TRS2 AMのスペック

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BESV TRS2 AMのスペック
メーカー BESV 本社は台湾(ダーフォン社)
日本法人はBESV JAPAN
年式 2019年 2019年8月23発売
早くから予約して2019/8/24に納車
型式 YCMT06(Sサイズ) 身長168cmにはSサイズがぴったり
全長 1900mm(Sサイズ) 車体全体はRZ120より少し大柄
全幅 760mm(Sサイズ) ハンドル幅がかなり広く設定されてる。体格的に合わない。高さも合わないので試行錯誤の結果、30mmライズのカーボンハンドルを710mmに詰めて落ち着いた事故でハンドル潰されたので再購入して720mmに変更
重量 23.2kg(Sサイズ) 少々重いがアルミフルサスとしては現時点では落とし所。競合車種と比べると軽くまとまってる方。。持ち上げると重いけど乗った体感は重量を感じない。アシストONだとRZ120より軽快。
フレーム BESVオリジナルのアルミフレーム Sサイズ。
インチューブバッテリー採用のデザイン性と実用性は素晴らしい。フルサスでありながらサーモスボトルが入る空間がある。ボトルエリアのあるフルサスE-MTBは2019/8時点でTRS2AMのみ。
フォーク Suntour Zeron35 150mm travel とりあえず遊べる能力。スプリング式でバネレートが高めのようだ。激しいオフでも走れる性能ではあるが初期作動が硬い。好みと違う動きだし乗り心地も良くない。

マルゾッキ BomberZ1に交換。FOXじゃないがFOX(外装が違うだけで中身は同じ)というマニアックなフォーク。一気に快適になった。やっぱりFOXの特性が肌に合う。
リアショック RockShox RS DLX RT 150mm Travel かなり珍しいサイズ。ハードに遊べる性能的に良いショック。激しく走るシーンではいい動きをする。でも私にはフィーリングが合わない。もっと初期作動をソフトにしたいのでFOXだな。

ついにFOX化。サイズが特殊で在庫なし。船便での入荷まで2ヶ月半のんびりと待った。動きは文句なし。これで足回りは完了。
変速 SHIMANO Deore 10speed ギア数が物足りない。ワイドすぎてギヤの繋がりがイマイチ。RZ120ではXTRトリプル(シンクロシフトで15s相当)使ってたので落差が大きい。将来的には12S化を目指したい。

Di2化して11速化。11-46を使うことで問題なくなった。12速はもういらないかも
チェーンリング 34T E-Bike専用品。スプロケと合わせて標準では落とし所の歯数。
スプロケ 11-42T バッテリー切らさなければ問題ないギヤ比。登れない坂はない。アシスト切っても10%以下の坂ならなんとかなる。アシスト領域外で使うギヤピッチがワイドすぎな感じ。もう少しギヤピッチを詰めたい。

11速、11-46でギヤピッチ問題は解消。46Tギヤより軽いのは不要
ブレーキ SHIMANO SLX Hydraulic disc まったく問題なし。素晴らしい制動力。ただしメタルパッドは鳴き出すと厄介。RZ120で使ってたXTRと同じパッドなのでスベアで持ってたレジンパッドに変更した。

XTの4ピストンに交換して強化
ディスクローター 前203mm、後180mm 重い車重をキッチリ止めてくれる。

前後ともXTローターに交換してリヤも203mm化。車重が重い上にCOHO XCを引くのでブレーキ強化は正義。
ホイール 27.5インチ 現在の主流サイズ。また29インチが流行りかけてるようだけど個人的には見た目のバランスとして27.5が限界。

FORMOSAカーボンホイールに変更
タイヤ MAXXIS MINION 27.5×2.6 下り系の過激タイヤ。ロングも走る身としては本気すぎて無理。納車と同時にシュワルベのロケットロンに変更。RZ120で使ってるレーシングラルフがベストだがサイズがない。2.6インチ幅が追加されることを願いたい。

エアボリュームアップを狙ってロケットロンの2.8インチ幅に変更。当初は2.6でも太いと思ってたが慣れた。
ドライブユニット SHIMANO STEPS E8080 70N/mのトルクを出すお化けユニット。デザイン性もいい。高ケイデンスで音がうるさいのと上限マージンが大きすぎて21〜22km/hでアシスト切れてしまうのが欠点。現時点では他に選択肢がないので仕方ない。

21〜22km/hでアシスト切れてしまうので平地だとアシスト外で巡航することが多い。結果的にHIGHモードでも異様にバッテリーが減らない。ゼロ発進の出力は強烈なので瞬時に巡航状態になる。巡航はアシスト切れてるので静か(個人的にはここ重要)。実際にはわりと都合いい特性かもしれない。登坂とかの低速&高負荷時は大トルクで底上げしてくれるのでストレスはない。

E010エラーになり復帰せず。E8080ユニット交換対応でオドメーターは0kmに戻った。エラーのユニットはシマノ解析になったが最終的に原因不明で終わった。うーん、、、

2022/3にまたE010発生。復帰はしたがE01022が記録されてることをBESVに伝えるとシマノ判断で交換対応になった。原因はトルクセンサー周りの組み付けの問題ということだが、1年ちょいサイクルで2回目だからなー、対策してるのだろうか?

