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3年半ぶりにRZ120に乗ってみる

2024年 10月05日

今夜は3年半ぶりにRZ120を引っ張り出した。TRS2AMがフォークのオーバーホールとかハブの組み替えとかでドック入り。しばらく時間かかるのでその間のトレーニングにRZ120を使ってみようかと思いついた。

コロナで王滝が中止になってから以後6月王滝は消滅。時間経過と共にE-MTBに移行したので、もう人力MTBで走る意欲は完全に消え失せてる。RZ120ってどんな感じだったっけ?という状態。放ったらかしだったけど各エアーが抜けてる程度で特に問題なし。エアーを入れてチェーンに注油ぐらいで復活。Di2は数ヶ月毎にモバイルバッテリー繋いでたからバッテリー残量も問題なし。

最大の問題はライト。とりあえずお手軽に2018年ごろに買ってたWise280を使ってみるが、、、カットライン出てるけどスポットライトだな。真っ直ぐ走る時には使い物になるが横はさっぱりと見えない。もはやこんな視界では夜ポタをする気にならない。最低でもTRS2AM純正ライト、できればSUPERNOVA。夜に心地よく走るならライトは最も重要だと再認識。

乗ってすぐに感じるのが軽いけど走り続けにくいような体感。スピードメーターが無いので速度はわからんけど巡航時の爽快感があまりない。RZ120ってこんなんだったけ?

ここ最近はMSBRのトレーニングとしてTRS2AMをアシストOFFで乗る機会が多かったのだが、その感じよりも巡航時の体感がよくない。実際の速度は出てるのかもしれないけど心地よくない。発進時や低速からの再加速とかはRZ120の方が軽快だけど、巡航時の体感がなんか違う感が強い。26インチと27.5インチの差なのかも。

あとハンドルが神経質。これも巡航状態のイマイチ感に影響あるのかもしれない。ジオメトリーの違いなのかTRS2AMに比べて常にフラフラしやすい。

キャノンデール RZ ONE TWENTY(RZ120)は、安い価格帯のフルサスオールマウンテン。その前に買ったRIZE4がスイングアームの溶接部分からクラック発生。保証で交換しても再度同じ場所にクラック発生。最終的にメーカー対応で後継モデルRZ120のフレームに交換というややこしい経緯がある。結果的にフレームだけRZ120であとのパーツはRIZE4という構成になった。ま、そこから各種パーツは変更しまくってるのでフレーム以外はFOXやXTRまみれになっちまってるのだが。

もはや自転車としてはイマイチ感だらけなのだが、唯一今でも圧倒的なトップレベルの性能なのがXTR-Di2。フロントトリプルのシンクロシフトは最新ディレーラーを寄せつけない。フロントディレーラーとリアディレーラーをDi2が自動制御。あたかも15速のフロントシングルであるかのように振る舞う。1速分のギヤ比変化が細かい上に、超激坂登坂に対応する軽いギヤと40km/hでも踏めるギヤ比を両立。個人的にはこれを超える変速ギヤは見たことがない。

素晴らしい技術なのだが、レース用途だとここまでのワイドなギヤレンジは不要なのでフロントシングルの12速で事足りる。私のようにトレイル〜舗装路バイパスまでどこでも走るサイクリング用途には最高なのだが価格も最高すぎて普通の人は買わない。そんな事情からか他につけてる人を見ることなく消えてしまったようだ。

フロントディレーラーの動きがこれまた素晴らしい。変速の確実性を高めるために一時的に少し行き過ぎたとこまでディレーラーが動き、チェーンがかかったタイミングで定位置に戻る。構成的にチェーン落ちのリスクがあるフロントトリプルだけど今までに1回もチェーン落ちしたことがない。

リアディレーラーとフロントディレーラーの連携も素晴らしい。フロントディレーラーが変速すると同時にリアも変速して「次のギヤ比」にするのだが、微妙にタイミングをズラしてペダリングとして若干トルクを抜いておけば違和感なく切り替わる。フロントが切り替わる前に「ピピーッ」とDi2が知らせてくれるのもありがたい。

軽いギヤ比のある仮想15速+26インチなので坂でのギヤは選び放題。遅いけど登れる。でもフラフラする。人力登坂に限定しても今となってはTRS2AMをアシストOFFで登る方がしっくりくるなぁ。やっぱこの時代の人力MTBはジオメトリーの面で個人的には終了な感じ。

ま、登坂トレーニングには使えなくもないのでTRS2AMが戻ってくるまでは代わりに使うか。
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