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2024.07.10
フルデッドニングした時に年数経ちすぎのごちゃごちゃ配線が気になった。そもそも配線だけでなく機材も15年オーバーなモノばかりで限界超えてる。特にカメラ類はかろうじて映ってるという状態。さすがにマズいのでここらで一気に更新をかけることにする。 まずはバックカメラを撤去。やたら多い配線と中継箱のデカさが時代を感じさせる。 カメラはパナのCY-RC50D。2006年に購入したので18年モノ。映像はもはや白ボケして白黒状態でどーにか見えるという状態だった。完全に壊れなかったのは凄い(のか?)。 新しいバックカメラ設置。以前のと同じくステーをナンバーの裏に差し込む様な形で固定。今時のカメラは広角なのでこの位置に付けても横方向もまぁまぁ見えるけど、車両感覚のつかみ良さという意味では上から下に見下ろす位置の方がいいかもしれない。 写りはフツーに綺麗。駐車のガイド線を表示できるけど個人的に馴染めないのでOFF。
次はサイドカメラ。こいつの古さは筋金入り。V75Wの時代から使ってるので24年モノ。当時はサイドカメラなんて概念がなかった。V75Wにつけてると珍しがられ、その2年後ぐらいに日産がマネしてサイドカメラつけてきた(笑。外観も腐食してボロボロだけどまだ一応は映る。 なんとか映ってる、という感じでいつ潰れても不思議はない状態ではあるが、、、 新しく採用したのは小型で土台が流線型なモノ。これならミラー下につけても見栄えがいい。 ほとんど存在感なし。24年の進歩は凄いな。 写りも綺麗で問題なし。広角なので周りもよく見える。
さて、ここらで本腰入れて配線系をいじる。表示パネルも新しく作り直す。その昔、この位置にはメインとサブの電圧表示をしてたが、カメラの表示を出すために3.5インチモニター2枚に置き換えたことで電圧が見れなくなっていた。今回は3.5インチモニター1個に変更して空きエリアに電圧計を2個追加する。 毎度のことながらパネル作成に四苦八苦。最初は黒いアクリル板で作ろうとして失敗。細いくり抜き加工ではアクリル板は簡単に割れてしまうので材料として不適。試行錯誤した挙句、ベースは薄ベニアを使った。安くて強度があってカッターで簡単に加工できる。木材すばらしい。 表面にはペット樹脂の薄いシートを貼った。マットブラックで塗装するとそれらしく見えるから不思議。 裏はこんな感じ。3.5インチパネルは予備で買っておいた新品を使った。当時のauのパネルでアナログコンポジット入力。似たような部材を今でも入手できるのか探したけど在庫切れか、、、手に入れるのは一苦労しそうな雰囲気。 メインのパネルへの組み込みは両面テープとホットボンド。いわゆる力技。ほどよい強度で固定できて、いざって時には取り外すことも可能なのでわりと気に入ってる方法。 電圧計の通電制御には基盤用の超小型リレーを使う。この電圧計は駆動電源と測定電源が同じ。なので測定用のメインとサブそれぞれの電源を投入してやる必要があるのだが、実際にONにする制御信号は別のモノになる。なので制御信号でリレーを制御してONになると電圧計に測定用の電源が投入される回路にする。 よく勘違いしてる人がいるのだが電圧測定はACCの配線から取っても意味は薄い。ACCを横取りするまでの配線に他のアクセサリー機材がぶら下がってる。それら機材の都合で電流が追加され配線での電圧降下が発生する。結果的によくわからん末端電圧を見てるだけになる。 重要なのはバッテリーの端子電圧。なので電圧測定用にはバッテリーの端子から専用の配線を引くのが正しい。その配線は電圧計にしか使わないので細くて問題ない。 ついでに埋め込み用のUSB電源も作る。iPhone用のMagSafeのマウントがUSB入力なのだが、今までは手を抜いてシガーソケットに入れるUSB端子から電源取ってた。見栄え悪いしシガーのUSBを常に潰してしまうのでキッチリと埋め込んで裏にまわす。
ゴゾゴゾしてたら電流計の5V電源作ってる部分が壊れた。大昔に無理やりレギュレーターで5Vを作ってごましてたやつ。もうそんな苦労する時代でもないので作り直す。 サクッとDC-DCコンバーター使って5V作成。手持ちにあった基盤使ったけど電流容量小さければもっと小さい基盤もあるっぽい。
配線を色々と直してよーやくパネルを戻す。このパネルを付ける作業がめっちゃ難易度高い。コネクタ接続と裏配線のつじつま合わせがシビア。 助手席下の機材と配線もなんとか整えた。もう少し根本的にやり直したいが、、、それやってると終わらんので妥協。 ふと思いついてサイドカメラに使ったのと同じやつをフロントのナンバー上にも追加。カメラは簡単に付くけど配線を車内まで引っぱるのが大騒ぎだった、、、パジェロは前方の死角が想像以上に大きいので何かカバーする仕組みが欲しかった。このカメラは小さくて見栄えもいいのでとっても都合がいい。 そんなこんなでやっとメインパネルが稼働。 この電圧計は数字表示が正確な上に円状に色分けされて表示される部分が感覚的にわかりやすくて良い。エンジンOFFでサブバッテリー使ってる時に残量具合が瞬時に判断できる。見栄えも華やかでヨシ。 左がサブバッテリーで右がメイン。エンジンかけてしばらく経ったのでメインはフルになりフロート充電に移行して14.4Vから14V以下にダウン。それをサブのチャージャーが検知してブーストモードに切り替わり14.5Vでサブバッテリーをフル充電中、って状態。電圧の動きでバッテリー状態がよくわかる。やっぱ電圧計はいるなぁ。
そしてフロントカメラの効果。パジェロの前方に椅子を置いてみる。少し離したのでギリギリ見えそうに感じるが、、、 運転席からは背伸びしてもまったく見えない。椅子に小さい子供が座っていてもおそらく見えない。ついうっかりが発生すると重大事故になるヤバさである。 そんな死角もフロントカメラにはバッチリ映る。これは効果絶大。フロントの死角はほぼカバー。止まってる状態から動かす前にフロントカメラを確認すればうっかり事故はなくなる。手動切り替えがめんどくさいので何かルールを作って自動切り替えにしたいところ。 HKS CAMPも切り替えで3.5インチパネルに表示できるようにした。あんまり使わんけど燃費計をアナログ表示してると見栄えがいいので見たことない人にはウケがいい。これも恐ろしく古いけど壊れんなぁ。 最後にいまさらだけどドラレコ装着。iPhoneカメラやGoProで代用したりしてズルズルとドラレコ付けてなかったけど、さすがに何があるかわからん時代なので付けてた方がいいだろ、って判断。どんなのにするか迷ったけどドラレコは黒子に徹してもらうのがベターだと考えてモニターとか余計なモノがないシンプルな製品にした。 当然リア用カメラもある。ドラレコの意味を考えると前後カメラーと4K画質は必須。駐車モードも専用配線を追加して対応させた。まー自宅駐車時はバッテリー消耗するだけなので駐車モードはOFFだけど。出かける時にONにする運用は実際のところ操作面倒だな。スマホアプリで設定変える必要があるのだが、駐車モードのON,OFFは直接のボタンが欲しかった。
まだまだ手を入れたい箇所はあるが終わりがないので今回の電装系いじりは一旦終了。大きな不満点は解消したのでヨシとする。なかなか良いコックピットになった。 |
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カメラ類の入れ替えと電圧計追加など
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