BESV TRS1を山で試乗

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2018.4.4


CF1のアップデートをしてもらった後にBESVの車からTRS1が出てきた。週末イベントに使うので一緒に持ってきたらしい。いーなー、山で乗りたいなー、と言ってたら本社に連絡とってOKもらってくれた\(^^)/

ふつーの格好で行ってたのでCF1で一旦帰って着替えて出直し。比較のために、出直し自転車はRZ120

RZ120の26インチ+2.2インチ幅のタイヤがすごい貧弱に見える、、、TRS1は27.5インチ+2.6インチ幅。フレーム大きめだけどハンドルステムが少し短くてポジションは違和感なし。

2時間ほど借りて近くの山へ。

シングルトラックへのアプローチの峠道。斜度は10%以上だけど関係なし。

アシストレスポンスは俊敏で高負荷時のトルクはPSA1より明らかに強力。ただし、ペダル入力に対して正確にアシストされるので強いアシストパワーを出すにはペダルへの強い入力や高ケイデンスが必要。

そして素晴らしいのは弱いペダル入力にも正確に弱く滑らかにアシストされること。PSA1の様にアシスト力にムラが出ることもない。高負荷時でも制御は正確。

ペダル入力とアシストパワーの一体感はPSA1とは比べ物にならない。後からアシストされてる感は一切なし。まさに自分の脚力が強力になった感じで感覚が麻痺してくる。


まずはダブルトラック。絵になるなぁ、TRS1はこういう場所で試乗会すべき。不整地の激坂登りこそTRS1の楽しさが伝わる。同じことができる人力MTBは存在しない。

ここまでのコンクリ路面アプローチで、PSA1だとモーター出力が負荷に負けてペダル重くなるキツイ傾斜があるけどTRS1はまったく問題なし。出力的には何の不安もない。超激坂でもペダル入力に対して素早く正確にアシストされる。

このぐらいの路面状況ならハードテールでもあまり問題なし。ちょっとリアの突き上げあるけど座って走れる。


倒木くぐってキツめのシングルトラックを登る。こうやって坂の途中で止まっても再発進可能。PSA1の様にアシストタイムラグを計算してバランス取る必要もなし。またがってペダル踏めばダイレクトにアシストされて登り始めれる。超激坂の途中からでもOK。フロント浮いてめくれ上がらない様にだけ気遣いすれば問題なし。


登りが楽しすぎてニヤニヤが止まらない。PSA1でもなんとか登れる場所だけど体感はまったく違う。無理やり登ってる感が全くない。


E8080ユニットはアシスト音がギュイギュイとうるさい。アシスト領域で坂を登り続けるとずっとうるさい。

大阪で試乗したときはXM1よりマシかー、と思ってたけどやっぱりダメ。静かな場所を静かに登りたいのにギュイギュイ音出し続けるのでは興ざめ。もっと静音化を臨みたい。基準はやっぱりPSA1、体感であのレベルには抑えてほしい(ベネリのMTBはPSA1より静かだったし)。

もっと具体的に言うと歩行者がこっち見ないレベル。PSA1はモーター音で歩行者に振り向かれたことはない。TRS1はギュイギュイ音で振り向かれた。気になる騒音とはそういうモノ。言われなきゃ気づかない音質&音量なら乗ってる側も気にならない。計測器で測ってる数値で判断しちゃダメ。

でも、ギュイギュイ音が出てても山でTRS1はアリだと思うぐらい面白いのは確か。アシストパワーとレスポンスは素晴らしい。スポーツとして登りを走れる。静かになればポタリングでのんびり登るのにも適するだろうから静音化には本気出して欲しい。


リアサスがあれば..、とも思いつつも、とりあえず今はどーでもよくなる。シングルトラックを攻め込みながら登る面白さの方が勝ってしまう。体感的な重さもRZ120と同等。まったく違和感なし。そもそも18kgだから持ち上げてもそんなに重くない(最終スペックは19.3kgだそうです)

途中に40%ぐらいの無茶苦茶な激坂ポイントがある。どう考えても階段作るだろ、って傾斜に無理やりコンクリ流して土が流れない様に荒っぽく固めてる。PSA1ではモーター出力が完全に負けて歯が立たない。人力追加してどーにかなる負荷じゃない。人力MTBではチャレンジする気も起きない角度。

TRS1は登れた。アシスト力は問題なし。脚力は必要だけど一番軽いギアで正確にアシスト力が出て登坂速度は安定。フロント浮かないようにするテクが必要なだけ。スゴすぎる。

傾斜キツイから登れない、って言い訳はTRS1ではできない。登れないのは走行テクが足りないだけ。


岩場は乗って降りるテクがないので写真撮影だけ(^^;


