2022.08.19
電気系の難題を片付けたので次は自転車本来のカスタムに手を付ける。まずは乗車ポジションと乗り心地の確保。これが整わないとマトモに走れない。体に触れる部分のパーツを交換しつつ乗り心地と好みのポジションを確保する。 5年かけてPSA1で確立してるので大枠の方向性は決まってる。同じように整えつつ再確認と若干のクオリティアップを狙う。一部のもう入手できないパーツはPSA1から移植するが、PSA1側も成立するように代替えパーツでバランスを取る。 まずは動きと乗り心地に限界があるリアショックA5-RR1の変更から。PSA1で使ってた軸長5.5インチのFOX Floatを移植する。PSA1を買った2017年に購入したが今はもう軸長6.5インチ以上しか存在しない。スペアを購入しなかったことが悔やまれる。 絶版がわかってたら追加購入したのだが、日本のWebサイトが5.5インチを掲載したまま更新されてなかったのが致命的だった。ラインナップとして存在してる状態だったのでそれを信じてた。そしていざ追加購入しようとしたらとっくに絶版してて本社在庫も流通在庫もなし。どーにもならなかった。 Foxは個人的に特性の相性はいいのだが購入の相性が極端に悪い。RZ120の頃は行ってたショップが意地でもFoxを取り寄せてくれなかった。他メーカー製品で大きなロスした挙句に他店でFoxを取り寄せ(RZ120適合の長さのみリモートモデルが無くてゴタつく)。 TRS2AMの時は最初は適合するFOXは無いって判断された。が、調べるとあった。インチではなくミリで記載されてる方。それを購入したが翌年にはラインナップ落ちで消えた。またもスペアを買えず。この相性の悪さはなんなんだ、、、 PS1購入前の段階でSNS繋がりの人から「PS1のショックマウントは22mmだ」という情報を得た。PSA1は前後とも24mmだがPS1はフレーム側が22m。マウント部分はパッと見は24mmに見えるがシャフトが通る付近は少し内側に飛び出てる。その内寸が22mm。知らないとハマる。情報共有できるユーザーつながりは大事。 ちなみにBESV JAPANも把握してなかった。PSA1含めて全部24mmだと思ってたようだ。純正の構成しか触らんから気づかんのだろうな。他メーカーショックに交換するためにマウント幅を実車計測すると気づくって感じ。ショック変えるユーザー側では気づくけど、わざわざ再確認しないからBESVは知らないまま、って感じか。 有益な情報のおかげで先回りして交換用のレデューサーを入手。元のレデューサーを抜くのに四苦八苦。なんとか入れ替えた。 無事にFox化。やっぱこれだねぇ。一瞬でリアの動きが整った。 PSA1の方は純正のA5-REに戻す。このショック、改めてエア調整して乗ってみるとPS1についてたA5-RR1よりリバウンドの戻りが早い感じ。結果的に底付きしないギリギリで調整すれば体感的にソフトでそこそこ乗り心地よく走れる。 もっと悪い印象だったのだが時間経過で少しマシになったか?当時のエア圧調整がいい加減だったから底付きしないギリギリを追求できてなかったのかもしれん。まーダートを含めた総合性能でFoxには遠く及ばないのは変わらんけど。 おもちゃペダルも交換する。 PSA1からの移植。絶版のSAINTな上に軸部分は新しいパーツで補修してある。なので本来はゴールドアルマイトな部分がシルバーになってる渋いレアペダル。これも代わりがきかん。 PSA1には眠らせていた三ヶ島のFD-7をおごっておく。ダホンの頃に使ってたフォールディングペダル。当時お気に入りで使ってただけあって今使っても違和感なし。靴裏に過激に食い込むネジスパイクが必須なことをしなければこのペダルで問題ない。折りたためるので車に積む時には重宝する。 ハンドルはPSA1で使ってたチョイ怪しいカーボンハンドルと同じのがもう1本あるのでそれを使う予定にしてた(当時、スペアで買ってた)。が、在庫パーツをゴソゴソしてたらFORMOSAのカーボンハンドルが出てきた。 すっかり忘れてたが、TRS2AM買った当初にショップでデモ車から外したのを格安で買ったやつ。