FORMOSAカーボンホイール

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2021.02.13


人生初のカーボンホイール。まさかここへ行き着くとは思わなかった。

TRS2AMを購入後にカーボンハンドルを買った誉自転車でデモ車から外したばかりのを安く売ってもらった。それがYurisオリジナルブランドFORMOSAのハンドルだった。

FORMOSAはポルトガル語で「麗しき島」。
航海中のポルトガル人が緑溢れる台湾を発見して感激し、
「イラ・フォルモサ(Ilha Formosa)」
と呼んで称賛したので台湾の別名になってる。


最初にハンドル買った時は知らないブランドでなんとも思ってなかった。その後、ライズ30mmのFORMOSAカーボンハンドルを追加購入。ボジションバッチリで感触もよくて大満足。だったが、、、事故でハンドルをパーにされる

次の生産分のライズ30mmを再注文。タイミング悪いはざまで入荷まで半年待った、、、でも新しいデザインはさらなるお気に入りになった。この頃になるとFORMOSAってブランドは頭に刻まれた。


TRS2AM標準のホイールは車体価格から考えて安物と思われる。たぶん重いがEバイクなので困りはしない。でもRZ120ではXTRのホイール使ってたのでハブも含めて物足りない。Di2の12速が出たら良いアルミのホイールに変更するか、と妄想してた。

しかし、Di2の12速は出る気配がない(開発してないらしい)。諦めてXT-Di2 11速化したので12速に興味なくなった(機械式はいらん)。ハブ変える必要がないのでホイール交換も縁がなくなった。

はずだったが、、、誉自転車で見たFORMOSAのアルミリムのデザインが妙に気に入った。なんかいい感じだなぁ、と去年末ぐらいから色々聞いてた。

気にしてるとホイールについて調べるわけで、標準のリムは今時のワイドの流れからはやや細めだということに気づいた。TRS2AM標準のリムは内幅27mm(外幅34mm)。ロケットロン2.6幅はリム内幅30〜40mmを想定してるらしい。リム幅をもっと広げて内幅30mm以上にしたいなと思い始めた。将来的に2.8インチ幅を使うかもしれんし。

今年になってアルミリムの前提であーだこーだと検討してたら、
「カーボンもあるよ」
って話になった。

価格聞いたら、まー高いわな。でもバカみたいな額じゃなくてカーボンとしては妙に安い。

軽いのかな?と思って聞いたら、
「軽さで選ぶモノじゃない」
と一喝された。

MTB的にはカーボンは剛性と強度を求めて選ぶモノらしい。アルミでは凹んでしまう衝撃でも壊れないようだ。激しいことする人は結果的にカーボンの方が安くつくとのこと。そっちの性能が前提だから軽さの恩恵は少しだけ。

その時はふーん、って程度だったが、詳細を調べていくとアルミリムは内幅30mmのみ。カーボンは内幅32や35mmなど細かく用意されてる。どっちの製品が主軸かが如実に現れてる。FORMOSAブランドとしてはカーボン推しなんだろな。剛性や強度だけでなく振動特性や重量もアルミより優れてる。コスト以外でアルミを選ぶ意味はないようだ。

ネックはそのコスト。カーボンリムはアルミの7倍の価格。ホイールとしての総額で3倍ぐらい違う。でもFORMOSAのは他メーカーと比べると圧倒的に安い。有名ブランドだとさらに倍って世界。

だいぶ悩んだが、ここでカーボン選ばなかったらたぶん一生使う機会はない。人生には決断の時がある。
「カーボンじゃ!」

ってことで、FORMOSAのカーボンリム内幅35mm(外幅42mm)FORMOSAのブースト対応ハブ(良いベアリング使ってるらしい)に決定。スポークとか細かいのはおまかせ、って感じで組んでもらった。

今年のカスタム予算を年初めに使い尽くした気がする、、、


ちょっと持っただけでわかる明らかな軽さ。軽さで選ぶモノじゃないと言われてもやっぱり軽い。標準のが激重なのかもしれんが。


交換作業。タイヤに加えてスプロケやディスクも引越し。それなりにゴタゴタする。


頼りになる工具。アストロプロダクツの自転車工具セット。使えるレベルの工具をギリギリの安価で揃えた構成。さすが工具屋のオリジナル。コスパ高い。

せっかくなので同じ条件で重量を比べてみる。
まずはリア側。

TRS2AM標準のアルミホイールとハブとフリーの重さは、
1355g


FORMOSAカーボン+FOMOSAハブ+フリーは、
993g

362gの差

うーむ、えげつない。ジュース1本分も違う。幅太いからボリューム大きいのに持つと逆転して異様に軽い。常識的な感覚に合わない重量感。軽さで選ぶモノじゃなくてもこの軽さなのか。

