油圧ディスクブレーキに交換

トップ > 自転車の話 > BESV PSA1 > 油圧ディスクブレーキに交換



PSA1のブレーキはワイヤーディスクブレーキー。制動力は問題ないけど初期作動の感触が悪い。RZ120のブレーキはXTRなので乗り換えた時の落差も極端。できれば油圧ディスクに交換したい。


都合いいことにRZ120に最初に付いてたブレーキがある。シマノの下の方のグレードでレジンパッドのみ対応のやつ。これを有効利用したい。

RZ120の時にレジンパッドの消耗の早さがイヤでXTR+メタルパッドに移行したものの、最近はメタルの鳴きの酷さに幻滅気味。レジンをマメに交換した方がマシか、って価値観になってきた(XTRも次はレジンパッドを試す予定)。なので、レジンパッド専用キャリパーで問題なし。

モノはあるけど、オイルラインを自分で作業するのは敷居高い。規格分かっててポン付けできることが確定してるなら、頑張って必要小物調べてチャレンジするけど、なにせ別の自転車に付いてたモノ。知識不足で規格もよくわからん。

どっか持ち込みで、と思うが、ディスクブレーキ系の知識豊富で自転車と中古パーツ共に持ち込みOKなとこ&適合不明の面倒な交換作業やってくれそうな店は思いつかず、、、

そんな感じでズルズルと放置状態だったけど、最近になって近くにMTB系に詳しい「誉自転車」を発見(OPENして1年ちょっとらしい)。相談したら持ち込みOKだったので交換作業をお願いすることに。MTB話が通じるのが心強い(PSA1はMTBじゃないけど(^^;)。


自走でPSA1を持ち込む。ありがたいことに、ここは時間あるときなら直接作業してくれる。あーだこーだ言いながら作業見れるので勉強になる。

コネクター外して解除してたエレクトリックブレーキの配線は、持ち込み前に端子を封印してモニターケーブルと束ねて処理した。


整備性良さそうな巨大スタンドにシートポスト固定で吊るして作業開始。まずはフロントをサクッと交換。純粋に付け替えだけでOKだった。でもオイルラインはわりとギリギリ。車体大きいRZ120からPSA1への交換でギリギリとは思わんかった。ハンドル位置が高いのが影響してるっぽい。


お店の中。棚にポツポツとMTBパーツがあるの新鮮(^^;さすがに販売してる自転車は舗装路用が中心っぽいけど。

店主はハードテール派の下り専門とのこと。自転車乗ってる自転車屋はこの辺では少数派、ましてやMTBとなると聞いたことがない。相談しやすくてありがたい。


さて、リア側に取り掛かる。リアはラインがフレームとスイングアームの中を通ってるので厄介。ショック外してスイングアーム位置を調整しつつ元のワイヤーを撤去。

ここで問題発覚。リアのオイルラインの長さが足りない!なんとPSA1の方がRZ120より10cmぐらい長い。長すぎると切らないといけない、って想定してたのに逆だった。

オイルライン自体を交換するしかないけど、店にある在庫との適合がハッキリしない。でも、サイズ的にはいけそうな感じなので強引に交換決断。


オイルラインをフレーム内通すの一苦労。ライン通ったのでスイングアームを元に戻す。接続部分の適合も問題なさそう。オイル入れてエア抜いて動きOK。



外してたパーツ取り付けて完成!

帰り道の平地ではブレーキの感触は問題なし(雨模様だったのでおとなしい走りの範囲だけど)初期作動のタッチは普通に油圧ディスク(当たり前か)。当時のままの減って汚れてるパッドなので掃除してから、晴れた日に山道でテストしてみよ。

【追記】2018.9.14 山道の下りで色々試した

パッドを掃除してから近くの山道でテスト。最初フロントが効きが弱くてキーキー音出てたけど、パッドのアタリ面の問題だったらしく少し使うと音消えた。と、同時にすごい効きに。

フロント、リアともに申し分ないタッチと効き。ほとんどRZ120+XTRと変わらん。激坂下りでも指一本で問題ない。しかもロック寸前を正確にコントロールできる。

ワイヤーディスクでも制動力に問題なし、って思ってたけど訂正。あれは必要最低限の制動力。油圧ディスクで乗ったらもう戻れない。山道走る人にはオススメ。


【追記】2018.9.15 マトモな山でテスト

14日に引き続いてマトモな山でテスト。標高400mぐらいのとこ。下った側は10〜15%傾斜が続く。

やっぱり、「メチャメチャ効く」
連続激坂下りでも減速や止まることに気負いがいらない。軽い力でレバー操作すれば、スーッと簡単に速度が落ちる。

コントロール性能も問題ない。路面濡れてたけど、激下りのヘアピンをブレーキ繊細に引きずりながら一定速度で旋回するシーンではワイヤーより圧倒的にコントロールしやすい。制動力だけでなくコントロール性の面でもオススメ。


【追記】2018.9.17 ほぼPS1に近くなってしまったが

油圧ディスクブレーキに交換したことで、スタンドはすでにPS1用だし、フレーム以外はPS1と同じ構成になってしまった。

最初からPS1選んだ方がよかったのか?という気もするが、ミニMTB的な使い道なので交換パーツが多いのは同じ。やっぱりPSA1で正解だったと思う。財力に余裕無いのに無理すると遊ぶ方のお金が足りなくなる。バランスが大事。

これから購入を考えてる人へのアドバイスとしては、

・ずっとメイン自転車として使うならPS1
・将来的にサブ自転車になる予定ならPSA1

の選択がベター。PSA1をじわじわと育ててもいいけど最後にフレーム問題にぶつかる。後からアルミフレームをカーボンに変更はできない。性能追求してメインで使う前提なら思い切ってカーボンフレームを選択した方が後で悩まずに済む。

でも、最終的にサブ自転車程度で使うならアルミで何の問題もない。ブレーキを油圧ディスクに交換すればPS1とは僅差。そんなわけで、将来的にマトモなフルサスE-MTBを狙ってる身としてはPSA1でほぼベストだった。

トップ > 自転車の話 > BESV PSA1 > 油圧ディスクブレーキに交換
油圧ディスクブレーキに交換 COPYRIGHT 1996-2024 E-NAYA
Powered by WPMS