実際に使ってみてもう少しライザーの大きい方が良いって結論になったのでFORMOSAの30mmに買い換えた。そこからずっと眠らせていた。 怪しいカーボンハンドルと比べてみるとライザーはほぼ同じ。ヨシこれ使おう。FORMOSAのカーボンハンドルをPS1に採用。かなり贅沢だな。 目盛り書いてくれてない辺りまで豪快にカット。幅620mmぐらいに縮める。MTB基準では狭いがPS系としてはかなり幅広。PSA1時代にMTBライクにダート入る前提で色々試してこの辺に落ち着いた。広けりゃいいというモノでもない。20インチ&小柄な車格とのバランスではこの辺が落とし所。 ステムはテキトーに買った安物の35mm。この長さは好みの世界。タイヤ径が小さいのでステムで前に伸びてハンドル固定してるとタイヤ中心とハンドル軸の位置がズレてる感じがして気持ち悪い。個人的にハンドル軸線上にタイヤ中心があるイメージがしっくりくる。タイヤ径が大きいと誤差の範囲なのでステム長くても気にならんのだが。 ポジション補正の意味もある。PS系は1サイズなので乗車ポジションはMサイズ相当で構成されてると思われる。車体は小さいのにポジションは私にはやや大柄で標準ではハンドルがちょっと遠め。ハンドル幅を広げるとより遠く感じる。ステム短くすればハンドル位置が近づいて一気にしっくりくる。一石二鳥。 そしてハンドル高さも下がる。標準のステムは角度がついてて上方向に伸びてる。そのぶんハンドルの固定位置は高い。35mmに縮めることでハンドルの固定位置自体が下がる。さらにFORMOSAハンドルでライザー量は純正ハンドルより小さくなりグリップ部分は下がった。そのダブル効果で個人的には純正オプションのショートステム(ハンドル軸を50mm以上下げるやつ)を使わずに許容範囲の高さになってる。 個人的にアップライトなポジションが好みなので、この程度ではまだ高いと感じる人は多いとは思う。もう10mmぐらい下げてもいいかなぁと思うけど、ショートステムに変えると50mm下がるとこからスタートなんでこのパターンとは相性悪い。 FORMOSAカーボンハンドルのPS1、クールだ。 ハンドル周りの各種小物類も付けた。ライトはTRS2AMから外したモノ。TRS2AMをSUPERNOVA M99 MINI PROに変えたから打ち出されたやつ。余ってるパーツを有効に活用してる。 グリップはお気に入りの細身のモノ。指が短いのでこれより少しでも太いと違和感がある。TRS2AMの標準グリップがこれより直径で2mm近く太くてボツった。太めとか形状が変わってるグリップは握りきれない感が気持ち悪いんだよなぁ。ちなみにグローブの手の内側のとこに厚めのゲルクッションがついてるやつも馴染めない。指の長さが普通サイズの人には関係ない話だと思うけど。 お約束のミラーも装備。もうこれないとよー走らん。無い自転車に乗ってもこの位置を頻繁に見てしまう。 サドルはいつものやつ。シートポストはPS1はヤグラ部分が2本ネジで調整できるモノがついてて形状もカッコいいので純正のままでサドルだけ入れ替えた。サドルバッグやテールはPSA1で使ってたモノをそのまま移設。 乗り心地とポジション出しした段階のPS1完成。走行性能に直結するタイヤ、ブレーキ、ギヤ周りはまだノーマルのままだけど、ポジションと乗り心地が整うと一気に走れるようになるなー。 走行性能部分は不満感じながらでも走れるけど、ポジションや乗り心地が悪いと走る意欲自体が削がれる。もはやフルノーマルそのままでロングとか走る気がしない。まずは自分にしっくりくるポジションと違和感感じない乗り心地の確保することが大事。その重要性を再認識した。 これで走れるようになったのでPSA1からPS1に完全に移行。走行性能部分は使いながらコツコツと変更を加えていく。 |
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ポジションと乗り心地関連のパーツ変更
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