フロント側も測る。

TRS2AM標準は、
1185g


FORMOSAカーボンは、
847g

338gの差

フロントもほぼジュース1本分軽い。Eバイクは軽量化とかの影響は少ないとは言うものの、バネ下の回転系がここまで変わればだいぶ印象変わるはず。


元々の目的だったリム幅の違い。ビード位置が8mm幅広になる。そのぶんエアボリュームが増える。サイドが立つことでよじれにくくなりタイヤ部分の剛性が上がる。という理屈だが、同じホイールで幅だけ変えて比較しないと真相はわからん。ミーハー的にはタイヤ幅が太く見えるようにななる。


交換時にハマったのがこれ。FORMOSAハブに採用されてるフリー。1.85mmのスペーサーが付属してた。

誉自転車には11速なら外して使えと言われた。8速とか9速のスプロケ使う時のスペーサー。言われなくてもそう思う。疑いもせず最初から外してた。

しかし、外して11速スプロケを入れて組むと変速が合わない。フリー位置はハブ毎にズレるもんだ、という話なので、ディレーラーの基準位置を調整する。でもどーにも合わない。Di2の調整限界の1.6mmまで動かすと変速はできるがガラガラいう。

どーにもおかしい。いろいろやっててスペーサーを思い出した。もしかしてあれは必要なのでは?

再度バラしてスペーサー入れて組み直してみる。するとギヤ位置はピタリと合った。Di2の調整位置はデフォルトのセンターで合う。

誉自転車に再度確認しても、そんなはずはないってことだったが、実際にスペーサー付きで位置があってる。外すと1.85mmずれる。片側1.6mmまではディレーラーで調整できるが1.85mmズレると規格外。シマノディレーラーの調整範囲を超えるので正しく変速できない。どう考えてもスペーサーを使う前提になってる。

考えてみると1.85mmのみ付属してることがおかしい。枚数少ないスプロケ用のスペーサーなら1mmのもいる。10速だと1.85mm+1mmの2つが必要。8速、9速だと1.85mmのみ。1.85mmだけ付属してる時点で筋が通らない。

フリーの先端からの差し込み深さを測ってみると、TRS2標準のフリーと1.85mm違う。FORMOSAのは差し込みが長い。やっぱり1.85mmスペーサーを使わないと長さ自体が合わない。

じゃあスペーサー無しの状態の規格って何?そんなの存在しない。謎でだいぶさまよったが、見つけた。
ロード用の11速!

つまり、FORMOSAハブが採用してるフリーはロードとMTBの両対応と思われる。MTBの11速で使う時は1.85mmスペーサーで位置を合わす。ロードの11速ならスペーサー無し。MTB用のハブに1.85mmスペーサー付きで売ってるから合ってるのだが、そう書いといてくれよ、、、悩むだろ。


かなり時間を費やしてしまったが交換完了。タイヤを太いのに変えたようなボリューム感が出た。

ちなみに個人的なこだわりでチューブでの運用。タイヤがチューブレスレディなら問題ない。チューブレスにすると気軽にタイヤ交換できないので苦手。シーラントのベタベタも嫌だし。


試走してみるとだいぶ軽快になった。さすがにバネ下の回転系が700g軽くなった恩恵は大きい。

一番わかりやすいのはアシストOFFでの発進加速。発進時のもっさり感がだいぶ緩和された。E010地獄の時にこのホイールだったらだいぶ楽だっただろな。

まーでもその領域はSTEPSが正常ならHIGHモードで走るから誤差となる。加速に恩恵あるはずだがSTEPSパワーの方が大きすぎて体感不能。発進2秒で20km/hは変わらず。

違いが出てくるのは22km/h以上のアシスト外。重い人力MTBに戻るので回転系の重量は効いてくる。踏んで一時的に加速するときの限界感がだいぶマイルドになった。以前より少し速い領域まで速度を上げれる。速度的に少し無理ができる感じ。

巡航速度はそんなに変わらないかな?少しは上がってそうだけど厳密に比べないとわからない程度。ちょっと速度落ちても踏み足す感じは少し軽くて余裕がある。

体感的な軽快さはだいぶ変わる。ハンドル周りの感触が軽快。回転系が外側中心に軽くなってるから効果は大きい。カッチリした剛性感を感じつつも軽いのが伝わってくる。

ただし、安定性と軽快感は表裏一体。重たいリムのジャイロ効果で速度出ると真っ直ぐ進む感は少し和らいだ。ハンドルに力入ると少しフラつきが出やすい。とは言ってもちょうどよくなったぐらい。元のが過剰にどっしりと安定すぎた。

段差を超えた時の感触も変わった。ドスン、ドスン、ドサドサ、って感じから、トン、トン、タタン、って軽い感じの音と衝撃になった。バネ下軽量化に加えてリム剛性やカーボンの振動特性の合わせ技効果。ダートでの感触もよくなってそうで期待大(^^)

あとフリーのラチェット音がうるさくなった。かみ合わせが細かいやつらしいが、ジーーー、って大きめの連続音。ペダル止めてる時だけなので慣れてくるかな?しばらくはこのまま乗ってみる。

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