バッテリー 36V 14Ah(504Wh) BESVオリジナルのインチューブ型。2.7kgと504Whの容量では最軽量な部類。PSA1のバッテリーより高密度。価格も他メーカーより少し安い。電気系パーツに強いのがBESVの魅力。

2020/7に追加購入して2本体制
2021/4にさらに追加して3本体制
充電器 出力42V4A BESVオリジナルの4A充電器。リュックに入れて運ぼうと思えるギリギリのサイズ感。減った状態からだと1時間で30%ぐらい回復するので出先での補充電に有効。
アシストモード 3アシストモード
(High、Normal、Eco)
PSA1の時と同じく基本はHighモード。NormalやEcoはわざとゆっくり走る時にしか使わない。人力自転車と同行したときに速度合わなさすぎてNormalにする程度。

たらたら走る平地ポタ走行はOFFでも問題ない自転車性能なのだが、、、E-Bikeに慣れるとアシストOFFで走ることは無くなる。Highで繊細にペダル踏んで贅沢にゆっくり走ることが楽しくなる。E8080はその繊細なペダル入力制御が可能。
走行可能距離 140km / 130km / 95km 獲得標高で大きく変わるのでスペックは参考にならない。実走行ではHighモードで山中心に半日は遊べる。平地中心だと無限に走れる。
うまく人間側に負荷を割り振る特性に加えて自転車性能がいいのでアシスト領域外で走りがち。結果的にエネルギー効率が非常にいい。近場をウロついてる程度ではバッテリーはさっぱり減らない。
淡路島ロングライド150で限界性能を確認。常時HIGHモードで余計な過負荷かけて遊んでも150km&獲得標高1200mを走れることを実証。

感覚的に平地がほとんど無い山方面のポタリングで70kmぐらいでバッテリー使い尽くす感じ。獲得標高は軽く1000m以上。結局のところバッテリー消費は獲得標高に大きく依存する。走行距離で比較してもほとんど意味がない。

あと、山方面を走る範囲ではECOとHIGHで走れる距離は同じ。かかる時間が違うだけ。電気モーターの効率は95%ぐらいなので理屈的に出力強さを変えても同じ電力量で到達できる位置はほぼ同じ。同じ人間負担で走ると差は誤差の範囲。ただし人間側が過剰に頑張ればバッテリー消費はセーブできる。ECOは出力弱いので人間が追加で頑張りやすい。
ライト 純正オプション カットラインの出ているオートバイ並みの高性能ライト。電源供給は走行バッテリーから。個人的にはライト革命
ライトのON,OFFがSTEPSメニューの中での操作で手順が煩雑。煩雑なだけなら許容範囲だが、走行中はSTEPSメニューへのアクセスが制限され、結果的に走りながらONできない。さすがにこれは早期に対策を望みたい。

USB充電ポート作ったついでにスイッチ付けた。防水じゃないけど実力で動くので純正版が開発されるまでこれでつなぐ。

スイッチ付きの新型ライト出た。発売と同時に入手して採用

ハイビーム、ロービームの切り替えができるSUPERNOVA M99 MINI PROを入手。まさに理想的なライト。真っ暗な峠道の下りも視界確保して安全に走れるようになった。
価格 445,000円(税抜)
※2019/8時点の価格
2019/8時点のフルサスE-MTBとしては高コストパフォーマンス。絶対的には高額だが本気のフルサスE-MTBとしては激安設定。
見えないところに安物パーツが使われてるがこの価格なら当たり前。それを差し引いても非常にコスパ高い。まとめ方のバランスが素晴らしい。

さらに重要なのは潤沢に生産されていて普通に購入できること。フルサスE-MTBは台数少なすぎて奪い合い状態で入手不能な車種も少なくない(2020/7時点)。欲しい時にショップで注文すれば普通に入荷する。当たり前のように思えるが自転車業界では珍しい。購入時のストレスが無いのは個人的には大事なこと。

不満点をパーツ交換していくと最終的には高額になってしまうけど、まずこの価格で買えて遊べることが重要。ダウンヒル遊びでも問題ない性能は確保されてる。後から変えることのできないフレームはデザイン性の高いインチューブ。バッテリーも最軽量のBESVオリジナル。当分は見劣りしない。

重箱の隅をつつくとすればカラーが1種類なので皆んなかぶることか(^^;

2022/1時点で499,950円(税込)。世界的な材料高騰などで少し値上がりした。それでもフルサスE-MTBとしては他社最新モデルと比べてもコストパフォーマンスが高くて見劣りしない。2年経過したがよーやく他社がインチューブバッテリーになって追いついてきたという程度。

2022/7時点で548,000円(税込)。材料費や輸送費高騰で着々と値上がりしてる。他メーカーも同様だが待ってるとどんどん高くなる。悩んでる暇はない。欲しいなら即買いした方が安くつく。


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