クーラーボックス製作

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2021.08.27


温めるのはバーナーがあれば簡単だが、暑い夏に食べ物を冷やすのは極端に難しい。でも暑いからこそサラダは冷えたまま運びたい。途中で仕入れた常温のプチトマトはランチ時までにキンキンに冷やしたい。強力な保冷剤は持ってるので保冷バッグ的なモノと組み合わせればそこそこいけるか?


探したら昔に買った保冷バッグが出てきた。とりあえず感触を探るために保冷剤を2つ突っ込んで試してみる。サラダを冷えたままランチ時に食べることには成功。でも「なんとか冷えてる」って状態が限界。バッグの断熱能力があまりに低い。保冷剤はみるみる溶けていく。

まともなクーラーボックスが良いのだが、そもそも自転車向きの高性能なクーラーボックスなど存在しない。サイズも合わないし重い。仕方ないので作る。


軽くて断熱効果が高く入手しやすいスタイロフォームをメイン材料にする。まずは性能やサイズ感が不明なので適当に試作機を作ってテストする。スタイロを切り出してコーキング剤で接着しただけの荒っぽいクーラーボックス。保冷剤は左右に2個。


実際に試したところ性能はまずまず。サラダと果物と飲み物を入れてポタったところ昼過ぎまではキンキン。夕方には溶け切ってるけどまだ冷たい。

保冷バッグよりは格段に性能高いことはわかった。でもスタイロ剥き出しは擦れて粉が落ちる。表面強度も弱く中も入れたモノに押されて凹む始末。実際に運用するには強度確保に内外装がいる。サイズも再考。もう少し小さくしたいが、、、


あーでもないこーでもないと考えまくったが結局サイズは1cm大きくなった。小さくなる余地などなかった。理由は色々があるが保冷剤サイズの影響が大きい。思い切って保冷剤を新たに購入しようと思ったが都合のいいサイズがない。結局は今使ってる保冷剤が妥協点。

そうなるとサイズは保冷剤サイズで決まる。縦に入れてフタが閉まる高さで横にも寝かせれる幅。そのギリギリの庫内サイズ。庫内が決まれば自動的に外側サイズも決まる。そこから小さくする余地はない。試作機はスタイロを切り欠いて幅を確保してたので、保冷剤を横に寝かす幅がとれない。結果的にサイズアップするしかなかった、、、


新たなサイズで基本骨格を作成。今回は接着に木工用ボンドを使ってみた。完全硬化後の硬さがコーキング剤より硬いし水分抜けると縮んで重量も軽くなるはず、という目論見だったが結果的にビミョー。硬化にめちゃめちゃ時間がかかる。

考えてみれば当たり前でスタイロは防水素材。スタイロ+木材なら木材側が水を吸って硬化早いがスタイロ同士だと水分抜けにくいから異様に遅くなる。接着面が広いと永遠に硬化しない可能性すらある。

コーキング剤の方がいいのか?というとそーでもない。あれは上からの接着に困る。継ぎ目からはみ出たコーキング剤が周辺を汚すので、そこに外装を貼る時に困ることになる。粘着系のテープとかもくっつかない。コスト高だけど発泡スチロール用の接着剤を使うのが無難と思われる。


内装はPPシートで作った。いい感じだがオーバースペック。接着のコーキング剤の重量と合わせると余計な重さ。端の部分は密閉性向上の為に切り欠いてゴムパッキンを入れた。


外装は手元にあったレザー風のシートを木工用ボンドで貼り付けた。これもシートの裏地は布だけど防水生地なので乾燥に時間かかった。針で小さな穴を開けてどーにか硬化させた。スタイロと木工用ボンドは相性悪い、、、

この状態で1.1kg。想定よりもかなり重くなってしまった。試作機のスタイロのみだと400g程度。内外装の重量に加えてそれらを接着する接着剤の重量もバカにならんかった。たぶん外装のシートが重めと思われるが、そのぶん断熱もアップしてるし高級感も出てるからヨシとする。3号機を作ることがあったら次は軽量化を追求したい(だいぶ先だろうけど)。


フタは差し込み式。ゴムパッキンと接触するとこはビニールテープを巻いて密着しやすいようにしてみた。スタイロが直接見えてる部分はそのままだとモロいので透明コーキング剤を薄く塗り込んでコーティング(思ってたよりイマイチだが)。


中は左右に保冷剤が縦に入る。その間に500mlペットボトルがギリギリ寝かせて入る。ペットボトル2本を底に入れて、その上に冷やして運ぶ食べ物を入れる想定。


2号機は幅を確保したので保冷剤を底に寝かして追加できる。同じ保冷剤を4つ持ってるので左右と上下の4個体制まで可能。フル装備を使う時があるかは不明。1個750gなのでアホみたいに重くなる。2個で足りないほどの猛暑時に3個体制はアリかもしれん。


COHO XC用としてサイズ感はギリギリ。バッグの口を折り返して閉めるとピッタリのパンパン。追加の荷物は後方空間に詰め込むことになる。今まで通りでは入らんので工夫と削減が必須。冷蔵モノを運ぶためには仕方ない。

だんだん自転車離れしていくけど、せっかくのトレーラーなので自転車単体では無理っぽいことを涼しい顔して実現せんと意味がない。遊びは楽しんだ者の勝ち。

実際のポタで試した。性能はまずまず。

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