とにかく問答無用で楽しい。

高レスポンスのアシストのお陰でギャップ越えとペダルタイミングが合う。必要なタイミングで瞬間的にペダルに力入れると同時にアシストが加わるのでフロント荷重をコントロールしやすい。この辺はPSA1の感覚とは大きく違う。

ハードテールなのでリアのトラクションとか色々不利だけど、アシストのダイレクト感がかなりカバーしてる感じ。登りで速度を維持できるので、登りながら減速&加速を入れてトラクション確保するとか色々できる。


こういうフロントすくわれてコケそうな木の根もフロント荷重抜きやすいので難なく走れる。27.5インチホイール+2.6インチ幅のタイヤの影響もありそうだけど。

ハードテールだからリアがギャップ越えるときの突き上げはダイレクト。ガレてる場所とかは中腰で通過しても手足への振動がしんどい。でも、ガレてる登りでも上がれる。

MTBでシングルトラックの登り、ってなると普通は脚力と持久力勝負。走行テクうんぬん以前に脚力的に続かなくて登れない。しかも超低速だから走行テクというよりバランスとるだけ。

TRS1だと同じペダル入力で登る速度が上げれるからバランスが取れる。ライン取りとかギャップ越えの走行テクを登りで楽しめる。荒れてても走行テク次第で乗って登れる。楽しすぎる。

シングルトラックを登ったり降りたりと激しくウロついたら足や腕がパンパン&喉カラカラ。もの凄い運動量。このアシストは楽させてくれない。楽しすぎてガンガン走る方向に追い込まれる(笑)


山を降りて水分補給。

ここからアシストOFFで走ってみるが、まったく問題なかった。普通のMTB。巡航速度はRZ120より速いぐらい。アシストOFFで違和感ないのでトレーニング目的のロングライドならOFFのまま走れる感じ。ただしギヤ比的に軽めのペダリングで登れる坂は7%ぐらいまでかな。フロントトリプルのRZ120と同じってワケにはいかない。

平地の場合、アシストONにしてても発進から数秒で速度上がってアシスト切れる。そして、そのままアシスト外速度で巡航できる。結果的に走り続ける平地巡航でのアシスト恩恵はまったくナシ。発進時のみの恩恵。

BESVの人も言ってたけど、E8080ユニットはPSA1とかのBESV独自のユニットに比べてアシスト速度の上限を追い込んでない。24km/hの上限よりだいぶ下の速度でアシストが切られる。メーターの目視では加速時は22km/h越えた付近でアシスト切れる。さらには、アシスト外速度から減速すると21km/h以下にならないとアシストが復活しない。

さすがにPSA1と同じぐらいには上限値を詰めて欲しいな。走れる自転車+速度上限低めのアシスト制御で、平地ではアシストとしての意味は薄い。ほぼ平地で乗る人が勘違いして買うとアシストの恩恵少なくてジレンマかな。乗る範囲に坂が無いと高くて重いMTBになってしまう。

これはクロスやロードタイプの方がよりジレンマになりやすい。平地で24km/h巡航程度は人力だけでフツーにできる。アシスト付いたら平地では重くなるデメリットしかない。信号停止からの発進は素早いけど、そこしか恩恵なし。あとは強風時に向かい風方向に走りやすいぐらいか。

E-Bikeは負荷が高く低速(20km/h以下)になるルートを走らないと価値が出ない。遊び方が人力自転車とまったく違う。人力自転車では無理なルートを積極的に走ってこそ意味がある。なのでTRS1は山の登りに持ち込まないと欠点の方が目立つ。

今回の2時間でバッテリー消費は20%。止まって写真撮ったりしてたから実質1時間半。登り方向を走ってた時間は1時間程度だと思うけど、同じパターンで10時間ぐらいウロつける計算になる。

バッテリーの持ちはかなりいい。シングルトラックではずっとHIGHモードだったのに。もしかすると504Whで実質1日走れるのかも?上手に人間側に負荷を割り振ってくれるのでエコモードだと獲得標高2000mレベル行けるんじゃないか?って気がしなくもない。

金が余ってたらフルサスまでの繋ぎで即買いしたい(余ってないので無理だけど、、、(^^;)これのフルサス版作ってくれ〜(フルサスでもボトルケージ付く空間確保してね。楽しすぎて脱水症状になるから^^;)

いい体験になった。


おまけの追記


充電器は4Aクラスで最初の70%を2時間で充電する急速タイプ。サイズはかなりデカい。バッグの片隅に入れといて電源借りれるとこで補充電、ってノリは無理。

人力MTBでも行けるルートならバッテリー1本で足りそうだけど、それではE-Bikeの意味が薄い。本気で遊びはじめるとTRS1でしか不可能なルートとタイムスケジュールで動くだろうから、そうなってくると半日で空だろな。午後から山越えて帰ってくるルートは引けないか。

バッテリーが1000Whぐらいの容量にならないと永遠に悩みのタネだな。

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