PSA1を最新仕様化

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2020.08.15



キッカケは異音だった。
走ってるとギジュギジュって感じの変な金属音がする。
負荷かかってる時じゃなく、ゆるゆるで走ってる時にも継続的に音がする。
不快な音なので原因を探しまくる。


スプロケを触ると音が出るので固定が緩んだか?と思ったが違う。
ガッチリ固定されてるのにギチギチと音が出る。


スプロケ外して確認するとフリーがビミョーに変。
根本がちょっとガタがあってよじるとギチギチ音。
異音の正体はこいつか、、、


ついでなのでモーターの中も覗いとく。
8200kmほど走ってるが中は綺麗だった。
最近は加速と高負荷時に「グォングォン」と唸るような音が出る。
ビミョーにギヤが摩耗して音が変化してんだろうなぁ。
とりあえず増しグリスして戻す。
気持ち音減ったか?
でもグォングォンな感じは変わらず。

さて、どーするか。
だいぶお疲れ感の出てきたPSA1だが、まだまだ乗る。
長期目線でリフレッシュを考える。
情報探った結果、思い切って最新仕様化の勝負に出ることにした。
2020モーターに変更し、コントローラーのファームを変える。
すると最新ディスプレイが動くようになる。
配線通し直しとか難アリ作業も発生するが、どーにかなる範囲。
一気に勝負をかける。

パーツ代高いので普通のユーザーには向かないと思う。
私みたいに初期型を徹底的に使い込んでる人には選択肢の1つ。
過走行で劣化してるが初期型に愛着がある。
ほぼ同じモノである最新PSA1を買い直すわけにもいかない。
初期型を最新型相当に化けさせるプランとしてはそれなりに意味がある。


必要なモノと情報を集結してもらって誉自転車へ持ち込む。
CF1の不具合対応も同時にやるので積んできた。
この2台だとタイヤ外さずに同時に積めた。
パジェロの荷室空間は素晴らしい。


ひっくり返して作業開始。
リアホイール外すのはもはや目をつぶっててもできる。
店主は作業詰まってて余裕無いっぽいので簡単なとこは自分でやる。
それにしてもエアコン環境での作業は快適だなぁ。
家でやると屋外だから今時期は熱中症との戦いになる。


左が2020モーター&ホイールセット。
モーター周辺はかなり変わってる。
ローター固定のネジは短くなってる。
元のネジ使うとモーター壊れるので要注意。

2017のは軸の真ん中に穴があいててパワーケーブルが通ってた。
2020は軸の付け根あたりからパワーケーブルが出てる。
それに伴ってシャフト付け根のパーツ構成も違う。
新しい方はその辺がほぼ一体になってる。

そしてパワーケーブルの出口は逆。
つまりPSA1側のパワーケーブルの位置が逆になるので通し直しが必要。
リンク部分まで引っこ抜いて反対側に通す。
これが狭いのでまぁまぁな手間。
針金とか連絡線的なモノを駆使する必要あり。


付いた!
まだ動かない。
次はコントローラーのファームを変える。


ファーム変更はBESVの専用端末でやる。
以前はBESVスタッフがPCと専用アプリでやってたが小型端末作ったようだ。
1端末には1ファームのみ入ってる。

スマホで出来ればいいのにと思うが、、、
認定型式の関係とか絡むからユーザー側でやるのマズいんだろな。
走行制御の絡むアップデートでトラブル出ると対処できないし。
ショップ作業(有料)となると単機能な専用端末の方がシンプルで確実、と。


アップデート時は車体を水平に保ってクランク位置も指定される。
トルクセンサーとか色々初期化してるようで条件シビア。
写真は端末のLEDが赤表示でエラー。
ディスプレイ端子外すの忘れてた、、、
正しく実行されると青LEDが交互にチカチカ。
1、2分で両方点灯すると完了。


同様にCF1もファーム書き換え。
こいつはペダルを立ち漕ぎレベルで強く踏むとアシストが弱る現象が出てた。
どうやらトルクセンサーの検知範囲を超えた時の出力計算ミスだったらしい。
最新ファームではセンサーの範囲超えは上限値としてアシストが出るようだ。
強いトルクを検知できるセンサー使って欲しいとこだがカテゴリ的にしゃーないか。
常識的な坂なら問題ないはず。


