![]() 2019/11〜2020/11まで使用してた機体。 (DJI MINI 2に乗り換えて知り合いに売却) ここ1年は空撮のモチベーションは下がり続けていた。 PHANTOM4 PROのみで細々と運用してはいたが、 世の中的にドローンは悪者が定着。 規制は形ばかりで申請する代行業者が儲ける構図。 難解な包括申請すれば都度の申請なく飛ばせる。 代行屋に金を出して頼める人が飛ばせるだけ。 安全性には直結しない規制。 なんだかなー。 形骸化してしまった状態がマズいと思ったのか、 2019/9には規制が改正されてルールが追加。 包括申請してても都度事前に飛行ルート登録が必須化。 もう何をやってるのかわからない。 申請の代行コストに加えてフライト毎の手間まで追加。 手軽さのカケラもなく現地での飛行場所変更すらできない。 ドローンを使うメリットを全力で潰してる状態。 さすがにウンザリ。 田舎では実害少ないものの気分的にダウン。 もう手軽な撮影分野の未来は潰れたかと思ってた。 そんなタイミングでDJIが本気出してくれた。 199gのドローン(海外版は249g) 小型無人機に該当しないMAVIC MINI。 DJIストアでの発売開始と同時に予約。 いろんな意味で新しい時代になった。 航空法で定義する無人航空機の対象から外れる機体。 200gより軽いおもちゃラジコンを飛ばして問題ない場所ならフライト可能。 自分の土地や所有者許可があればフライトできる。 そして夜間でもフライトできる。 つまり昔に戻った。 ※重要施設や空港周辺の航空法規制はおもちゃラジコンも対象です。 ![]() 単に昔に戻っただけではない。 実際に199gの機体。 万が一の事故時でも被害リスクは小さい。 だからこそ小型無人機の定義から外れている。 ※万が一の話で絶対に事故発生させないことが前提。 その重量内で3軸ジンバル搭載。 画角24mm相当のカメラ搭載。 コンデジレベルの画質だがこのサイズなら立派。 GPS、ビジョンポジショニングも搭載。 糸で吊っているかのような安定したホバリング制御。 理解が追いつかないほどの驚異的な技術進歩。 ただし衝突回避センサーはなし。 事故率はパイロット依存。 操縦ミスで衝突や墜落させることのできる機体。 事故時の被害は小さいけど事故を発生させないという意味では後退。 この重量とサイズでは仕方ないところだが、、、 当然ながらアクティブトラックもない。 飛行能力や安定性は最新ドローンだが自立的な機能はPHANTOM3時代に戻った。 ![]() 可搬性はもはや究極。 カメラバッグの奥にすっぽり入り込んでしまう。 199gの軽さなので存在感がない。 ![]() おもちゃドローンなら200gより軽いものはある。 最近ではマイクロドローンの分野もある。 しかしそれらは操縦して遊ぶことがメイン。 高度な撮影ができる機体は存在しなかった。 MAVIC MINIは上位機に遜色なく撮影できる。 飛行パワーや撮影の画質面ではだいぶ劣るが、撮影自体の質としては同等。 飛ばして遊ぶおもちゃドローンではなく撮影機材である。 技術の進歩は素晴らしい。 ![]() ![]() ![]() 画質は安物コンデジレベル。 夜にも飛ばせるが高感度特性はさすがに辛い。 暗いとこの絵はPHANTOM4 PROに遠く及ばない。 それでも十分に実用範囲ではある。 フライト条件の緩さとリスクの小ささを考えると総合的にはMINIの方が高バランスかもしれない。 ![]() 気負わずに空中に置けるカメラとして活用していこうと思う。 日没直後の夕焼けと夜景を撮ってみた。 暗いとビジョンポジショニングが効かない。 離着陸で機体が流れやすいので当て舵で安定させる腕が必須。 ポタリング途中で人がいない良い場所あったらちょっと空撮という使い方。 初代MAVIC PROでも同様のことはできた。 でもMINIの方が持ち運びの負担が極端に小さい。 持ってきたから撮らなければというプレッシャーがない。 撮る場所なくて使わずに帰っても惜しくない。 その気軽さが最大のメリット。 ポタリングの標準装備になりそうだ。 |