい角度で太陽に照らされた山桜。これは素晴らしい。きっちり満開で見頃。やっぱり止まって写真撮るのであった。納得するまで撮ったら今度こそゴールまで下る。 ゴールしたら手早く片付けて温泉へ。冷え切ってるだけに温泉での長湯が染み渡る。受付で男湯は混んでるって言われたけど、こっちが入った頃にちょうど皆んな出たようでガラガラ。ゴールが遅めのメリットだな。 ![]() 風呂上がりに山荘しらさ制作のキジコロバーガー。寒風山のエイドでキジラーメンだけ食べてバーガーはCOHO XCに入れてお持ち帰りした。 ![]() これが小腹が減る時間にほどよくボリューミー。うまかった。 UFOラインアタック楽しかった。これはまたリピートだな。通行止め空間で自転車だけ走れるってのがやっぱ快適。寒さは厳しいけどその代わりに残雪の景色が見れる。真冬のウェアなら特に問題ないのでアリだろ。こういう景色が好きな人にはオススメです。ただし、獲得標高がエグいのでヒルクライマーじゃない人はEバイク推奨。 |
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UFOラインアタック VOL.7 2025
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