新型カラー液晶ディスプレイ(1.6万+税)。
以前の巨大ディスプレイは自転車倒すと一番に地面にあたって崩壊する。
このぐらいのサイズが適正だと思う。

でも表示のセンスはイマイチ。
走行時に何を見たいかで表示サイズの優劣があるべき。
アシストモードなんて常時表示しとく必要ない。
バッテリー残量も常時は気にしない。
走行中にチラ見するのは圧倒的に速度。
付属情報としてケイデンスとパワーあたりか。
その3つを画面目一杯使って大きな文字で表示して欲しい。
走行中にどーでもいい情報は切り替えて表示でも問題ない。
表示デザインを複数から選べるとベターかなぁ。

まー、結局のとこは速度見えたら困らないけど。

いじくってて気づいたけどオドメーターが0に戻ってる。
ファームアップ時に旧情報を拾ってくれなかったようだ。
あと操作のビープ音も消せないっぽい。
操作するとピロピロ音が出るのOFFにする選択肢欲しいところ。

つーか、そもそも電源切る前のアシストモードを覚えてて復帰して欲しい。
毎回アシスト0からボタン操作してピロピロやるの無駄。
操作の必要なければ音も出ないし。


このディスプレイの最大の利点はUSB端子(USB-C)があること。
ライトやiPhoneの給電はこいつで可能。
モバイルバッテリー地獄から脱出できる。

でも、他メーカーでも同様だけどUSB端子が横にある構成は難あり。
USBケーブルを接続するとどーしても横にでっぱってブサイクになる。
直角のL型コネクターで緩和したいのだがUSB-C用は見当たらんなぁ、、、
なんか流用して自作しないといかんレベル。
基盤の都合だとは思うが、USB端子は接続した時の状態も考えて構成して欲しい。
ディスプレイ背面にあると下に逃げるから見た目がスマートなのだが。


個人的に都合がよかったのはiPhoneとギリギリ被らないこと。
以前のディスプレイでは速度表示がかぶって見えなかった。
こいつはギリギリセーフ。
Googleマップと車両情報を同時にチラ見できる。


よく聞かれるのでスマホマウントの状態も載せとく。
ハンドル軸上に外装用の両面テープとタイラップで力技固定。
ステムは35mmに変更してる。
この条件で上記の位置関係。
ステムがノーマルならもっと余裕ある。


操作ボタンはシンプルなタイプに変わった。
配線が短いのでハンドル幅広げてるから端まで届かなかった。
純正ハンドルでぴったりなんだろな。


完成!
見た目は初期型、中身は最新PSA1。

そこら中のパーツが標準と違うのでそもそも謎PSA1だが、、、(^^;


走行フィーリングは激変した。
初期型の荒っぽくムラのあるアシスト制御は消えた。
グォングォン音もしない。
静かで滑らかなアシスト。

滑らかすぎて初期型の荒い制御に慣れてると物足りない。
ガツンとこないので出力弱いのかと勘違いしてしまう。
でも速度は出てる。
むしろ20km/h超えの領域では規制ギリギリまで足そうとしてる感触。

良くも悪くも足裏連動感が上がった。
非常に自然な感じになった。
旧モーター&制御ではガツンと過剰に出力されたり唐突に弱ったりと荒っぽかった。
それゆえに登り坂なのにグイッと押される感があったり独特な面白さがあった。
そういうイレギュラーっぽいのは綺麗に調教されてる。
ペダル入力に連動して過不足なく自然にアシストされる。
ちょっと寂しいけど自転車としてこの方向が正しい。
自分の脚力で登ってると錯覚するフィーリングが大事。
出力は出てるので同じ速度で登れる。

今売ってるPSA1は見た目は以前のと同じだけどフィーリングはだいぶ違うわけだな。
カラー変更だけに見えるが走行感はだいぶ違ってきてる。

残念ながら制御に微妙なタイムラグがあるのは同様。
コントローラー同じだから超えられない壁。
この辺はコストバランスの壁か。

E-BIkeが気になるけど悩んで買えてない人にはPSA1をお勧めする。
20万予算でこれほど広範囲に遊べて活用できるE-Bikeは他にない。
そしてPSA1で遊び倒すことで自分が望む本命の方向が見えてくる。
そのままPSA1が本命になることも多いと思うけど。

で、キッカケとなったフリーの異音はリアの丸ごと交換で解消。

しかし、、、
その異音が解消したことで高負荷時にクランク付近から異音出てることが判明。
こっちは高負荷時のみ。
傾斜のキツイ登坂時に踏み込みトルク増えるとペダルに連動してカキコキと金属音がする。
うーん、また原因探しか。
BBのとこバラして探ってみるか。
何か緩んでる程度であって欲しいが。


金属音はサスリンクの付け根からだった。
グリスアップして退治。

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